帰路
掲載日:2026/04/04
(短歌)
ひとを待つ
時間が苦痛じゃないときは
きっとやさしい気持ちの夕暮れ
ドアがあく
たびにだれかがやって来る
ちっとも知らない顔みしりたち
神社なら
さみしい嘘もつかないで
いられる未来を祈ってりゃいい
冷たくて
重くて黒いピストルを
すがるみたいに抱きしめてみる
神聖を
うりものにする神さまも
きっと少しは意味あるだろう
ひとつぶの
雨がたしかにほおに落ち
空は知らずにただただ夕焼け
折れたという
心の継ぎ目をみてごらん
きっとやさしい色をしている
これほどの
幸せ色の街に住む
帰る家にはある愛の虹




