迷路の入り口
ここ、ローズタスト王国は薔薇を貴重とした緑豊かな国だ
ローズタスト王国の王族は世にも珍しい髪色を持っており、それがローズタストの王族である証ともなっている
そんな豊かな国で12年前に国民にとてつもない衝撃が走った。
第48代国王アルフェナル・ローズタストの長女である第一皇女ウナーレ・ローズタストがローズタストから失踪したと言うニュースが流れた。
ウナーレ皇女は次期女王としての国民からの期待も厚く立派な皇女であった彼女が国を捨て、国民のいや国中の期待を裏切ったのだ。
たった一人の男のために・・・。
彼女が行方を眩ましてから必死の捜索が行われた。
が、彼女は見つからなかった
そのことは国王に大きすぎる傷をつくり、国王はウナーレ皇女疾走によるショックから病にふされるようになった。
それから12年の月日が流れ、今から6年前ウナーレ皇女が見つかりはしたがすでに亡くなられていた。
この事はまたもや国中に大きなショックを与えると共に人々を哀しみに追いやったのだ
しかし、今回は哀しみだけではなかった
ウナーレ皇女が亡くなったのが発覚すると同時にウナーレ皇女の一人娘の存在も明らかとなかったのだ。
新たな皇女の存在は哀しみにくれていた国民に喜びを運んだのだ
そして今、あれの知らせから6年経ち今年で姫は9歳となる。
だから・・・。
晴れた春の日
僕、アルビネア・シャーロットは今日からローズタストの王城で執事見習いとして働くことになりました。
うちは代々執事の家系で必ず王城に勤めていたが、僕の母は執事としては働く事が出来ず祖父は孫の僕に執事になるよう、自分の後を継ぐように幼い頃より口うるさく言っていたが、まさか本当に自分が執事見習いとしては働くとは夢にも思っていなかった。
長い長い坂を上って城内の中庭に出る
綺麗に育てられた色とりどりの薔薇
こんなに国の花が力強く咲き誇っているのは見た事がない。と、見惚れていたら執事見習いの集合時間に遅れそうになって・・・。
中庭でどうやら僕は迷子になったみたいです。
2作目の作品ですが頑張ります。
この作品は秘め事を抱えた執事と姫、その周りの人たちの温かい恋愛物語です。たぶん・・・。
多くの方に読んでいただければ嬉しい限りです。
次回に向けて頑張ります。
時戻りも是非読んで見てください(ーー;)
読んでくださってありがとうございました。
次もよろしくお願いします‼︎