蒐集ガラクタリスト#3「改良」
・相変わらずの鉄屑
・大きめのナップザック
・その他、雑多な物々
貴重なもの
・錆びたネックレス(チェーンの7割程が無事だった。メッキ剥げも少ない。取り敢えずダメになった部分を取り除きカホのネックレスにした)
・ボロボロのラジオ(単三電池式。アンテナさえ修理すればまだまだ使えそうだ)
魔術関連物
・黄金の波動を放つ張り子の虎(なんかずっと見てくる。眩しくて視覚的にうるさい)
・台パンの動きをし続けるデフォルメされた猫(ちょっとうるさいけど虎ほどじゃないし何よりかわいい)
・周囲の魔素を電力に変換することで絶対に切れない単三電池
取り敢えず愛知に到着。良い感じのバイク工場を発見した。
縄張ってたトレントを薪にし、お邪魔しまーす。
「設備の調子は…殆ど生きてる。資材は他の奴らに粗方持ってかれたかな」
アイカのサポートを頼りながら、整備用機械の電源を入れていく。
こっからは黙々と作業に集中するだけだ。特に書くこと無いから割愛させていただく。
「…よし、出来た」
その辺に転がってたパーツを使いながらエンジンとギアをガッツリ組み換えて、そこそこの燃費の良さを確保しつつ、かなりの馬力を出せるようになった。
それと、側面に鉄パイプとトタン板のホルダーを付けた。固定は…うん、十分に出来てるな。
『今日はかなりノ収穫がありまシタね』
「まだあるぞ」
『え?』
電気屋と思しき建物へ向かう。スマホと充電器を掘り出し、SIMカードの選別を行う。
管理用パソコンで無事なものが見つかったから、ガラケーからアイカを含む全てのデータをスマホに転送する。
「前々からスマホに興味を示してたからな。道中で見かけたから折角だしと思ってな…」
『ア…アリガトウ、ゴザイマス…』
Tips:照れるアイカはかなりレアだ。積極的に狙っていこう。