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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

立場的にはオーバーマインドもどき

掲載日:2026/05/26

2020年ぐらいに書いていた下書きをあれやこれやしたもの

僕は、小さな宇宙とともに生まれたらしい。宇宙は、僕が育てなければならない。周りにいた存在は管理者と言い、みんな大きさは違えど宇宙を持っていた。

 年齢が高く強い人はいくつも持っていた。生まれたばかりの僕の姿は、先輩である管理者が見せてくれた、子供というものにそっくりだった。


 僕は、ある管理者に絡まれていたせいで、ひどく卑屈な存在になっていた。その管理者は、姿はその彼が持っている宇宙の生物の主な支配者の種族たちの基準ではとても美しかったが、今考えると、いや、あの子の生まれ変わりが惨殺された時から、悪意が意思を持った管理者なのでは、そう思った。


 その管理者が育てていた宇宙はどうしようもない、本来の星の支配生物は管理者に近いものになるのに、そこにあるのは、本来の姿基準から見ればたちまち正気を失う怪物と言えるものだった。

 僕は、ありとあらゆる手段を尽くして、周りの管理者たちを味方につけて、宇宙ごと、その管理者を殺した。


 彼が育てていた宇宙はのちに、魔界という概念の元になった。おそらく惑星や星の支配生物にとっての魔界とは少し違うだろう。


 ある世界では悪魔と言われそうな生物も管理者たちにとってはそうではない。

 全て、ある星基準ではヒトとかそうひとまとめをされる。

 あの子は、僕があの管理者によりひどく卑屈な時に出会った、「一般人」らしい。よくわからなかったけど、(地球風に言えば現代ファンタジー系プラスSF、科学と魔法がかなり発展した世界での)女子高生で、魔法の授業の予習をしていて、ミスをしたのか、変なとこに来てしまった、辛い、とのことらしい。


 橙色の髪と瞳をした土属性と火属性の魔法が得意な少女だった。数ヶ月、その少女のそばにいた。可哀想で、元の星の居場所に戻したかった。でも、その時の僕には勇気がなくて、ずっとそばにいた。


 オロオロしてた。君の世界風に言えばここは神様の空間だって、って言ったらあの子は怒りながら、神様に合わせて、返してって言って欲しい!無理なら諦めるから!的なの言われた気がする。


 割と昔だから。 僕は、自信が持てず、ほかの管理者に怯えていたため、対応が少し遅れた。後にあの子のいた宇宙の管理者と会ったけど、帰ることは出来なかった。


 僕のせいで遅れた。最初に会っておけばと思っていたけど、それももう遅い。あの子にはとてもキレられた。 

 でも、「他の人?神さま?に合う自信も無かったら、どうしようもないよねって思うの。しょーがない、諦めるわ。あなた、私を引き取れたりできる?」


 出来ると言えば、あの子の管理者が来て、気付いた時には、あの子は僕の管轄の部下、ということになっていた。あの子曰く、巫女っぽい!と語っていた。


 その後100年後、僕らは子を作った。…互いの血を水とかで溶かして、それをあの子が祝詞を唱えながら飲み、お腹で育てて産む方法だ。儀式的なものだ。そしてできた子供は、活発な女の子型の神だった。その子にはジャスミンとつけた。ジャスミンは槍とかを振り回して遊ぶのが好きで、多分立派な戦士とかになるのかな、と二人で話したりした。その後、何億年かはわからないが、彼女は僕の加護を受けたのか、見た目の年をとらず、生きていた。あの子とは、その何億年間のどこかで、結婚というものを二人でした。その後も、あの子にとってはとても緩やかなペースで、5千年ごとに子供を増やしていった。


 あの子は、完全な不老不死ではなかったらしく、何十億年かは生きていたものの、死んでいった。死ぬときは、見た目こそ、あの時のままだったが、雰囲気は全然違っていた。なんというか、老成した感じの人になっていた。


 当たり前か。管理者は、星以外の生き物としては、永久に生きてるようなものだから。それでも、彼女は、長いけど、一瞬のようで、楽しかった。といっていた。彼女が死ぬ100万年くらい前にもうすぐ、私は死ぬわ、と教えてくれた。体の痛みはないが、なんとなく、ガタがきた、と思ったらしい。


 そのあとは、常に一緒にいた。彼女に、自分の愛の全てを話し続けた。彼女は恥ずかしそうにしていたが、今話せなかったら、いつ話すんだ、といった。すると彼女は「来世でまた会えばいいじゃない?この世には、転生が存在するんでしょ?あなたは、分霊で私を探しにきてよ?あ、貯金、じゃなくて、リソースはある?あれ、お金みたいなもんなんでしょ。それを活用して、分霊、活かせないかな?」と語る。


 リソースとは、宇宙そのもの星とか原子とかのことで、僕を迫害していた管理者にカツアゲされ取られていたが、それは管理者同士の取引に入るらしい。それを生かして、取り敢えず泣き寝入りはしないことにした。どこかで訴えて、そのリソースを返してもらうつもりだ。もしかしたら取り逃がす部分が多いだろうが、ないよりはましなのだから。


 そして、あの子の肉体が死んで、輪廻の輪に入ってから、僕はまた会うために、探し始めた。あの子に少しでもはやく会うために、宇宙の管理を頑張った。グレーゾーンじゃなくて、清廉潔白とまでは行かないだろうけれど、真面目に。


 でも、あの子生まれ変わり先を突き止めて、もうすぐ会えるというのに、会えなかったんだ。なぜなら僕を虐げていた管理者の一つの星にあの子の生まれ変わりは異世界召喚で攫われて、ありとあらゆる痛みを与えられ殺されたから。あの子が落とされた星は、本来生まれるべき形から逸脱していた。


 姿は彼らには異形に見えたのだろう。だとしてもそこまでする必要はないだろうに。


 その星はかの宇宙で一番淀みが清浄な星だった。


 もう救いようがない。


 あの子の亡骸から記憶を読んだ時に僕は、僕は、憤怒なんてものじゃない感情に染まった。もう、あの管理者をいかに合法的に殺すかしか考えていなかった。


 管理者には、リソースの変換の義務があり、それは基本、宇宙を円滑に運営するための管理者たちを監視、かつ、サポートをする、管理者用の演算装置が全てを知っている


 詳しいことは僕もわからない。サポーター兼監視役なのは確かだ。


 その後はかの監視者をどうすればいいかと思案しながら、宇宙を管理していった。


 とうとう、仇討ち免状と言えるものを貰えた。殺されたあの子がただの「人間」だったので最高でも厳罰と思っていたから、この手で殺せることに歓喜した。しかし、僕だけではなく、他にも愛した者を殺された管理者がおり、むしろ僕よりその殺された管理者の"夫"と言える存在についての仇討ちがメインだった。僕の仇は、他にも数人、さらには格上げされたまだ極小の宇宙を管理する存在とはいえ管理者そのものを殺していた。管理者を殺せばその管理者の管轄の宇宙は崩壊して、ただの混沌と化す。要は宇宙の生命分、罪が重くなった、と解釈できる…それもあり、仇討ち免状が出たのだろう。


 あの殺された妻の管理者は僕よりは後に生まれた存在で、それなりに顔を合わせたことがある。記憶の中では、冷静で、しかしその心には情熱がある優しい者だった。しかし仇討ち免状をもらった時はとてつもなく怒りや憎悪で言い表せない感情があった。それはみんな同じで。しかし彼女から溢れる何かがほかのよりもより濃く感じた。そして仇討ちをしたのも彼女だった。


 仇の存在が消える前に欠片が僕たちの宇宙に入ってきた気がした。どこまでも神経を逆撫でしてくる。


 ことが終わり、僕は探すために分霊を色んな星へと飛ばす。


 そして、やっと見つけた。


 なんだろう。テンプレなドアマットヒロインドアマットヒロインになりかねない状態だったけれど仇の欠片とは別口の生まれた魔王のせいで全てが壊れて有耶無耶になっている。


 仇よりはマシもマシだが、ちょっとそこの管理者には言っておこう。


 長くなってしまった。


 自らの仇である魔王の手下である魔族たちと戦う女戦士になっているあの子。


 送り出す分霊はその後に向こうの管理者のリソースとなる。だから失ってもいいぐらいのリソースにしている。

 

 僕の送り出す分霊は……少しでも君の隣にいたいから、ちょっとだけ強くしよう。


 ポーションとヒールを下級だけでも作れる体にしよう。あの子の役に立てるように。


 向こうの管理者が存在しない身分を与えると、分霊は消えていった。


 今会いに行きます。


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