第三十四章「しっかり者?」
どうも、アフロ月です。
花札が好きです。
物語中で、イツキ達にさせたいなぁ……。
黒い雪原編
第三十四章「しっかり者?」
霧雨一行が黒の国へ向かう途中、馬車を使えることに気が付いたイツキは、レンタル馬車があるとある村に寄り道をしようとしていた。
その村は、イツキの妹、夕立がいる。
イツキに妹がいることを知らなかった面々は、驚いていた。
「夕立か……。イツキみたいに育ってなければよいが……。」
「どういう意味ですか、茶々猫さん。」
2列3列、はたまた4列となった一行。
先頭のイツキ、ガウラ、茶々猫、紅は、夕立のもとに着くまで軽く談笑をしていた。
テーマはイツキの妹の事だ。
「そのままの意味だ。イツキのように育っていたら、さぞ夕立とやらは手のかかる女なのだろうな。」
「ただの悪口じゃねえか。夕立はそんな奴じゃないです。」
「ふむ?」
「俺や親父と違ってしっかりしてる、縁の下の力持ちなんですよ。」
「成程のう。イツキがシスコンなのはよく分かったぞ。」
「おい。」
まったくこの人は……。
イツキは溜め息を吐いた。
それにしても、夕立は元気だろうか?
数日前、まぐろと村に寄ったときは元気にしてたが……。
「妹……か。」
ぽつりと呟く紅。
「紅さん?どうかしました?」
「……実は私にも妹がいるんだよね。」
「そうなんですか!?」
「うん。赤の国に置き去りにしちゃったけど…………無事かな……。」
「……。」
そうか……紅や犬槇は赤の国から来たのだった。
彼女にも、犬槇にも家族は居るし…………家族が無事だと分かっているだけでも、凄く幸せで有り難いことなのだ。
「…………大丈夫ですよ。出来るだけ早く、赤の国を解放しに行きますから。」
「……うん。ありがとうイツキ。」
紅は微笑して、下を向いていた。
……目的の村はまだ先だ。
夕立の住む村は。
・・・・・・・・・
「カサち~~ん!!」
所変わって黒の国。
イツキ達の2番目の目的地である。
そんな黒の国にある傭兵育成機関「闇夜の一星」では、チャラい男、博羽が少女へ駆け寄った。
「な、何だ、博羽。」
困惑した表情を浮かべる少女、名はカサ。
霧雨一行の仲間であり、黒の国の力を借りるために一人滞在しているのだ。
「カサちん、まだそのイツキって奴は来ないの?」
「そもそも私が書いた手紙が届いているのかすら怪しいが……。岩具は?」
「まだ帰ってきてないね~。」
「なら、岩具が帰って来ないと何とも言えんな。」
口を尖らせる博羽。
表情豊かな彼は、本当に感情が分かりやすい。
「イツキって強いの?」
「イツキか?……そうだな……。正直、よく分からない。ただ……イツキは強くなって帰ってくる、必ずな。」
「へぇ~!そりゃあ楽しみだなぁ~!!」
ウキウキとしている博羽。
闇夜の一星では、バトルロイヤルのような形式で戦いが繰り広げられている。
戦いが大好きなのは、博羽も同じである。
そして、カサも……。
「…………イツキ、早く戦いたい。それに皆も。……今頃どこに居るのだろう……?」
こんにちは、アフロ月です。
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
……今回、多分10分程しか進んでいないような気がします。
そろそろ進めないと、過疎化しちゃうよなぁ……。
最後に、後書きまで読んでくださった読者の皆様に感謝を込めまして、またお会いしましょう。
Thank You。




