物語の設定と登場人物の説明
【能力と法律】
10年前、世界に「超能力」が突如として発現。能力は「選ばれた者」のみに発現し、遺伝や年齢に関係なく、発現条件も不明。能力の強弱や種類は千差万別。
政府はそれを放置できず、法的にこう定めた:
「能力」は“労働力”および“私的利得”として課税対象
能力の種類に応じた課税基準がある
使用記録は脳波や使用痕跡でAIが自動検出
納税しない能力者には「特別徴収官」が出動する (超能力を開花させた者たちを雇ている)
【主人公】
霧島透
高校1年生。能力:「自己の光学迷彩(透明化)」
中学3年生の時いじめを避けるために透明化を使用。申告せず、無意識に使っていたこともあり、気づけば滞納額1億2000万円。
貧乏な家庭で、親もいないため支払える見込みはゼロ。
ある日突然、徴収官に「強制徴収対象」として追われることに。
【徴収官】
玖条澪
若手徴収官。能力:「真実視(あらゆる隠蔽を暴く目)」
見た目はクールで無機質、仕事には厳格だが、実は昔透明能力者の妹が脱法使用で逮捕された過去がある。
透の追跡任務中に、能力制度そのものに疑問を持ち始める。
異能監査局
能力者を監視・分類・課税・拘束する国家機関。
「能力を持つ者は一般人より得ている。ならばそれに応じた義務を負うべき」がスローガン。
一部では「能力狩り」や「管理による奴隷化」との批判も。
【課税のシステム】
発現後、能力は一度でも使用すれば記録が脳内に刻まれ、自動的に監査AIに登録される(初回のみ免除申請が可能)
納税額の計算は以下のようなルール:
能力カテゴリ税率/使用1回 具体例
感覚強化系5000000円 動体視力UP、音の聴取強化など
瞬間移動系 100000円 短距離のテレポートなど
精神干渉系 50000000円〜 洗脳・催眠など(ほぼ違法)
透明化 30000000円 光学・熱探知ともに遮断
一度能力を使ったら、申告を怠ってもAIによって即座に「無申告使用」と判定され、“税金”+“延滞利子”が膨らむ。
※精神干渉系は一部のみ以外は使用が違法であり使用すると即逮捕である。
初めての作品なので多めに見てください。