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嬉しい春、寂しい春。

作者: ねずみ

私立の中学に入学が決まった忘れられない春、好きな人をはじめて見つけた、春。


私は入学式をおこなわれる場所が判らなくて、なぜか3年生の教室の前にいた。

私が入学した学校は、入学式がおこなわれる日も、新1年生以外、入学式に参加したりせず普通に授業がある学校だった。


私『ここどこだろう…あ〜もう入学式はじまっちゃってるよ…あ〜どうしよう…』

3年2組担任西澤先生(以下先生)『では、授業をはじめる、休みの奴は手あげろ〜?』

A『は〜い、俺休みで〜す(≧∀≦)ノ』

先生『おっけー、Aは留年決定な〜』

A『じ、冗談ですよ!?まいったな。』

一同『わはは。』


私『授業はじまったばっかみたいだし、聞いちゃった方がいいのかな…でも恥ずかしいなぁ…』


先生『あれ?南はどうした??休みか?』

B『廊下に誰かいるみたいだよ?』


私《えっ!?わたし!?》


先生『おい、南、早く席に…だ、誰だ?うちの制服だね??』


ドキッ…


先生『…日本語わかる?(笑)』


私『すっ、すみません、入学式やってる場所わからなくなってしまいまっ。し、しって。』


先生『入学式はもう終わりだよ、そこの階段で2階まで降りて一番はしに視聴覚室あるから、そこで先生方まってなさい。』


私『すっ、すみません。』


先生『はっはっ、そんなに謝らないでよ。』

…先生『…南は休みか〜?』


私《亡くなった父のようなほどよく筋肉がついている懐かしい腕をしていた。》


私は彼に恋をした。

【嬉しい春、寂しい春。】


内藤先生『私さんいないから、入学やめちゃったのかと思ったよ〜。』

私『すみません、すみません。』

内藤先生『簡単に説明するね?…』


私は4組らしい。

正直どうでもよかった。


私が一目惚れした先生はテニス部の顧問らしい。

私はテニス部に入る決心をした。


〜時間は進み、部活初日〜


先生『はーい、1年生はこっちならんで〜』



…女子テニス部と男子テニス部は顧問が違ったらしい…。


天然を発揮してしまった。


テニス部以外で関われないのを知るのは、やはり春だった。


学校の勉強についていくのに必死な私、終わらない宿題に明け暮れる日々、外はまだ寒さの残る4月、わたしは彼からの卒業を記念して、独り儀式をおこなった。


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