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萌葱色の変奏曲  作者: アフロペンギン
深淵の箱庭奪還編
133/607

第九章「部隊」

イツキ「やったぞ……!ついに、挿し絵が出来たぞぉぉ!!」


まぐろ「やりましたね、霧雨先輩!」


博羽「待てよ、俺がいないんだけど?」


イツキ「ああ、すまん。いやぁ……長かったなぁ……!」


博羽「ちょっと!?黒猫がいて俺がいないのはおかしくないか!?」

 深淵の箱庭奪還編

 第九章「部隊」




挿絵(By みてみん)

「……こんなもんか。」


 イツキは呟いた。

 たった今、3つの部隊が完成したのだ。


「まず隠密部隊。リーダーにハツガ。」

「うん。」

挿絵(By みてみん)

「ミノリさん、ヒラメ、日光先生。この4人が深淵の箱庭に侵入。目的は隠密行動及び敵のリーダーを倒すこと。」

「「了解。」」

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

 ミノリ、ヒラメ、日光は頷いた。

 少数精鋭の理由は、侵入口であるマンホールが狭く一人ずつしか通れないので、時間がかかるためだ。


「まあ、大勢でぞろぞろなんて、隠密っぽくないし。次に通信部隊。」

「私達ですね。」

「ああ。まぐろ、ツユ先生、茶々猫さん、犬槇いぬまきの4人。」

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

「通信……?妾は機械はさっぱりだがのう……。」


 茶々猫は唸っていた。

 その隣の犬槇が、イツキに聞いた。


「選定理由が気になるんだが……。」

「通信は、この作戦の中枢部分にあたる。だからボケキャラには任せられない。比較的ツッコミにまわっている4人だからだ。」

「そ、そうか……。」

「そして……。」


 イツキが視線を這わせた先は……。


「何か問題が起きたときの増援部隊。カサ、雨燕あまつばめ、親父、博羽ひろう、紅さん、モチさん。この6人でいく。」

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

挿絵(By みてみん)

「うむ。任せてくれ。」


 カサが頷いてくれた。


「白猫さんは外したし、あとは……。」

「ちょっと待てよ!何で私が入ってないんだよ!!」

「……俺もお前に聞きたいけど、何でここにいるんだよ?南鞠なまり。」


 その女の子は茶髪をポニーテールに纏めた少女だった。

 生意気な口調で、毒がある。


「黒の国で別れたはずだよな?」

「ふん!私はそんなところに収まる器じゃないんだよ!馬鹿かよ!頭使えよ!」

「……もう少し年上を敬ったらどうだ。」

「少なくともイツキを敬いたくはないね。」

「なっ!?てめぇな……。」


 まさか年下に「てめぇ」と使う時がくるとは……。

 まあ、南鞠ならいいや。


「お前はまだ子どもだろ。危険な目に遭わせるわけにはいかない。」

「じゃああいつはどうなんだよ!私とそう変わらないだろ!」


 と、南鞠が指さしたのは、まぐろだった。


「わ、私ですか?」

「そうだよ!お前どこ中だよ!」

「どこ中って……。年齢なら、私はもう高校生ですけど……。」

「なぁぁにぃぃ!?私より上だなんて……!!」


 ショックで開いた口が塞がらない南鞠に、イツキはとどめをさした。


「誰だってそう思うけど。」

「かはっ……!!」

「ちなみに、南鞠は何歳なんだ?」

「ははん!レディーにそんなこと聞くなんて、やっぱりイツキは馬鹿だな!紳士になるのは無理だから諦めたらどうだ!!」

「立ち直り早っ。あと俺を罵倒するときに生き生きするのは何なんだよ……。」


 イツキは一つ、溜め息を吐いた。


「とりあえず役割は伝えた。何か質問はあるか?」

「はい!」


 と、高らかに手を挙げたのはヒラメだった。


「作戦名はもういいからな。」

「ひ、酷いですわ!後で考えるって、イツキ言っていましたわ!」

「あ……俺はそんな事言っちゃったのか……。で、何?」

「作戦名を考えましたわ!名付けて……!」

「おう。」

「箱庭奪還の巻!!」

「却下。万に一つ期待したが、元とあまり変わらないし、面白い答えでもなかった。その微妙なセンスが活かされることはないだろう。」

「言い過ぎですわ!!最近辛辣じゃありません!?」

「それ以上のボケを持ってこい。じゃあ、今日は解散な。」


 そして夜は深まる。

 深淵の箱庭奪還の巻まで、あと少しだ。


「…………あれ。何かスッキリしないんだが……。」

萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

ついに挿し絵ですよ、挿し絵。

ちなみに茶々猫の挿し絵は、上から茶々猫、白猫、黒猫となっています。

公開する前に黒猫が青の国へ行っちゃったものですから、出す機会が失われていました。

ですので、他メンバーとは少し違う挿し絵になっています。

最後に、後書きまで読んでくださってありがとうございます!

もう少しで深淵の箱庭奪還の巻作戦が始まります。

これまでとは違う新たな戦いに注目あれ。

Thank You。

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