龍宮城にて筆を取る、想いを馳せる
言霊がある 人の吐く台詞には魂が宿るという
歌もそう だから聞けば人の心を打つのだろう
文字はどうなのか
私はそれにも宿ると思う
但しそれを宿すことが出来る場合は
相手を思いやる時や
もの思う時
書き手が心溢れた時に
そんな時 宿るのだろう
読めば心を打つ
時に明るく
時に黒く
時に幸福に
時に気持ちを乱される
用意された場で書く
龍宮城に住む魚になる様だ
その中はたゆたゆとして
読むにも書くにも心地よい
時々に 消えゆく
それがとても悲しい