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九十九番目のアリス  作者: 水乃琥珀
20/75

18.ハートダヨンの 港町で

 ようやく…… というか、強引に ハートの国へと移動してもらいました。


 この章では、何人か 新しいキャラの登場を 予定しております。

 その 第一段として、まずは 彼女から。 詳しくは、本分をどうぞ。

  叶人は、基本 化粧をしない、《すっぴん派》だった。

  肌の 保護のために、化粧水と乳液、そして 日焼け止めは 塗るが、ファンデーションは使わない事が ほとんどである。


  そこそこ 美人の《母》と、すんごく美人な《姉と兄》を見て 育ってきたのだ。

  自分自身を 飾り立てても《意味がない》と思っていたし、何よりも《面倒だ》というのが原因だった。


  だから、朝 起きて、顔を洗っただけでも、特に 支障はない。

  できれば、化粧水だけは 欲しいな~と、思うくらいであって。


  男たちが 大勢集まる、海賊船の 食堂室でも、叶人は 平気な顔をして、《すっぴん》を晒していた。


「カナトは とても可愛いから、化粧など必要ないんです」

  うっとりと おかしな事を言っているのは、もちろん白ウサギである。

  邪魔くさいから、空になった 彼のカップに、おかわりの紅茶を注いでやった。

「カナトが…… 僕に、紅茶を……」

  案の定、盛大に 感動してくれているので、これで しばらくは静かになるだろうと、酷いことを考える。


  朝食を 食べながら出された話に、ひとつ 興味深いものがあった。

「《帽子屋》さん……?」

  ハートの国の城下町 ハートアルに店を構える、老舗の 帽子売りの話だ。


「そ、一応 《帽子屋》なんだが…… まぁ、ヤツは かなりの《変わり者》でな。 帽子に限らず、服や鞄や アクセサリー類まで、幅広く 取り扱ってる。 ヤツの店に置いてないのは、靴だけだな」

「へえ~……」

  それは、とても 便利なお店だ。 利用できるものなら、ぜひ 利用したい。



「お頭の 古くからの《知り合い》ですからね。 きっと、《紹介状》を出せば チカラになってくれるっすよ!」

「そうっす! その…… 水色の ワンピースもいいが、あんたには もっと《他の色》も 着て欲しいっす!」

「あ、俺も俺も!」

「ピンクとか…… 紫系も いいかもな」

「いいや、俺は 絶対、青だ! …… この 青い海のような、マリンブルーだぁぁ!」

「何を言ってやがる! あねさんには、絶対に 赤だ! 情熱的な 赤しかない!」

「お前こそ わかってないな! いいか、アリス様には 決められた衣装…… あのエプロンドレスが 義務付けられているんだぞ? 白いエプロンには、やはり 淡い色が……」

「ちょっと待てぇぇ! エプロンが白だと、誰が 決めたんだ!? 白くないエプロンの アリス様だって、今までに何人も いただろう! 白にこだわるなんて、バカげているぞ!」

「何だと、白の どこが悪い!? こんな《清楚》な姐さんなんだから…… 白しか あり得ん!」

「黒とか、意外に 似合うと思うんですけどね~」

「何だと、黒い エプロンか!? …… なるほど、それはそれで 興味深いな」

「ワンピースも、無地だけではなくてさ~」



  …… さすが、乗組員 百二十人だ。

  しゃべり始めたら、止まらない。


「…… 話を止める気はないけど、ちょっと二つだけは 訂正させてよ」

  《姐さん》とは、何なのだ。

  海賊の 姉御になった覚えは まったくない。


  それに、《清楚》なんて言葉は、的外れ過ぎて 誰の話なのだと言いたい。

「すげぇな。 もう すっかり、野郎どもを《骨抜き》にしてやがる」

「…… ものすごく《アバズレ》みたいに聞こえるから、その表現 やめて」

  アバズレ…… という言葉自体、すでに死語かもしれないが。

「カナトが 素晴らしいのは、誰もが わかっているんですよ! あぁ、でも…… カナトを 汚らわしい目で見る 不届き者が増えるのは……」

「…… 増えないから、安心しなさい」

  相変わらず、今日も 白ウサギの走る方向は《とんちんかん》だ。


「―――― そんで? 今日からは どこに向かうんだ? 港がある場所なら、どこへだって乗せてってやるよ」

「本当?」


  最初の目的地で ピーターパンを倒したのはいいが、実は それからの予定が さっぱりだった。

  とりあえず、買いたいものがあるので 大きな町へ行きたい。

  人が 多く集まる所なら、アリスとして 受けられる《依頼》も、きっと あるだろう。


「それならば、やはり ハートの国方面が いいですね。 女王は ちょっと アレですが…… 町は それぞれ活気があります。 西の ダイヤの国よりも 物価は安いですし」

「じゃあ、ハートの国がいいな。 船長――― そこまで 送ってもらえる?」

「…… オーランドだ―――― そう呼べと、言っただろう?」


  コーヒーカップを握っていた手を、ふいに するっと触られた。

  触り方が、ひどく いやらしい。

「ふぎゃぁ!」

  驚いて カップを落としかけたが…… 白ウサギが 拾ったおかげで、床に落とさずには済んだ。

  高級品が! ―――― という部分を気にしてしまうあたり、庶民育ちが 垣間見える。

  船内で使われる 食器類は、すべて 上等な物ばかりだった。 シンプルだが 品があり、センスの良さがうかがえる。

  すべて 船長の《趣味》だというから…… 人は 見かけによらない。


「何すんのよ、いきなり!」

「いきなりじゃ ねぇだろう。 ちゃんと、俺は 宣言しといたからな?」

  アンタのことを、口説くってさ。


  まったく、油断も隙も あったもんじゃない。

「カナト! ここにいては 危険です! こんな船、今すぐ 下りてしまいましょう!」

  白ウサギの 言うとおり、その方が いいのかもしれないが。

「ここから 歩いてハートアルに向かうには、ちっとばかり 遠いぜ~?」

  船長の出してくれた 提案は、ものすごく 魅力的で。


  所詮、叶人も 強欲な人間の 一人だった。

  つまり――― 船で 乗せていって下さいと、お願いをしたのである。


  海岸沿いで野宿をしていた インディアン達には、別れの挨拶をした。

  ネバーランドの事は、酋長を筆頭に 彼らが頑張ってくれるだろう。

  ピーターパンが消えたからといって、問題が すべて解決した訳ではない。

  妖精の粉に やられ、《中毒症状》に苦しむ大人や、ピーターに心酔している 子供たちの《心のケア》など、何もかも《これから》なのだ。


  叶人は、《きっかけ》を作ったにすぎない。

  今後の事は その土地に生きる者の 責任だ。

  ――― こうして、叶人たちを乗せた 海賊船ヴァージニア号は 南に向かって発進した。


  船長の 言うとおり、その日の午後には、町の最南部 ハートダヨンの港に到着し。


「寂しくなったら、いつでも 港に来いよ。 俺が ど~んと 温めてやるぜ?」

  船長の 冗談にも ようやく慣れてきた頃に、叶人と 白ウサギは、海賊たちと 別れた。

  ポケットには、船長から 預かった、帽子屋への《紹介状》が入っている。


  ひとまず、夜になるまでに、揃えられる物は 買ってしまいたい。

  帽子屋の店がある ハートアルの町へは、その後でも いいだろう。

  ハートの国には 詳しいという 白ウサギに案内をまかせて、叶人は 店が立ち並ぶ 界隈へと入って行った。





「こんなに あっさりと…… 行かせてよかったんすか、お頭?」

  海賊船の甲板では、船長と 副船長スミスが、町の方角を眺めて 立っていた。

「何だよ、何か 文句でもあんのか?」

「…… あります、大アリっすよ! 何で、あのアリス様を、簡単に 行かせちまうんですか! カッコつけて…… 本当は、バリバリ お頭の《超 好み》なんでしょ!?」

  まったく、海賊の お頭たる者、諦めるなんて 情けないっす!


「おいおい…… 待てよ、誰が 諦めるなんて、言った?」

「…… え、違うんすか?」

「俺たち《海賊》にとって、《諦める》なんて言葉は《ご法度》だって、教えただろ?」

「海賊………… まぁ、そうっすよね~……」

  いつにも増して、副船長スミスの言葉は 意味ありげだった。

  理由なんて、船長にも わかっている。

  九十九番目のアリスが、去り際に 漏らした言葉が原因であろう。


『海賊なんて やっていないで――― どうせなら、海の《警備隊》とかに《路線変更》してみたら? …… あなた達って、そっちの方が 似合うと思うの。 きっと、今よりも もっと カッコイイわよ?』


  …… まったく、好き勝手に 言ってくれる。

  昔の 自分たちの言動を知らないから、そんな 呑気なことを考え付くのだ。

  海賊という《看板》を背負っているのだから、どういう連中か…… 想像はつくだろうに。


  いや―――― わかっていて、あえて そう提案したのかもしれない。

  『過去は 過去でしょ? いちばん大事なのは《今》よ』 と、あの女なら 言いそうだ。

  …… まったく。


「とんでもないヤツが、アリスに なったもんだぜ」

  あの調子では、おそらく――― 行く先々で、出会う人 すべてに対して《疑問》を投げつけるのだろう。


  『今のままで、本当に それでいいの?』 ―――― と。


  心から 望むことは、もっと他に あるんじゃない?

  自分自身に、ウソを ついていない?

  あなたが 目指す道は、こんな所じゃないはずよ。


  言葉より、何より、あの 真っ直ぐすぎる《瞳》で、心の奥底に向かって 問うてくる。

  これで いいか…… という《甘え》や《妥協》は決して 逃さない。


  だから、踏み出せずにいた 自分も、タイガーリリーも、インディアン達も…… そして、きっと ピーターパンでさえも。

  自分の《思い》と 望む《未来》に対して、考えさせられたのだ。

「ホント…… とんでもねぇヤツ」

  それでいて、自分が した事に自覚がないのだから…… 困ったお嬢さんだ。

  あの、氷みたいな 白ウサギが、異常な程 懐いたのも うなずける。


「…… 再び、進路を 東に変えろ。 いいか、お前ら! クローバーの国に戻るぞ! 戻って、ピーターパンが どんな顔してやがるのか、見に行こうじゃねぇか!」

「へい、お頭! 了解っす!」


  はたして、あの幼い クローバー王は、どんな処分を下すのか。

  結果も もちろん気になるが――― それ以上に。

  新しい 一歩は、すでに 踏み出してしまったのだから。

「今までとは 違う《生き方》ってのを、探すのも いいのかもしれねぇな」


  無自覚で、とんでもない事を やってのける――― 可愛い アリス。

「次に 会う時までには、もっと ずっと《イイ男》になって…… アンタのことを 口説き落としてやるよ」


  船長は、ニヤリと 口の端を上げた。

  どうしても《欲しい》と思ったのは、何百年ぶりだろうか。

「あ~らら……。 お頭に 《本気》出されるなんて……」

  運の悪い アリス様っすね~。 こりゃあ、この先 大変だ~。


  副船長スミスの声は、潮風に乗って 海へと流れていった。





  そして、こちらは 叶人と 白ウサギ。

  ハートダヨンの港町で 化粧品やら雑貨諸々を 買い揃えていたのだが……。

「…… ノールって、お金持ちだったのね……」

  どうりで、着ているジャケットの 手触りが、すごくイイわけだ。

「はい、僕は 普段、お金を使うことは無いですからね! お金なら、腐るほど余っています! それらは全部、カナトが使っていいモノですからね!」

  僕のモノ、すべては カナトのモノですから!


  笑顔で 胸を張って言い切る、白ウサギ。

「…… 《良き夫》のかがみ、みたいな発言ね」

  結婚している関係なら、とても ありがたいと思うし、嬉しいのだが。

  結婚どころか、恋人でもない。 友人にも なっていない。

  出会ってから、まだ 三日だ。 そこまで 金銭を譲り受けるほど、親しくはなっていない。

「はい、僕は 良き夫を目指してます! 至らない部分があれば、どんどん言って下さいね!」

  …… わ~…… ますます、症状が進行している。


  世界において、アリスというのは 特別な《地位》であり、衣食住の すべてが《免除》されていた。

  事前に その説明は受けていたが…… はい、そうですか――― と、無償で 物品を頂くには、相当な《勇気》と《覚悟》が必要で。

  困っていた 叶人をみかねた 彼が、ちゃんと正規の金額を 支払ってくれたのだ。

  しかも。

「ねぇ、ノール。 もう 充分だから! そんなに買い込んでも、持ち運ぶのが 大変なだけよ!」

  あれも これも…… と、当初の予定よりも 数倍 物が増えている。

  そんなに買われたら、いつか 借りを返す時に、返せない金額に なってしまうではないか!

「…… すみません。 あなたと、初めての《お買いものデート》なので…… 嬉しくて、つい」

  ―――― つっこんで、いいだろうか。

  お買いものデート ではないし、つい…… で買うような レベルではない。

「こんな高級品、私には 必要ないのよ?」

  使い捨ての 雑貨など、それこそ安価の物で 充分だというのに。

「いいえ、いけません! …… 僕の、大事な人なんですから、この位は……」

「限度を考えなさい、限度を! …… 本当よ、これで 大丈夫。 助かったわ、ありがとう」

  無理やり 笑顔で押し切ると、白ウサギは 満足したようだった。


  買い物 一つするだけでも、すごく疲れる。

  ウロウロと 買い歩いていたから、けっこうな時間が過ぎていた。

  町は うす暗くなり、街灯の明かりが ぽつぽつと灯る。 電気など 存在しない世界のはずだから…… どういう仕掛けなのか、すごく気になる。

  今日は、この町で 宿をとるしか ないのかな。

「ねぇ、ノール……」

  隣に歩く 白ウサギの方を向いた 叶人は、その 厳しい顔に ぞくっとした。

  普段、ぐずぐずに 溶けた、変な顔をしている事が多いから、忘れがちなのだが。

  彼は、滅多にお目にかかれないレベルの、超 美形なのだ。

  美形が 真面目な顔をすると、正直 怖く見える。 …… 中身は、アレだと わかってはいても。

「…… ノール?」

  遠慮がちに、護衛の名前を つぶやいてみた。

  静かに 視線を合わせてきた男は、目の前から すっと下がり――― あっという間に、叶人を《お姫様抱っこ》してしまった。

「ふぇぇぇ!?」

「シッ…… 舌を噛みますから、口を閉じていて下さい。 何か…… 《よくないモノ》が、近付いています」

  こんな、街中で、なのか?

  一般の 通行人が、たくさんいるのに。

「よくないモノ…… って――― 人間? 獣とか モンスター系? それ以外の、何か?」

「このニオイは……」

  聴力だけではなく、ウサギさんは 嗅覚も優れているらしい。

  白ウサギが 予想を話すよりも先に、すぐ近くで 大きな《破裂音》が鳴った。


  ぱあんっ ぱんっ ぱんっ


  全部で 三つ。

  実物を知らないから、正確なことはわからないが…… 《拳銃》というよりは、銃口の長い《猟銃》のような音だと思った。

「今のは、猟銃ですね。 どうやら、誰かを狙って 撃っているみたいです」

「街中で――― 猟銃ですって? 誰なの、その 大ばかヤロウは!?」


  白ウサギの首に しっかりと捕まって、腕には 買い物袋を提げて…… はたから見たら、滑稽な光景だろう。

  白ウサギは 周囲を窺って、長い耳をぴくぴくと動かし、叶人は 邪魔をしないよう、じっと静かに待っていると――――。


  銃を撃った 犯人は、建物の陰から あっさりと顔を出した。


「あ~れ~。 確かに、こっちに逃げたと 思ったんだけどなぁ……」


  拍子抜けするくらい…… まだ若い、少女の声。

「あ、ねえねえ 人がいる! ちょっと、すいませ~ん! お尋ねしますけど~」

  あろうことか、叶人たちの方へと、ずんずん 歩いてくるではないか。


  白地に イチゴ柄の《ワンピース》は、フリフリとしていて、アリス衣装並に 可愛いのに…… 肩に担いでいるのは、紛れもなく 使い込んだ感じの《猟銃》だ。

  茶色の髪を ゆるく巻いた ボブスタイルは、赤い モノに包まれて――――。


「…… 何、アレ?」

  あの―――― 頭から 肩にかけて、少女に乗っかっている《赤いモノ》は。

「ああ…… カナトは 初めて見るんですね。 アレは、この世界では珍しい《赤ずきん》ですよ」

「赤ずきん……!?」

「そうです。 確か、彼女は《トレジャーハンター》でして、お供の《オオカミ》を連れて、世界中を 旅しているとか」


  《赤ずきん》に…… 《オオカミ》さんだって~。

  誰か、現実の世界の 人達に、あの姿を 見せてあげたい。

「用心して下さい。 赤ずきんは、誰かれ かまわず、猟銃を撃つことで有名です。 僕に つかまったままで いて下さいね」

「…… それって――― もしかして、ピーターよりも 危険人物なんじゃないの?」


  つくづく、この世界の ねじれ方は 普通じゃないな……。



  叶人たちの 三歩先には、人懐っこい笑顔が印象の《赤ずきん》と、背後霊のように 地味に立つ《オオカミ》が 迫って来ていた。

「あれれ…… もしかして、女の子の《アリス》なの~!?」


  叶人の エプロンドレスに気が付いた《赤ずきん》は、手にしていた《猟銃》を後ろに放り投げて、走り出していた。 

 え~と…… ものすごく眠いです。

 誤字――― が やはり見つかったので、修正しました。


 《赤ずきん》と《オオカミ》の登場でした~。


 今後、カナトと どう関わっていくのか、個人的に 楽しみです。


 次回…… は、まだ 何も決まっていないので、予告はしないでおきます。

 今日から 12月ですね。 職場の《大掃除》で、すでに疲れている 水乃でした。

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