其の十二 「気高き上杉武士たち」
以前書いたこの小説の居場所はここが望ましいと判断し、この「気高き上杉武士たち」と「敵に塩を送るの本当の意味」の二点をこちらの戦国ロマン短編集に編入致したいと思います。どうか、一人でも多くの方々にお読み頂きたいです。どうか、宜しくお願い致します。
NHK大河ドラマ「天地人」を参考にして書きました。
米沢市の上杉景勝公の紹介文章を引用致しました。
この小説は私が、私の地元の偉人が主人公の歴史物の連続ドラマの終盤のクライマックスシーンを見ていて私がふともしかしたら実はそう言う事だったのかと改めて思い、もしそれが事実ならとても長く続いた戦乱の世を本当の意味で終わらせ、大平の世となる江戸時代が無事に始まったのは、実はあの時、徳川家康を見逃してやった上杉景勝公のおかげであると、私は自信を持って今ここで断言致します。
そのドラマの主人公、直江兼続役にはあの正統派イケメン俳優のT さん、そしてこの私がこれから書く超短編小説の主人公、上杉景勝公役には濃すぎると評判の根っからのプレイボーイのようなK さん(本当にごめんなさい、私の勝手なイメージです。)が演じておられましたが、私はこれから書いて説明していくクライマックスシーンを見て確信致しました。真の英雄は徳川家康などではなく、真の英雄は上杉景勝公であると、そう確信したのです。
徳川家康の傍若無人ぶりにマジで本当に頭に来ていた、直江兼続公が
「上杉武士の意地とプライドを見せてやるぜ、この狸親父がぁ!!」
と俗に言う直江状を送り付け上杉と徳川のある意味この戦も十分に天下分け目の大戦と言って良いと思われる戦いに、徳川家康の軍勢が上杉景勝公の本陣に向かい進行している途中、関ヶ原で石田三成公の挙兵の知らせを聞き、転進した際に景勝公は撤去する敵に背後から襲うのは謙信公の「義」に反すると許さなかったといわれる。
なので、恐らくあの時、徳川家康が退却せずに真っ向勝負を挑んで来たなら上杉景勝公には願ったり叶ったりで、必ずや憎き家康の首を取り真の英雄になっていた事だろう。