第七十一章「相手が悪かった」
ムサシ「最近出てない気がするぜ!」
スギネ「そうだね。」
サゴ「それを言うなら俺なんて全然ッスよ!」
エト「いや、俺の方が……。」
イツキ「待て待て!似たような展開が前にもあったぞ!?」
黒い雪原編
第七十一章「相手が悪かった」
「守真無。」
ハンマーでかち上げようとする野田に対して、日光は両手で刀を振り下ろした。
我流と言った剣道。
守真無という新技。
「なっ……!?」
ハゲシストなマッチョ、野田は驚愕した。
接触したのはハンマーと、見たところ何の変哲もない刀だ。
それなのに……何故。
何故ハンマーは砕け散ったのか。
無意識に動きが止まった。
一方日光は、構えに戻っていた。
「残心……だっけか。」
これは小耳に挟んだことなのだが……どうやら赤の国では残心というものをするのが大事らしい。
美学……と聞いた。
「くっ……!まだだ!!」
野田は一歩後退して、残った棒部分を構えた。
「……フッ……俺はまだ戦えるんだよ!」
「構わん。だがそれは、ただの愚考だ……。玩具同然のその棒きれじゃあ……やっぱりお前にはBAD ENDが待ってるんだ。」
「おおおおおオオオオ!!」
怒号を飛ばす野田。
日光は冷静に、いつものように、居合いの構えをとった。
「斬下。」
棒は真っ二つにされた。
「……まだやるか?」
「……!!」
野田は悔しそうに顔を歪ませた。
「…………クッ…………認めたくない……が……負け……だな。」
顔を俯かせて、震える声を出す。よほど悔しかったのだろう。
そんな野田の額に、日光は柄をコツンと当てた。
「フッ……痛いじゃないか。」
「フッ。お前は……まあ、今までの奴等より骨のある奴だったよ。争離を防いだ実力は本物だろうしよ。」
「日光……。」
「相手が悪かっただけだ。それじゃあな!」
日光は駆けていった。
「日光群彰か……フッ…………。」
萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。
いかがでしたか?
Thank You。




