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愛しき我らのお嬢様!  作者: 123
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一話 人生の分岐点



一ヶ月前までは、自分の事をこう評価していた。


私の唯一の長所をあげるとしたら、“愛想がいい”、

これだろう。


笑顔でいれば、大抵の人は私を良くできた娘だと褒めてくれる。


私は、不幸だと嘆いたことも、幸福だと誇ることもない、ただの普通の国民。


いわば、"可もなく不可もなし"。


しかし、そんな自分に、ある日突然。


そう。それも晩御飯の食材を片手に持っている時に



「君を私の息子の養子にする。」



なんて言われたら、どんな表情(かお)をするのが正解なんだろう。


このいかにもお金持ちって感じのおじいさん、何処かで見たことが……。


そう思っていると、周りの人からのひそひそ声が耳に入った。

「あの人って、ドーハティ家の当主様じゃない?」

「ドーハティっていえば、この国の三代名家じゃないか…!」


この国を支えていると言ってもおかしくない、三つの名家。


いやいやいや。もしそれが本当だとしても謎が深まるだけじゃない。


目の前のおじいさんはずっと微笑んでるし…。

そのおじいさんを守るように囲んでいる黒い服を着た人たちの圧力も凄いし…。


一ヶ月前の私に、こんなことが予測できていたらきっとこんなはずには___________






あっ、そうだ。時間を巻き戻せばっ…!!!



って戻りませんよね。…ハハハ。




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