第二十五章「雨、再び」
どうも、アフロ月です。
甘い物食いてえ。
最近、筋トレをさぼってしまっている……早く再開しないと……。
黒い雪原編
第二十五章「雨、再び」
「補佐役……?犬槇が?」
「そう言ったが。」
マキ村という、レイ達が運び込まれた村で、霧雨一行は茶髪イケメンの犬槇と話をしていた。
「えっと……犬槇。言いづらいんだけど……園庭の長って……亡くなってるんだよな?」
「ああ。……何だ、情報の伝達が早いな。」
「まあ……。それで、犬槇は何故ここに?」
「逃げて来たんだよ。赤にはもう……いられねぇからな。」
顔を俯かせる犬槇。
「……すまん。」
「いや、いいんだ。……なあイツキ。お前らは何をやってるんだ?」
「……反抗だ。青と紫に。」
「レジスタンスか?」
「……レジスタンス?何を言ってるんだ。元々俺達の国だ。それだと、あいつらが上にいることを認めることになるだろ。」
「…………それは、すまないな。」
全員が、顔を俯かせている。
静かに……時は流れた。
その時。
「戻りました。ミノリさん。」
「あっ……おかえりなさいませ、雨燕様。」
「雨燕?」
イツキは首を傾げた。
どこかで聞いた名前だが……。どこだろう、思い出せない。
「ミノリさん、この人は?」
「ああ、この方は雨燕様で……」
「ガウラさん!!!」
突然、雨燕が大声を出した。
「…………。」
「お久しぶりです、ガウラさん!」
雨燕はガウラへ駆け寄った。
そのまま抱きついて、頬をすりすりとこすりあわせている。
「…………。」
ガウラは困っているようだ。困惑した表情を浮かべている。
「知り合いですか?ガウラさん。」
イツキが言うも、ガウラは答えなかった。……いや、答えられないのだろう。
代わりに、雨燕が答えた。
「はじめまして、深淵の箱庭でガウラさんにお世話になった雨燕です!あなた方は?」
「はじめまして、霧雨イツキです。深淵の箱庭所属の生徒です。箱庭でお世話になったってことは、卒業生か何かですか?」
「いえ、青の国傭兵育成機関『海底の古城』所属の雨燕です。」
「…………は?」
イツキはレイピアを抜いた。
「青が何の用だ?」
「待ってください!私は、もう青ではありません!」
「……信用出来ない。」
「…………ガウラさんと仲良しっていうのは……?」
「殺すために近寄ったってことも考えられる。」
「うーん……。」
雨燕は唸った。
すると、ミノリが口を開いた。
「イツキ様。信じてもよろしいと思います。」
「ミノリさん……!何故ですか?」
「彼女は古城長であるオオノガンに背きました。私達の目の前で。」
「オオノガン……に……?」
「……つばめ。」
「え?」
ガウラも口を開いた。
「食べた。」
「食べたって…………ま、まさか……。」
「食べた。」
「…………はぁ……。」
食べた。
そう聞いて、イツキは溜め息を吐いた。
まぐろや親父はチンプンカンプンのようだが……イツキにはその意味が分かった。
「……すみませんでした。」
イツキはレイピアを収めた。
「いえ、分かってくれたなら嬉しいです。」
「こちらに寝返った理由は?」
「正しいこととは思えなくて。」
「……そう思ってくれる人もいるんだ……。」
イツキは少し嬉しかった。
そう呟いて、さらに言う。
「それじゃあ、今から俺達はどうすれば?」
「茶々猫様の帰りを待つしかないかと。彼女が帰り次第、治療して……またその時に考えましょう。」
「……そうですね。今日はもう休みましょうか。」
イツキは再会を果たし、マキ村で暫しの休息をとることにした。
茶々猫が持ってくるはずの、「お湯」を待つ。
こんにちは、アフロ月です。
萌葱色変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
雨燕……親父……ガウラ……仲間ラッシュがすごい!
いやまあ、増えて悪いことはないですよね。輪も話も広がるのですから。
……それを扱えるかどうかは作者の技量ですけどね……。
…………はは……。
最後に、後書きまで読んでくださってありがとうございます。
またお会いしましょう。
Thank You。




