第四十四章「日光対カガミ」
まぐろ「野球をするなら、まずメンバーを集めませんとね。」
イツキ「そうだな。それに試合をするなら最低でも18人。審判を入れるなら20人以上になる。」
レイ「人望はあるかい?」
イツキ「何言ってるんですか。俺は主人公ですからね。そのくらいありますよ。」
桃の国解放戦線編
第四十四章「日光対カガミ」
黄の国で、日光一行は魔法使いの夜咫乃カガミと出会った。
敵であるカガミに臨戦態勢をとるも、一対一を望む日光だったが……。
・・・・・・・・・
「ぐっ……氷……!!」
「ええ。」
日光の刀、周章狼狽が一瞬にして凍った。
これでは抜刀することができない。
「日光!!」
ヒラメが叫んだ。
「なんだよ。」
「手を出しますわよ!?」
「バカ言うな!誰も頼んでねぇだろ!」
「そうですけど…………あっ、日光!」
「今度はなんだ!?」
「下ですわ!!」
「あ?」
きらりと足元に氷が見えた。
せりあがってきた氷の棘を咄嗟に避ける。
「危ねっ……!?」
「突魔氷は避けるか……なら。」
カガミが右手を左手首に。
左手を日光にかざす。
「氷魔鳥。」
そう紡ぐと、氷で出来た何羽もの鳥が日光に飛んでいく。
「なんだ……それ……。」
刀で斬ることは出来ない。
避けの一手だが……。
「速いなオイ……!」
「追尾性を皆無にしたかわりに、速さに重点を置いた技よ。」
「だがまあ、避けられないスピードじゃねえな。」
ひょいと避ける日光。
「そうね。でも私は貴方なんか狙ってないから。」
「……!!お前ら!!」
振り向くと、たった今避けた鳥が、後方の仲間達に飛んでいくのが分かった。
「甘いですわ。」
元々臨戦態勢はとっていた。
各々の武器で打ち落とすことが出来た。
紅のみ避けていたが。
「あら……女の子なのにやるわね。」
「若さじゃねえか?少なくともアンタより若いだろ。」
「挑発のつもり?」
「予想と事実だ。」
「…………ああ、そう。」
カガミが左手をかざし、氷の刀を造り出した。
「斬ってあげるわ。」
「やられるつもりはないが。」
「なら、その足の氷はどうするの?」
「あ?」
ちらりと己の足を一瞥する。
……成程。凍っていた。
「冷てぇ!!ちょっ、やめろっておい!」
「これが魔法よ。どうやら少し舐めてたようね。」
「うるせぇ!!さっさとどうにかしろクソババア!!」
「…………。」
カガミの中で何かが切れた。
「そう。よほど死にたいのね。」
ノーモーションで氷を生み出す。
どんどんと大きくなる氷。
その氷は巨大な刀となった。
「氷魔刀・草薙。…………さあ、一思いに。」
氷魔刀・草薙が日光に向かっていった。
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
大変なことになってしまいました……。
萌葱色の変奏曲が……なんと……なんと……!!
書籍化決定!!
……っていう発表がしたいですわ。
早くウエハース食いたいよおぉぉぉぉぉ!!!
それでは、またお会いしましょう。
Thank You。




