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 ご覧いただきありがとうございます!







 「地球」という星がある隣の宇宙は「ソイル」という星がある。

 「ソイル」というその星は「地球」とほとんど環境が同じであるが、魔法が存在し、文明の発達が遅かった。


 その宇宙には星の一つ一つに面倒を見る神が存在しており、その星も同様に守護している神がいた。

 ソイルの星を守護している神に名はセシリア。音の神だった。

 しかし、ソイルには魔法と同じように、地球には存在していない「魔王」という存在があった。

 魔王は神を殺す為に働き、星を滅ぼす存在だ。

 人々はその魔王に対抗する術がない為、地球から召喚されし勇者と聖女に魔王を討伐させていた。




 。・゜・(ノД`)・゜・。




 ビー、ビーとなる時計は、乱暴に力強く下された手により止まった。

 寝ぼけて半開きの瞳に映った時計の時刻を何十秒か見つめると、やっと目が覚めた少女は叫んだ。


「ふあ“あ”あ“あ”あ“あ”あ“!遅刻だあ“あ”あ“あ”!!!」


 長いプラチナブロンドの髪に、大きなアメジスト色の瞳を持つ少女は、乙女らしかぬ声をあげ、ベッドから急いで降りようとした。

 しかし部屋には書類や服や小物やらが散乱している為、それに足が取られて少女は盛大に転倒した。

 少女はイラついて綺麗なブロンドの髪を乱暴にかき上げた。


 急いで朝の支度をすると、朝食を食べずに自分の家から飛び出した。

 まだ寝癖がついている髪を揺らしながらも、雲でできている地面を力一杯踏んで走った。

 よくある少女のぶりっ子の走り方ではなく、肘の曲がりが90度のスポーツ選手のような走り方だ。


「あれ?セシルまた遅刻か?」


 突然少女に声をかけた男はニヨニヨしながら少女を追い越した。

 男は不思議に空中に浮いていて、少女の目的地の方向に向かって寝っ転がりながら飛んでいた。

 彼の緑っぽい銀髪は重力を知らず、天に向かってそよそよと心があるように動いている。

 その髪が目の前にあって、少女の視界が塞がられた。


 その状況が続くと流石に不便でイラついた少女は、男の腕を取って体を持ち上げると、向かっている方向に精一杯男をぶん投げた。

 男は「ありがとなあ」というと投げた勢いで飛び、目の前から消えた。

 少女は「今度は遅刻するものか!」という勢いで少しスピードを上げて走り抜けた。





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