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大鰻の体内に入っていたものとは…?

明の時代の話である。


楊州の漁師が河で網を打っていたところ、はたして大物がかかった。

六人の仲間でようやくあがったそれは八尺もある大鰻だった。


見ると腹が異様に膨れているので、

腹の中に大きい草魚でもを飲んでいるのだろうとおもい割いてみると中から3歳ぐらいの男児がでてきた。

しかもまだ男児は息があり、介抱してやるとやがて意識を取り戻した。

男児は自分の名前しかしらなかったので、とりあえず、町で探してみると、

80にもなる身なりの良い老婆が50年前に河で行方不明になった、

子に似ているというので名を聞いてみると果たして男児の母親であった。

男児をその家におくってやると、たしかに自分の家だといって、庭を無邪気に走り出した。


その家はその男児の弟夫婦が家督を継いでおり、

子がいなかったので、その男児が養子になったらしいが、

鰻に飲まれて50年も溶けずに息があるものだろうか?


まったく不思議な話である。

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