野良猫、拾われる。
……ここは…草原…か…
さっきのトールは夢、だったのだな、
…まぁいい、こんなことでへこたれる私ではないのだ、
…何か匂いがするな…食べ物の匂い…そういえば昨日から何も食べてないではないか、
…こっちか、
登場人物
・ヒ→ヒグチ トール ア→アレクサンドラ
ヒ「……うん?猫…?」
ア「どうした、何かいたか?」
ヒ「いや、こっちに猫が…いや、この子って…」
ア「猫…とはなんだ?ヒグチさん、」
……なんかこのヒグチとかいう人間…トールに似てるような…
ヒ「…俺の故郷ではそう言う生き物がいてな、こんな感じの猫によくご飯をあげてたんだ、」
ア「そうなのか…まぁ危険そうでもないし、トールに任せるとしよう。」
……!?今トールと言ったか!?まさかこのヒグチという人間がトールなのだろうか…
ヒ「ほら、そこの猫ちゃん、これお肉、食べていいよー、」
!…うまい、それにこの匂い…よくトールがくれた肉に似てる匂いが…
ヒ「……やっぱりあの猫に似てるな…」
ヒ「……そこの猫ちゃん、もしよかったら俺と一緒に街に来ないかい?」
ア「…トール殿は動物好きであるな、やはり心お優しい方である、」
ヒ「あはは、動物も好きだけどこの猫が僕の知ってる猫に似ててね、」
……やはりトール…ここでついて行って損はないか…
「にゃー」
ヒ「お、きてくれるのか、嬉しいな、よろしく、」
……しばらくはこの人間にお世話になりそうであるな…
よろしくである、
「にゃー!」
状況整理
野良猫(にゃん吉)
↓
異世界へ行く
↓
元の世界の夢をみる(トールと言う仲の良い人間の夢をみる)
↓
トール(?)に拾われる←イマココ