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希望的ネバーエンド  作者: 武士博士
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第0話 ことの始まり

こんにちは、このページを開いていただき本当にありがとうございます!

初投稿ですが良い作品にできるよう、精進してまいりますので、おかしいところがあれば気兼ねなくどしどしコメントください。閲覧者の方々に寄り添っていけるよう悪いところはなおしていきたい所存です。

かなり設定は作り込み、ラストもほとんど像は描けております。

三日坊主にならぬよう、日々執筆してまいります。

よろしくお願いします。


武士博士

 何かを願えば願うほど、当然のようにその願いの代償となる犠牲は大きくなる。正が大きくなればなるほど負は大きくなり、差し引きが零になるように、世界の均衡が保たれているのだ。そんなことはこの男には分かっていた。それを初めて自覚する前から無意識的に分かっていたはずなのに、彼は彼の手には負えないほどの沢山を願っている。その沢山が正か負かどうかが彼にとって問題ではなかったのは、確実に正が負を上回るとか、そういう守銭奴の考えるようなことではなく、ただ単に彼の願いがそれ自体であったからだ。


「これが、俺の願いで、呪いだ。」


彼と向かい合って地面に座り込んだ女の子は目尻に涙を浮かべ、幾滴もの泪が頬を伝いながらも彼の目に視線を注ぎ続けた。しかし涙でぼやけた光景とは裏腹に、言うつもりではなかったことを彼女は口から出るのを止められず、ぼやのかかっていない単純で直接的で純粋な気持ちを吐き出してしまった。


「嫌だよ。そんな願い聞き入れたくないよ。行って欲しくない!ずっと私と一緒にいて欲しい!こんなこと気づく前に戻って最初からやり直そうよ!誰かが傷ついていても、じんが傷ついていなければそれでいいなんて思っちゃう、ワガママで自己中心的な私だけど、それでも、そんなことどうでもいいって思えるほど君のこと想ってる!だからお願い…私に能力を君へ使わせないで…」


止まらない彼女の涙と思いは勢い良く迫力のあるものだった。いまの気迫で圧倒されない者などいない、と言い切ってしまっていい。しかしそこには圧倒されるはずのない確かな願いがあった。


「ごめんな」


陣が謝りの一言を言った瞬間、女の子は人差し指と中指を伸ばしその右腕を左手で支えて彼に向けた。


「私の選ぶことのできなかった事象は陣と出会ってからの、私が選ばなかった全ての選択肢!今ここに私の能力が時間にまでも干渉する!さあ、時間よ、私に選択を今迫れ!」


「待ってくれ寐楽ぬら!」


陣の言葉は寐楽の能力にかき消された。時計台の大きな鐘から鳴ったような、耳の鼓膜を直接震わせるほどの響く音が数回鳴ったのちに、目の前の映像が巻き戻されていく。陣は抗えなかった。ただそれを見て、記憶がどんどん消えていく感触を覚えてはそれを忘れ、覚えてはそれを忘れ、を繰り返すことしか陣にはできなかった。

これはことの始まりですね…

いわゆる、繰り返されているのでしょうか…笑


この話はほとんど覚えなくてもいいような気がします。笑

次の話が第1話なのでよろしくお願いします。

読んでくれてありがとうございます!

また読んでくださいね!


武士博士

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