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萌葱色の変奏曲  作者: アフロペンギン
深淵の箱庭奪還編
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第二十三章「おともだち」

レイ「眠ぃよ!!」

 深淵の箱庭奪還編

 第二十三章「おともだち」




「やあヒビカリ君!どうだい最近は?」

「あ?てめぇ…………調子良いぜ。」

「いいねいいね~!!」


 深淵の箱庭長の部屋。

 イツキと日光を待っていたのは、黒いオーラを纏ったガウラに、ボロボロの八頭。

 そして……ワンワンダーラビットというガウラの「おともだち」だった。

 外見さ垂れ耳の兎のようで、目元は黒だが目は無い。


「どう?どう?久々のご対面は?」

「どうと言われてもな……ガウラを戻せよ。」

「つれないねヒビカリ君~!イツキ君はどうなの?」

「霧雨ならガウラを止めに行ったよ。」

「自殺行為じゃ~ん!」


 手を口に当てるワンワンダーラビット。

 どうやら驚いているようだ。

 そんなワンワンダーラビットの視線の先にはイツキが居た。……視線といっても目が無いのだが。


「ガウラさん!!!」


 イツキが叫んだ。

 ガウラは首をまわしてイツキを見た。


「あはははは!!遅いよ霧雨イツキ!!」

「落ち着いてください。被害が出る前に。」

「やだなぁ!あはははは!!面白いね!!落ち着いてるよ!!」

「落ち着いているやつがニタニタと笑ってるかよ!」

「?」


 あ、やばい。

 イツキはそう思った。

 この状態のガウラにツッコミをいれるなど……やってはいけないことなのに。

 イツキを変えたのか…………ツッコミをいれる日々が。


「なんなの!?嘘!?嘘ついてるって!?冗談じゃないよ霧雨イツキ!!」

「だから落ち着いてください!!」

「落ち着いてるって言ってるよね?」


 黒いオーラがイツキを襲う。


「なっ……!?」


 だが受け流せる代物ではないし、反自然アンチネイチャーで分解も出来ない。

 目前まで迫った、その時だった。


「危ないねぇ~。」


 黒いオーラを止めたのは、同じく黒い腕を生やしたモチだった。


「モチさん……入ってこないでって言ったじゃないですか!!」

「でも入らなかったらどうなってた?」

「……。」


 この黒いオーラだが……いつの日か仲間に説明するつもりだったのだが、する前に誘拐されたものだから機会を失っていたのだ。


「イツキ君、ボロ雑巾になってたよぉ~。」

「……待ってください。」


 モチの言ってる事は正しい。

 細かい説明は省くが、黒いオーラを纏ったガウラは狂気そのものだ。

 イツキなどボロ雑巾のように汚れた物体に成り果ててしまうだろう。


「モチさん……。」


 だが今はそれは置いておく。違和感を覚えたのは、そういうことではなく……。


「モチさん、これは箱庭所属の人でも知る人が少ない秘密です。……それを何故、白の国出身の貴女が知っているんですか。」

「気になるぅ~?」


 いつもの口調でモチは問う。


「はい。」


 素直に返事をした。


「そっかぁ~!後でね。」


 ………………モチがガウラに歩み寄る。


「なに?」

「やあ!ちょいと私の黒と踊らない?」

「お断り!!」


 衝撃波が巻き起こる。

 イツキは近くで受けたため、ものすごい勢いで……壁に打ち付けられた。

萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

睡魔がすごい。

すみません、本当に睡魔がすごい。

読んでくださってありがとうございます。

Thank You。

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