第四十章「増援のレジスタンスギルド」
どうも、アフロ月です。
熱い展開になってきたぜ!
黒い雪原編
第四十章「増援のレジスタンスギルド」
ここは、白の国レジスタンスギルド。
「ユキ君、大丈夫?」
「ああ。いいから、お前は他の奴等を診てやってくれ。」
「う、うん……。」
女性・真白井 モチは、ユキのことを心配しながらも、ギルドの他メンバーのもとへ駆けていった。
「いってぇ……。」
脇腹を抱える真白井 ユキは、多量の汗を流している。
他の奴等をと言ったが、ユキも相当の重傷だった。
「血があまり出てないのが幸いか……。」
呟きながら、ユキはこう思った。
劣勢だ。
青との交戦で、負傷者も増えてきている。
籠城するには、少しばかり……いや。かなり無理があったかもしれない。
防衛戦もここまでか。
「…………参ったって言ったら楽なんだろうなぁ……。」
苦笑するユキ。
「ユキ君!怪我見せて!」
すると、診察し終わったのか、モチがユキのもとに駆けてきた。
「ん。」
「……!!……待って、すぐに治すから。」
「頼む。早く前線に戻らねぇと。」
「無茶するな…………って言っても無駄だねぇ~。」
決して笑顔を絶やさない、モチ。
「まあな。」
無茶しても戦う。理由は勿論、ついてきてくれた仲間の為。自分の為。
「格好つけてないで。ほら、本当は安静にしておかないとダメなんだけどねぇ。」
「ありがとう、モチ。」
「うん。」
それに……モチの為。
「ひゅーひゅー。」
「……誰だ、からかってるのは。」
「私。」
「………………。」
………………予想もしない人物が、そこにはいた。
「……は……?お前……ハツガ…………!?」
「違う。灰色の死神。」
二つ名を相当気に入ってるようだ。
いや、それはともかく……。
「何でお前がここにいるんだよ!?」
「助けに来た。」
「助けにって……お前な!?折角脱出させてやったのに……!!」
「隊長!!」
言い合っていると、仲間の一人である男が叫んだ。
「どうした!?」
「増援です!!」
「なっ……また青の奴等が来やがったのか……!!分かった、すぐに俺も出る!!」
「あ、いえ……違います。」
「違うって、何が……!!…………まさか……。」
ユキはハツガを一瞥した。
「味方の増援です!!十数名が加勢してくれています!!」
「一体どこから……。ハツガの仲間か……?」
ハツガはこくりと頷いた。
ユキの中にある何かが……沸々と沸き上がる感じがした。
「さらに前線から、加勢により優勢になっていると報告がありました!!」
「なっ……!?」
もしかして……勝てる……?
ユキは近くにあった台に乗り、こう叫んだ。
「お前ら!!これは願っても無いチャンスじゃねえか!!これをむざむざ逃すわけにはいかねぇよな!?」
「「おおおおおおお!!!!!」」
士気は高まった。
「真白井ユキ、出る……!!」
・・・・・・・・・
「はーーーはっはっはっ!!!久々に暴れられるぜ!!!」
「霧雨の親父って、あんなキャラだったのかよ……っと。争離!!」
前線で主に活躍している二人。
イツキの親父と日光だ。
どちらがより多くの相手を倒すことが出来るのか、競争しているらしい……。
「……油断しないでくださいよ?」
「すぐに調子に乗りそうで心配ですわ……。」
イツキとヒラメも、二人ほどではないが、活躍している。
襲いくる敵を次々となぎ倒していくのだ。
「紅さん、そっちに行った。」
「了解。ありがとう犬槇。」
「犬槇さん!紅さん!こっちは完了です!」
「おし、了解だ神崎。」
犬槇、紅、まぐろの三人は負傷したレジスタンスギルドのメンバーを救出。
まぐろがギルドまで連れていく間、犬槇と紅が敵の足止めをしているのだ。
他の場所でも、ミノリを筆頭に救助活動にはいっている。
「まだ来るか……。」
「うわっ、親父……。」
「うわ?うわってなんだよイツキ。」
「いや……そりゃ乱戦してたらこういうこともあるけどさ……まさか親父だとは。」
単刀直入に言うと、囲まれた。まあ、圧倒的に数が違いすぎるので仕方無いのかもしれない。
「イツキ、いけるか?」
「じゃないとここまで来てねぇよ。」
「そうか……!日光との勝負の邪魔だけはすんなよ!!」
「はいはい。」
突破口を見出だす。
イツキと親父は、敵の群れに突入していった。
「妃懦莉か。」
「?……日光さん。どうかしましたの?」
「いや……乱戦は平気か?」
「経験はありませんわね。」
「じゃあ1つ言っとくわ。don't stop。あと、周りには気を配れ。」
「あの……1つじゃありませんわ。」
同じく日光、ヒラメも。
突入していく。
「進め!!お前ら!!」
「私も。」
「ハツガ……!頼むぜ……!!」
「灰色の死神。」
「……はいはい。頼むぜ、灰色の死神……!!」
「任せて。」
ギルド内に居たユキ、そしてハツガも参加する。
しかし、忘れてはならない。
増援の可能性は敵にだってあることを。
こんにちは、アフロ月です。
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
レジスタンスギルドに加勢したイツキ達。
ミノリに諭されてやってきたのですが、もし加勢せずに黒の国へ向かっていたらどうなっていたのか……。
可能性は無限大!!
最後に、後書きまで読んでくださった読者の皆様に感謝を込めまして……またお会いしましょう。
Thank You。




