第二十四章「雛椋鳥・恐怖」
イツキ「突きが得意だからイツキではないです。」
桃の国解放戦線編
第二十四章「雛椋鳥・恐怖」
目前まで迫ったヒナに対して、イツキは何も出来なかったわけではない。
咄嗟にレイピアを出して金属音を響かせた。
「ぐっ!!」
双剣とレイピアの音が、周りの者を我に返らせた。
「やっ……ば……かったのう……。」
冷や汗をかく茶々猫。
同様に白猫、黒猫、カサゴ兄妹は苦笑いをした。
「……イツキ!!」
茶々猫が叫ぶ。当のイツキはヒナの剣撃を受けていた。
手数の多い攻撃に苦戦しているようだったが、無事だ。
「すみ……ません!茶々猫さん!加勢!加勢お願い!ヒナやばい!早く!」
「あまり無事ではなかったのう……。うむ、今いくぞ!」
ヒナへと駆け出す面々。
ヒナがちらりとその面々を一瞥した。
……途端に足が動かなくなる。
「なっ……!?」
力を吸われていくように、彼女達は地に伏した。
「うぐっ……!」
「うっ……ごほっがはっ!!」
「ああ……あぁぁ……。」
「白猫さん!?カサ!?大丈夫ッスか!?」
嘔吐する者も出るだと?
……どうやら今までとはまた違った恐ろしさを持つ少女と戦わなければいけないようだ。
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
……寝落ちしてないですよ!
ヒナという少女が青の幹部に入るには、それなりの力が必要です。
その力の正体に対抗することが出来れば……イツキ達にも勝機はあるのではないでしょうか。
それでは!後書きまで読んでくださってありがとうございます!
Thank You。




