表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
萌葱色の変奏曲  作者: アフロペンギン
黒い雪原編
104/607

第七十章「ハゲ+ナルシスト」

ハツガ「…………。」


カサ「ん?どうしたんだ、ハツガ。その服は。」


ハツガ「男物の服。男装する。」


カサ「なっ……!?まさか、何かに目覚めたのか!?」


ハツガ「…………。ううん、イツキがやれって。」


カサ「なんと!?少し間があったのが気になるが、今はそれどころじゃない!イツキに文句を言うぞ、ハツガ!」


ハツガ「うん。」

黒い雪原編

第七十章「ハゲ+ナルシスト」




黒の闘技大会決勝戦、24人のバトルロイヤルで熱戦が繰り広げられているなか、日光ひびかりと出くわしたのは……ナルシストでマッチョ。髪の毛が無い男だった。


「フッ……驚いているようだな!日光ひびかり群彰ぐんしょう!」

「……まあ、少しな。」


屋根から男を見下ろす。

この男は先程、遠距離攻撃の争離そうりという見えない刃を、手に持つハンマーで防いだのだ。

少なくともただ者ではない。


「…………。」


……うーん……相変わらずキラキラしている。

戦闘に支障は出な………………いや、出る。気になって仕方が無い。頭ではない、全体が妙にキラキラしているのだ。この男。


「そ、そのキラキラやめてくれないか……!?」

「無理だ……無意識のうちに出てしまうからな。」

「あ、そうなの!?たちが悪いんだが……。」

「罪な俺を許してくれ……。」

「あーはいはい……。」


苦笑する日光。同じ男ながら、こんな奴にはなりたくないと思った。


「まあいい。お前に待ってるのはBAD ENDだ。俺の闇の力で喰らい尽くしてやるぜ!!はあっ!!」


日光はそう言うと、屋根の上から飛び下りた。


「…………ふぅ……黒なのに大したことない奴等ばかりだったからな。少しは楽しめそうだぜ。」

「悪いが楽しませてやれない。何故なら俺が勝つからだ!!」

「ほざいてろっ……!」


日光は刀を抜いて駆け出した。


斬下ざんげ!!」


日光得意の居合い。

その居合いを上から垂直に振り下ろして斬る。

それが斬下だ。


「フッ……甘いぜ日光。」


ハンマーで、その一撃は止められた。


「なっ……!?だったら……!!」


日光は体を回転させた。


逆斜罪ぎゃくしゃざい!!」


斜め下から対角線上に振り抜いた。

本来は斜罪しゃざいという、斜め上から対角線上に斬る技なのだが……。

今回のは斜め下なので逆と付けたのだろう。


「フッ……甘いと言ったはずだぜ日光!」


これも。

止められた。


「いちいち名前を呼ぶんじゃねえ!!元々キャラが濃いくせにさらに濃くすんな!!こっちはもうお腹いっぱいなんだよ!」

「お前……この状況でおっぱいて……!!」

「言ってねぇよ!!だからこれ以上濃くすんなよハゲシスト!!」

「ハゲシストとはなんだ!マッチョ要素を入れろ!!」

「そっちかよ!!いやだから!!!これ以上!!キャラを!!濃くするんじゃねぇぇぇぇぇぇ!!!」


日光は力を込めて、ハンマーごと男を押し飛ばした。


「くっ……やるな、日光。」

「そりゃどうも……。」


……とは言え、こちらの手が通じないのは変わらない。何か打開策が無ければ、負ける。


「…………斬下も争離も、斜罪も駄目なら……新技しかねぇのかなー……。」


不敵に笑う日光。

日光は居合いの構えをやめて、両手で柄を握った。


「何をやろうとも、無駄だ日光!」

「だからいちいち名前を呼ぶな……。でもな……無駄じゃないと思うんだよな。」

「ほう……?」

「来いよ……。そういえば、まだ名前を聞いてなかったな。」

「野田だ。」

「……いいぜ、野田。いつでも。」

「じゃあ、遠慮なく……!!」


野田は日光へと駆けた。

ハンマーを振り上げないということは、下からかち上げる気だろう。


「俺も、剣道を少し教えてもらったんだ。犬槇いぬまきの邪魔は出来ないし、紅には教えを乞いたくなかった。我流なんだが……威力は桁違いのはずだ。」

「煌めけ!!」

守真無すまない。」

こんにちは、アフロ月です。

萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

日光VSハゲシスト……もとい野田。

因みに黒の国出身のキャラクターは、歴史上の人物の名前をもじっています。

誰が元になっているかは、まあ、追々。

最後に、後書きまで読んでくださった読者の皆様に感謝を込めまして……またお会いしましょう。

Thank You。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ