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4話 始まり

現在、和樹は夜鳴学校に来ている。


和樹は教室の教卓の下で必死に激しく脈打つ心臓を押さえていた。


「嘘だ、嘘だ、嘘だ…」


和樹は何やらブツブツ呟きながら体を振るわせて、遠くかズシリズシリと近づいて来る何かに怯えている。


また、この教室には既に和樹以外の人間も潜んでいて、誰もがガクガク震えているのだ。


そしてとうとう何かが教室に入ってきた…

じっくり舐めるように教室内を観察する何か。

その何かが教室を出て行くまでの五分間、和樹は文字通り息が詰まる思いで耐え続けた。


がしかし、ここで用具入れのロッカーに隠れていた人物がロッカー内のどこかに体をぶつけてガンとそれ程大きくはない音をたてた。その物音は何かが自分達の存在を把握するのに十分だったのだろう。何かは再び教室に戻ってきた。


(馬鹿やろう!何してくれてんだ!!)

和樹は再び息を殺して何かの動きを探った。


どうやら奴はそれ程知能が高くないらしく、ロッカーを引っ掻いたり、倒したりしていた。

中にいる人物は生きた心地はしていないだろう…


そしてようやくロッカーの構造に気づいた何かは無理やりにロッカーのドアを開きにかかる。

とうとう中の人は耐えきれなくなり悲鳴をあげ始めた。

「ウワアァァ、止めてくれ~!誰か~助けてくれ!お願いだ…」

和樹はその叫びを近くで聞きながら恐怖に耐える。


ドアを破壊し終えた何かはよだれを垂れ流しながら中の人物と対面したが、既に気を失っていて、更に失禁までしていた。極度の恐怖は人間の意識を刈り取ってししうのだろうか…


最初はバキバキバキだったか、グチョグチョグチョだったかは分からない。何かが人間を補食している音だ。


和樹は強烈な吐き気を覚えたがけんめいに食い止める、音だけでこれなので補食シーンなど見てしまったら一生もののトラウマになるだろことは想像に堅くない…。


(このまま、この不愉快な音に耐えていれば恐らくは奴も去って行ってくれるだろう)


和樹はこんな事を考えていたが、和樹は気づいてしまった…教室に自分以外にももう一人生存者がいることに…。


和樹の視界の先には自分では上手く隠れようとしているのだろうが、ちょうど物陰から少女のものと思われる生足と小さい頭頂部が見えている。


これでは何かの補食が終わったら直ぐに見つかってしまう。先程見つからなかったのは恐らく奇跡だ。


(どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする、どうする…)


和樹は本気で悩んでいた。このまま少女も見捨てて隠れていれば自分は助かるだろう…だがそれでいいのか?少女を見捨ててまで生き残って何の意味がある?


(ここで奴の気をこちらに向けて廊下まで全力ダッシュだ!馬鹿か俺は!ダッシュして逃げ切れる可能性は一パーセントもないに決まっている。なら見捨てるのか?いや、見捨てたくない…)


自問自答を繰り返しても答えは出ない…だから和樹は自分に後悔しない方を選択した。


つまり…

「おい、こっちだ化け物!てめぇは俺が相手をさてやるよ!!」


と言い放ち、近くにあった黒板消しをなげつける。

そして、和樹はハッキリ視認した。何かの姿を…先ず目に付いたのは犬とも狼とも微妙に異なる三つの顔だった。どの顔も邪悪そのもので、和樹の体内なでは全細胞が「逃げろ」と命令しているかのようにとにかく走り去りたい欲求に駆られた。


次に異常に発達している牙だ。なんと三十センチ程の巨大な牙が二本大きく割けた口からこちらを覗いている。噛みつかれたが最後、よくて重傷と言うような傷を負うだろう。


最後に真ん中の頭から禍々しいどす黒い角が生えていた。これが鬼と言われる由縁だそうだ…が異様な存在感を放っていた。


そう、奴は俗に言うケルベロスなのだ。

角が生えているのはいただけないが、奴を見れば誰しもそう思うに違いない。


ちなみに大きさと言えば成人男性三人分位の大きさがあった。


「あぁぁぁぁぁぁぁぁ!止めときゃよかったぁぁぁぁぁ!」


夜泣町小学校2Fでは走る少年、それを追っかけるケルベロスと言う奇妙すぎる光景があった。


和樹は半泣きになりながら、今まで出したことのないくらいの速度で走る。


だが当然、走る事に特化した化け物でもあるケルベロスから人間風情が逃げられる訳はない。最初にあった、ケルベロスとの距離は刻一刻と縮まっていく…


残り十メートルの所で和樹は死を覚悟した。

そしてケルベロスの牙が和樹の背中に届いた瞬間、和樹は廊下に無造作に投げ捨てられていた木材に足をとられる。


「うわっ!」


全速力で転んでしまったのだ。一秒間の浮遊の後、顔面からモロに床に叩きつけられる。

直ぐに体制を立て直す。

和樹は痛さを堪えながらも最後の抵抗として、先程の木材を手に取り自身の前に構える。


「来るなら来いやぁ!おらぁぁ!!」


「グオォォォ~ガァァ」


和樹はケルベロスの真ん中の頭に狙いをつける。

ケルベロスの牙が和樹に届く瞬間、木材を目の前で盾のように構え直す。


ケルベロスは和樹の体が自分の牙で粉々に噛み砕かれることを想像した。が、実際に噛みついていたのは和樹が持つ木材だ、噛み砕こうとしても結構な固さがあり瞬時に壊せない。


だったらと、ケルベロスは和樹ごと力でねじ伏せにかかった。


「ぐっ!」


所詮、非力な人間の力なので、和樹は直ぐに体制を崩す。(このままではさっきの喰われた人の二の前だ!)と思った和樹は自身に残る最後の力で抵抗する。


ケルベロスの牙に残る人間の肉片を意識しながら…


「はああああぁぁぁ!!!」

ミシミシ

「ぐぅっ、ヴオォォォ~」

ミシミシ


和樹が踏ん張れば踏ん張る程何かが壊れる音がする。


このときケルベロスに知能があれば和樹は既に肉塊になり果てていただろうが…


ケルベロスは気づかない、自身の足場が急激に損壊していく様を…完全に相手を喰らう事にしか意識が向いていなかった事が和樹の命運を分けた!


ガガガガダダダダダギシガシギシギシ


けたたましい破壊音が鳴り響く。

ケルベロスは和樹が見えなくなるまで何が起きたか理解出来なかった。頭に有るのは人間を喰い損ねたと言う感情だけだったからだ。


ケルベロスは落ちていく、自身の体重と破壊行為によって…


ケルベロスにとって、最後に見た和樹の顔が印象的だった。和樹は(してやったぜ!)と言うような顔でケルベロスをあざ笑っていたのだから…。


ケルベロスにとって和樹は餌から標的に変わった瞬間だった。


「はぁ、はぁ、はぁ、まさか下に落ちたぐらいじゃ死にはしないだろうが…

ここはマジでヤベェ!早くどこかの建物に非難しなきゃいけねぇよな…こんな事になったのは全てあいつのせいだ!

作戦が有るから大丈夫とかホラ吹きやがって…くそっ!」


和樹は今、ここにはいないがどこかに潜伏していると思われる池島のことを考えている。


~数時間前~

「我々は最早逃げる事は許されない!鬼達は先程お話しした通り、とてつもなく危険なのです。鬼は大きく分けてウオーリア級、アーミー級、デザイアー級に分けられます。ウオーリア級なら国が軍を派遣して、たとえ消滅出来なくても捕獲し封印することは可能でしょう。ですが、アーミー級、デザイアー級に至っては我々がこの町で何とかしなければどれだけの被害がでるか分かったものではありません。


それを事前に把握した国が我々を現地に送り込んだと言うわけですが…


あなた方は自分達が鬼と戦わなくてはならないことに納得出来ないでしょう…無理もありません…ですが、もし鬼が日本中を暴れまわったどうします?


あなた方の愛する人、両親、家族…が鬼に食われるかもしれない!


今、日本を文字通り救う事が出来るのは我々しかいないのです!!


そして、安心してください…我々には策がある。三年前から緻密に作り上げてきた策があるのです!


鬼など恐れるに足りません!」


和樹にはあまり池島の演説はあまり響いて来なかったが、池島の言っていることが嘘だとも思えなかった。なので家族が鬼に喰われることを夢想してしまう。


他の連中にはかなり池島の演説が響いたらしく、先程死者が出た事など忘れてしまったかのように池島を尊敬の眼差しで見ている。


その後、作戦の詳しい詳細は聞かせて貰えなかったが…早くも鬼退治に向かうようだ。


(大丈夫なのかよ…)と思ったのは和樹だけでは無いはずだが、特に池島にそのことについて言及する人はいなかった。


大まかな説明によると…三グループを作る。大体均等な人数になるようにだ。各グループごとに幹部、もとい、生徒会役員が二人ずつ入る。何故か、池島と一緒に集められていた姫路が別行動する事になった。


グループではどこに入るかは適当だそうなので、斎藤と紺野がいるグループに入った。


幹部の二人は男女でどちらも初対面だった。男は西尾慶〈にしおけい〉、女は福本明理〈ふくもとあかり〉だそうだ。


西尾の方は斎藤とキャラが同じ感じがした…


池島が言うには鬼は最高でも四体だそうだ、記録書では鬼の能力とか階級は分からないらしい。

また、存在場所も不確定だということなのだ…池島はそんな状態で本当に策を作れているのか気になる所だが、和樹たちにはそれに縋る以外の選択肢は持ち合わせていない。


余談だが、基本的に階級の高い鬼ほど縄張りを作る事が多いと言う。が、実際の所は分かっていないらしい。


ー夜泣町 商店街付近ー

和樹たちは池島の先導のもと徒歩で町で唯一の商店街に来ていた。


公民館からおよそニキロの地点にある。


いつもなら多少なりとも活気があり、気前のいい肉屋の主人が声を掛けてくれたり、色々とサービスしてくれるのだが、今はそれがなくとてもガランとしていて何ともいえない違和感がある。


池島が言うはここの周辺にウオーリア級が一体いるらしいのだが…


ここで三つのグループなに分けた理由を説明する。

大まかな流れ出は、先ずどれかの班が鬼と対峙し、もう一班が後ろから支援をして、最後の班が戦っている最中に他の鬼が来ないように周囲を警戒するという流れだ。


ありきたりな作戦だが、きちんと理に叶っている。




 そして、俺達は鬼とのファーストコンタクトを果たす…


そいつは大きくはなかった。そいつは強そうではなかった。そいつの角は小さかった。そいつは…緑がかった豚だった。(モン○ンのモスを想像してほしい)


「ブヒィィィィィィ!!」


「うわっ!」


和樹は耳を押さえる。周りを見ると、みな同じ様にしていた。


「事前に聞いてはいたが鬼なんて名ばかりじゃねえか、豚に角が生えてるだけか?笑わしてくれるぜ!


そう叫んで和樹の班のリーダーである西尾が吠える


「池島さんよ~!こいつは俺がやっていいか~?」


西尾は先程から離れた地点で見物している池島に返答を求めた。


「分かった、君にまかせる。だが、注意しろ!福本さん、彼の援護を!」


池島は西尾の傍らにいる少女に命令する。


「了解!西尾、無茶しないでよね」


「へいへい、んじゃいきますか。

おい豚の野郎!てめ~のETがさっきの鳴き声だってんなら俺には到底勝てねぇぜ?

…五秒だ、五秒でかたをつけるぜ!」


どうやら敵を煽っていくのが西尾の戦闘スタイルらしく、とにかくうるさかった。


「早く殺りなさいよ!」


「わ~てるよ、俺のETはテンションを上げれば上げる程強くなるんだ、お前も知ってんだろ」


「ブヒィィィィィィ!」


どうやら敵の方が耐えきれなくなったようだ。


「おい、誰が動いていいって言った?」


と言うと、西尾は既に一樹の視界にはいなかった…

そして気づく、西尾が豚の目の前で拳を振りかぶっていることに。


「オラアァァ!」


高速で振り抜かれる拳。豚といえども鬼である、流石の反射神経で急所を逸らすが…


「ブウィ~~~」


豚は甲高い声をあげながら四、五メートル程吹っ飛ぶと、既にそこには先回りした西尾が構えていた。


「へっ、さっきはマグレでかわしたようだが今度でおしまいだ!」


豚の方はまたしても直ぐに体勢を整え、西尾に背を向け逃げ始める。


「だがら、お前はおしまいだ」


この声は豚の耳元で囁かれた。

先ず西尾は豚の細い尻尾を掴み足を止める、足の止まった豚の背中、つまり脊椎に西尾の全体重をのせた重い重いエルボーを叩き込む。


モロに入ったその攻撃により体の全ての機能が著しく低下する。


そこからは酷いものだった…西尾の容赦のない殴り、蹴りの嵐が豚をミンチにしていく。


普通あんな風に体を酷使していたら、西尾の体も只ではすまないだろう…おそらく西尾のETは肉体強化と言った所だろうか、和樹は冷静に考えていた。


西尾の暴行の嵐は豚が完全に沈黙してもなお続いた…


「ヒャヒャヒャ!きんもちいぃぃぃ!!」


端から見るとどちらが鬼か分からないような光景…

あたり一面豚の血液やら体液やら贓物で満たされている。


誰もが唖然としている中、生徒会幹部達だけが「はぁ~、あのバカ」と言いたげな表情を浮かべる。池島だけは何を考えているか分からないような表情だが…


「気が済んだ、西尾?」


そこに歩んで行ったのは先程、支援を任されていた福本だ。


「ああ、最高だぜ!最近は池島さんから生き物を殺すのを止められていたからな」


今の発言を聞く限り西尾と言う人物はかなりの際物らしい、ET保持者というのもあるが国が直々に目を掛けていたのも頷ける。


「相変わらず狂ってるわね…これを片づける清掃業の方々のこともちょっとは考えなさいよね!」


福本は豚の残骸を指差しながらそう言った。


「うるせぇな!お前はオカンか?」


「冗談、誰があんたのオカンですか!」


それ以降二人の口喧嘩が続く…

さっきまであんなに物騒な発言ばかりしていたと思えない会話だったので、完全に蚊帳の外となっていた和樹たちも少しなごむ。


そのとき誰かが言った…

「す、凄いな。ET使いってのが今一どれほどのものか分からなかったが…国があんたらを重宝するのは頷ける。


あんたらこんなに強いし、他にも九十人の仲間がいるんだ。


鬼がどれだけ脅威になるかなんて分からないが、これなら楽勝じゃないか!」


この発言の人物が誰であったかなんて最早分からない…だが、和樹たち一般人全ての思惑だと言っても語弊はなかった。


確かに先程の鬼がウオーリア級だったとしても、あれほど鬼を圧倒していれば…そう考えるのも無理は無いだろう。




「なあ、これなら楽して国から報奨金を貰えそうだなw」


「それ言えてる!最初はなにがなんだかだったが、鬼とやらがこの程度なら俺らでもいけんじゃね?


今度雑魚そうな鬼が出たら俺らでやっちまおうぜ!

女子にいいとこ見せてやんだよ」


また、どこからかひそひそ声が聞こえた…


だが、身体強化中の西尾にはハッキリ聞こえたらしく…


「お前ら何か勘違いしてねぇか?

確かに鬼なんて俺が全部ぶちのめすが、誰もお前ら雑魚に手伝ってほしいなんて頼んでねぇんだわ。


なら、ここで疑問が生じる。なんで一般人の何も力のないお前らが集められなくてはならないのか?」


「おい、西尾!」


池島が慌てて発言を遮る。


「池島さん、良いじゃないですか。どの道こいつらはここから出れないし…真実を知るのが早いか遅いかの違いですよ!


改めて言うと、お前らは…」


それ以降西尾は言葉を発する事が出来なかった…何故なら西尾の胸から一本の鋭い棒、つまり鬼の角が生えているからだ。


心臓をひと突き…即死である。


「おい…どうしたんだよ…西尾!?」


西尾は依然と沈黙している。

そして、ゆっくり西尾の体が地面に倒されると、そこには先程西尾がミンチにしたばかりの豚がさも当然のように佇んでいた…


その時誰もが気が付いた…地面いっぱいの血と贓物が無くなっていることに。


「キャーーーーーー!!!」


叫び声が響く、殺意を迸りながらこちらに疾走して来る豚、手前にいた人から押し合いへし合いしながら逃げる。


「みんな待つんだ!陣形を崩してはいけない!!福本さん、鬼を少し抑えておいて…」


必死に静止を呼び掛ける池島だったが、西尾のすぐ近くにいた福本がいつの間にか体の真ん中から横に真っ二つにされているのを見て押し黙った…


そして池島は直ぐに切り替え、残る二つの班に伝える…


「今鬼は西尾グループを追って行った。あの班には最早、鬼に抵抗する力は皆無だ。残念ながら彼らを見捨てる…

彼らを囮にここを一旦離れる、体勢をたて直し次第

再び討伐に向かう!」


池島は何のためらいもなく旧西尾グループ、つまり和樹たちを見捨てた。


池島の発言を聞いていた人はみな彼を軽蔑するかに思われたが、面だって池島を糾弾する人間はいなかった…それもそうだ、幹部のいない無能のグループを自信の命を賭けて助け出そうなどと考えるバカはいない。





「殺しても死なない鬼か…もしそれが奴のETであったら間違いなくデザイアー級の鬼だろうな。

それとも何か別の能力なのか…?」


池島は移動しながら考えていた。自分の仲間が丸々やられてしまったのに余りにも冷静過ぎるその態度にみなの反感が募る…なんてこと知ってか知らずか池島はひたすら塾考していた。





そして再び舞台は小学校に変わる…

豚の襲撃の為、人の波に流されて気づいたら小学校に来ていた和樹であった。


豚のは撒いたみたいだがそのために犠牲になった人は指の数では足らないだろう…


また、和樹にはもう一つの不安があった。

それは、既にこの町のどこかに召喚されている鬼達の事だ…

ウオーリア級だと言われていた豚があの強さだ、既に幹部の二人を失った…一言で言い表すと絶望的だ


「豚を撒いたのはいいが適当に逃げすぎだな…よく考えて行動しないと他の鬼に出くわしてしまうだろうな。

今は池島達の助けを待つしかないだろう」


「うわー!助けてくれー!!」


小学校の1Fにいた和樹であったが、凄い形相をしたおっさんが向こうから逃げてくるので、和樹は身の危険を思い、急いで2Fに上がり適当な教室に入り教卓の下に隠れるのだった…


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大学の課題に手を焼いていたため更新遅れました、すみません。

何か毎回謝ってばかりのような…

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