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期待はずれのチート主人公  作者: イースト ウェル
7/23

1章4話 新学期

風邪と諸事情により投稿が遅れました。大変申し訳ございません。

ストックできていないので、週2回木曜日と日曜日の配信に変更させていただきます。

私ごとで誠に恐縮ですが、ご理解と今後の変わらぬご愛読をよろしくお願いいたします。

大変申し訳ありませんでした。

卒業試験のあと春休みが2週間あり、そして新学期が始まった。

クラスは全部で11クラスで、A,B,C,D,E,F,G,H,I,Jの10クラスに一般の生徒が入り、Sクラスには、ジュリアたちが入った。

去年までは、上位クラスは、ほぼ上流貴族が占めていた。それが、下流貴族の5人に首席を独占されて、悔しがっている貴族はもちろん、ジュリアたちに攻撃しようとして治癒院送りとなったものもいた。

そんな中、Sクラスでは


「これから一年、皆さんの指導をします、ラインです。よろしく。」


担任の自己紹介が始まった。


「ライン先生は、どんな魔法を使うのですか?」


ソフィエが聞いた。


「私は、補助魔法と回復魔法が使えます。少し前までは、攻撃魔法も使えたのですがね。」


少し残念そうに質問に答えた。


「え?それって…」


皆で顔を見合わせて


「賢者様!?」


声を揃えて、叫んだ。


ここで少し説明。

ここ世界の魔法とは、

3属性ー攻撃、回復、補助、ーと

6因子ー火、氷、風、光、闇、無

から構成される。

因子は、個人に限定があるわけではないが、得意、不得意くらいは存在する。

対して、属性は通常、1人に1つ決められる。つまり、攻撃魔法を使う人は、その他を使えない、と言うことである。

ただし稀にー今の所、ラインだけだがー複数の属性を使うことのできる者もいる。

一種の異常現象である。

ちなみに、ジュリアたちの適正は以下の通りである。



◎ 得意 △ 不得意 × 赤子レベル

ジュリア 攻撃 ◎火・氷 △光・闇

ジュシュ 補助 ◎無 △風

ソフィエ 攻撃 ◎風・光 ×闇

デニス 回復 得意不得意なし

ピート 攻撃 ◎闇・氷 △無・火



「じゃあ、早速、授業を始めよう。」


ラインが言った。


「その前に、皆さんの力を確認したいので、テストをします。まずはこちらから好きなものを選んでください。」


そう言ってラインは机の上を指した。

そこには、武器や魔法が込められたアクセサリーなどが置いてあった。


ジュリアは少し悩んで、短剣とある能力がついた指輪を選んだ。

他の4人を見ると、どうやら決まったようだ。


「決まったようだね。じゃあいこうか。

転移魔法(メタスタテス)”」


ラインが魔法を唱えると、景色が一瞬で変わった。


「今からこの迷宮から脱出してもらう。ジュリアの持っている指輪に地図を記憶させておいたから、それで動いてね。じゃあスタート!」

ラインの声が消えると、目の前にあった扉が開いた。

それと同時に、唖然としていた皆の思考が戻ってきて、

「どう言うことだ(よ)ー!」

と口を揃えて言った。

しかし、全く反応がない。

「はあ、とりあえずここを出るしかないのか…」

ソフィエが言った。そして5人はトボトボと歩き出した。



しばらく歩くと、少し道が広がった。

地図によるとどうやら、二階へつながる部屋が近いらしい。


「ぐぉぉぉぉぉ………」

「ちょっと、デニス。へんな声出さないでよ。」


ジュシュが言った。


「変な声?俺じゃねーぞ」

「え?デニスじゃないの?嘘だ〜

こんな声出すのデニスだけじゃない?」

「だから知らねえって。」

「じゃあ、この声って?」


すると、皆の背中から、ものすごい気配を感じた。恐る恐る振り向くと


「ド、ド、ド、ドラゴン!?」


真っ赤な龍がこっち見てました。


「みんな僕の後ろに!」


ピートが言った。ピートはこの中で一番防御力が高い。それでいつもタンクになってくれている。


「魔法で一斉攻撃だ!」


みんなは次々と魔法を放つ。

が、ドラゴンは怯みさえしない。


「ぐらぁぁぁぁぁ!」


ドラゴンは咆哮をあげると、尻尾を振り回した。ジュリア以外4人は吹き飛ばされてしまった。


「みんな!ドラゴン、わたしが相手よ!」


こう言って、短剣を抜いた。


「ジュリア!だめ!」


ソフィエの声はジュリアに届かなかった。

次の瞬間、ジュリアはドラゴンの方へ向かって、スキル使用を宣言した。


「“スキル:無実創造”!対象!攻撃力!」


この瞬間、ジュリアの視界が真っ白になった—。


この後、ジュリアの友達4人のスキルも公開します。ぜひご覧ください。

本編の次回の更新は、4/28(日)です。

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