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萌葱色の変奏曲  作者: アフロペンギン
黒い雪原編
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第六十七章「授業を始めます」

日光「こ、これは……!」


まぐろ「俺達の体が……!!」


日光&まぐろ「入れ替わってるぅぅ!!!???」


イツキ「何やってんだよ。」


日光「す、すみません……霧雨先輩。」


イツキ「なんか気持ち悪!!ってか、えっ!?マジなの!?」

 黒い雪原編

 第六十七章「授業を始めます」




「どういうことですの……?」

「まっ……て……。」


 ドサドサ……と。

 人が倒れる音がした。

 黒の闘技大会、決勝戦。

 24人でのバトルロイヤルが行われていた。


『霧雨イツキ!!早くも乱入枠の二人を倒したぁぁ!!残りは21人!!』


 大声で実況をしているムサシ。

 正直耳が痛いので、もう少しボリュームを落としてくれないだろうか?


「……言っただろ?一対二でもなんとかなりそう……って。」

「…………ええ。」

「早く診てもらってこい。」


 イツキはそう言うと、駆け出した。


「あ……イツキ……。……イツキ……!!イツキ!負けないでくださいまし!!」


 聞こえたかは分からない。

 だけど言うべきだと。

 言わなければならないと思った。


「…………白猫。」

「どうしたの?カサちゃん。」

わたくし、負けましたのね。」

「…………ううん。負けたのは……私達。」

「……はは……ははは……。」


 笑いがこみ上げてくる。


「はははは…………あーあ……!負けてしまいましたか……!…………何でしょう、悔しいですわね。」


 物憂げな表情を浮かべるヒラメ。


「……行きますわよ、白猫。」

「…………。」

「白猫?」



 ・・・・・・・・・



「あっちは決着がついたみたいだな。」

「ええ。そうみたいです。」


 一方、犬槇いぬまきVSツユ。

 剣を構える犬槇と、光線銃を構えるツユ。

 ……5分程、このままの状態が続いている。


「ツユさん。俺は早く動いてほしいんですけど。」


 犬槇が笑って言った。

 戦いだからだろうか。

 不気味さを覚える。

 ツユは頬に一筋の汗をたらした。


「……動いてほしいって言われて、動く人はいないと思いますけど。」

「ああ、勿論。だからこそ罠を仕掛けやすいんだよね。」

「仕掛けていないんですから、そういう事言っても無駄ですよ。」

「バレてたか。」

「そんな時間無かったじゃないですか。」

「……成程。俺より下だとは思ってたけど……案外、冷静沈着だな。」

「挑発も無駄です。」


 ツユはキッと睨み付けた。


「挑発じゃないよ。ただの気持ち。……本当に、ツユさんは俺より下だと思ってる。」

「……私も。そうだと思います。」

「だけど、勝つ事を信じて疑わない眼をしてるよな、ツユさん。」

「逃げる隙は無い。それなら、勝ち残る可能性が高い方を選んでいるだけです。」

「……そうかよ。」


 犬槇は構えを崩した。

 そして、駆け出す。


「……!」


 ツユは狙いを定めた。

 狙うは……脚!!

 二本の緑色の軌跡が犬槇にのびる。


「二本……?」


 振り払えば、いとも容易く散る。


「足りないよ。」

「はい。だからこそ」

「何を企んだ?」

「……台詞、被せないでください!!」


 さらに連射する。


「ただでさえ少ない私の台詞に!!被せるなんて酷いですよ!!」

「いや、何言ってるんだ。」


 接近した犬槇は、ツユの光線銃に狙いを定めた。

 そして、下から思いきり振る。


「なっ……!?」

「終わりだよ、ツユさん。」


 宙を舞う光線銃。

 犬槇は流れるように回転して……ツユを斬った。


「…………。」

「…………。」


 光線銃が地面に落ちる。

 その僅かに横。滴り落ちるは、血液。


「ツユさん……それ……。」

「危ないですよ犬槇さん。それ食らってたら、私死んでますよ。」

「当てるつもりは……っていうか、何で……。」


 血液は犬槇のものだった。

 左肩に当たった光線。

 痛みと驚愕で、剣はツユの目前で止まったのだ。

 そのツユの手には……もう一つの光線銃が握られていた。


「私が一つしか光線銃を持ってないって、言いました?」


 犬槇は膝を突いた。

 右手で傷口を押さえる。


「言ってない……が…………くそっ、お前ら一行は借りたがりかよ……!!他人の武器ばっか借りやがって……!」

「借りたがり?いえ、これは私の物ですよ。……実は最近2丁拳銃にハマっていましてね。出す暇が無かったので一つで戦ってましたが……。」


 ツユは二、三歩足を進め、落ちた光線銃を拾った。


「今からはこれでお相手しますよ。犬槇さん。」

「へっ……これは楽しくなりそうだな……。」

「さあ、2丁拳銃の授業を始めます。」

萌葱色の変奏曲を読んでいただき大変恐縮です。

いかがでしたか?

片を付けるのが早いよイツキ!

決して戦闘シーンを書くのが面倒だったわけではないぞ!

犬槇VSツユですが、犬槇がおしていると思わせてーのここでツユが抜きん出た!

2丁拳銃に目覚めたツユはかなりの強敵になりうるのか……!?

最後に、後書きまで読んでくださった読者の皆様に感謝を込めまして……またお会いしましょう。

Thank You。

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