第三十九章「予定変更!!」
どうも、アフロ月です。
脚が痛し!!
黒い雪原編
第三十九章「予定変更!!」
「霧雨先輩。」
「ん?どうしたんだ、まぐろ。」
「霧雨先輩は、白の国の地形に詳しいですか?」
「いや、あまり……。そもそも白の国には、あまり訪れたことはないから。」
「分かりました。ありがとうございます!」
サングラスをかけたまぐろは、白の国で交戦中のギルドメンバーを助ける算段を考えている。
サングラスをかけたイツキは情報提供。
1日経った今だが、まだ時間はかかりそうだった。
「神崎さんは偉いよね。」
「だなぁ。あのお嬢ちゃんは優しいからな。」
サングラスをかけたツユに、サングラスをかけた親父は賛同した。
……因みに、何故サングラスをかけているかというと、雪に反射した日光が眩しいためだ。
視界が遮られるので戦闘にだって不利。
人数分のサングラスを取り出したのはミノリだった。
どこに隠し持っていたのやら……。
「キマってますよ、イツキ様。」
「……どうも……。」
偶然目が合ったミノリにグッと親指を立てて言われた。
似合ってるなら……まあ……。……それに日光は、渋く格好いい感じになっている。「フェイバリットだ。」と、言っていた。
「ふあぁ……。」
イツキは大きな欠伸をした。それにしても……暇だ。
やることがない。
いや、装備の確認やコンディションの調整等やることはあるのだが……。
「心配なのは、食料だけかなぁ……。」
「……食料ですか……?」
イツキの呟きを、ミノリが耳にいれたようだ。
「工夫すれば、1ヶ月はもつと思います。」
「ええ!?でも、見たところ2週間分くらいしかないですけど……。どんな工夫か聞いてみたいです。」
「非常に合理的な方法です。まずイツキ様を殺っちゃいます。」
「ちょっと待て!!どこが合理的なんだ!?」
「あとは野うさぎや鹿を捕まえれば1ヶ月は平気でしょう。」
「それ俺が死ぬ必要あった!?」
理不尽極まりない。
「一応理由はあります。一人減ることで、他の方の1食分が増えます。」
「……却下だ。合理の前に俺が同意しなきゃ駄目だろ。」
「はぁ……やれやれ。」
「やれやれって何だよ……。」
こういうときのミノリは、はっきり言って頼りにならない。
「急に話は変わりますけど、ミノリさんならレジスタンスギルドの人達を助けに行きますか?」
「ええ。勿論です。」
即答だった。
「何故?」
「何故って……リーダーではないから言えるのかもしれませんが、困っているのなら助けるべきかと。」
「…………。」
……なんだろう。
ミノリの言う通り、困っているのなら助けるべきだ。
実にシンプルで説得力がある。
「……やりたいようにやればいいのかな……。」
「?」
「ありがとうございます、ミノリさん。助けたいから助けるんですよね。」
「は……はい。そうですが……。」
イツキは立ち上がった。
突然立ち上がったものだから、皆は驚いている。
「みんな!白の国レジスタンスギルドを助けにいきたい!!」
「「はあ!?」」
「霧雨先輩……?」
「ギルドの人達は、青と交戦していてピンチかもしれない。このままじゃさらに劣勢になってしまう。」
「でも待ってくれ!」
異議を唱えたのは、犬槇だ。
「確かにそのレジスタンスギルドってのは困ってるかもしれない。だけど、俺達には時間が無いだろ?」
「後々は白の国に協力するんだ。それが少し早くなっただけだろ?それに……。」
「なんだよ?」
「もしここで交戦している青を下せば、必ず青は動揺する。それに俺達、反抗する存在がいるって、明確に知らしめることが出来る。」
「……。」
「白とも同盟を組みやすくなり、今から行く予定の黒の国の士気を高められる。それは俺達に協力してくれる手助けにもなるはずだ。」
「…………分かったよ。赤にも有益な話だ。」
「ありがとう。他に意見のあるやつはいるか?」
誰も反対の意を示す者はいなかった。
黒の国行きは一旦取り止め。
レジスタンスギルド加勢作戦、開始だ。
たまにはこんばんは、アフロ月です。
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
予定変更!!ということで、黒の国行きを一旦取り止め、レジスタンスギルドの方へ向かいます。
だって、黒い雪原編ですから!!ね!!
最後に、後書きまで読んでくださった読者の皆様に感謝を込めまして……またお会いしましょう。
Thank You。




