僕の大好きな女の子の為なら、キミの好きな男の子と上手く いくように僕が協力するね!
”僕の大好きな女の子の為なら、キミの好きな男の子と上手く
いくように僕が協力するね!“
僕とキミは高校から初めて知り合って、今でも同じ会社で働く同士と
いうか、腐れ縁というのか?
ただ僕にとっては、”ずっと気になってる子で、僕の大好きな女の子なんだ。“
だから例え? 相手が僕じゃなくてもキミには幸せになってほしい。
勇気のない僕だから、”今更キミに告白して嫌われたくない!“
ずっと仲良くしてきたキミだから、これからもこのままの関係を壊した
くないと想って”僕の中の防衛本能が邪魔をする。“
本当は、”キミを僕が幸せにしたいと想ってるくせにね。“
『”ねえねえ、亮兵?“』
『うん? どうした!』
『今度の日曜日、職場のみんなと一緒にドライブに行かない?』
『・・・べ、別にいいけど、もう誰か誘ってるの?』
『”宮本君!“』
『宮本? そうか、マリネは宮本がタイプなんだ?』
『まあね、顔カッコいいと思わない?』
『・・・ううん、僕は男だからよく分からないな~』
『取りあえず、来週の日曜日空けといて!』
『・・・ううん、』
・・・何となくは分かってはいたんだけど、
キミが宮本を見る時の目が、いつもと違うというか?
なんか違和感があったというか、少し女の顔になってるというか?
それが事実だと僕が信じたくなかっただけなんだと思う。
でも? キミの口から直接聞かされたら、ショックで一瞬頭の中が
真っ白になってしまった!
どんなに僕がキミの事を好きでも、キミが僕を好きじゃなかったら?
こんなにも伝わらないんだと僕は知ってしまったから。
それに、”キミから直接、宮本と上手くいくようにサポートをしてほしい
と頼まれてしまう。“
僕はキミの言う事に逆らう事が出来ず、しぶしぶサポートする事に決めた
んだけど......。
仕方がない事なのか? 仕方がないと想う様にしているのか?
どちらにしても”僕はキミが近くに居てくれさえすればもうそれでいい。“
それが決してキミが僕を好きになる事がないと分かっていても、
キミが僕にそう言うなら? どんな事でも僕はキミに協力するよ。
『”じゃあー亮兵、頼んでいい?“』
『分かってるよ、宮本と上手くいくといいな!』
『うん。』
少し照れた顔で、【うん】と言ったキミに僕は改めて可愛いと想った。
キミが他の男の事を考えてるのを分かっていても、どうしても僕は
キミを目で追ってしまうんだ。
”本当に悲しい生き物だよな、男って!”
こんなにもキミの事が好きなのに、一切! キミには伝わらないのか。
そりゃそうだよ、キミは僕じゃなく他の男の事で頭がいっぱいなんだから、
僕の気持ちに気づく訳ないんだよな。
・・・でも? その日、一緒に来ていた後輩の女の子から僕はまさか
【告白】されて、僕は冷静に後輩の女の子に丁重にお断りをきめる!
ただその子が最後に、”断るなら断る理由をハッキリ聞かせてください“と
言われ僕はバカ正直にキミが好きだからと言ってしまう。
まさかその事が次の日、会社の中で広まるなんて僕は想ってもみなかった。
『”ねえねえ? 亮兵さんってマリネ先輩の事が好きなんだって!“』
『えーえ!? ウソ!? それ本当!?』
『本当の話らしいよ、昨日! 瑞季が亮兵さんに告ってそう聞いたらしいし。』
『でもさ? あの二人って本当に上手くいくのかな?』
『マリネ先輩、他に好きな男性がいるって言ってたし!』
『えぇ!? じゃあ、三角関係って事?』
『そうじゃない、マリネ先輩が羨ましいわ~』
『モテモテじゃん!』
『”確かに、女から見てもマリネ先輩って可愛いしね!“』
『見た目もだけど、性格もいいんだよねぇ~』
『あたしも男だったら? マリネ先輩やっぱり好きになると思うし!』
『確かに!』
『ありありだよねぇ~』
・・・僕はその話を、別の後輩の女の子から聞いて体調が悪くなり
その日は早々と早退する事にしたんだ。
それにどんな顔でキミと顔を合わせればいいのかも分からなかったし。
そしたら? 僕が早退して直ぐにキミからLINEが入って、
こんな事が書かれていたね。
『”ごめんね、後輩の沙耶音ちゃんから亮兵の事聞いたんだけど、
あれって本当なの?“』
『・・・あぁ、本当だよ、ごめん言う気はなかったんだ。』
『なんでずっと黙ってたの? 直ぐに行ってくれればいいのに。』
『”言えないよ、マリネ! 宮本が好きなんだろう。“』
『・・・そ、そうだけど、』
『”僕はマリネが幸せならそれでいいから。“』
『・・・りょ、亮兵、』
『ごめん、今日はこれで! まだ家に着いてないし、家に着いたらまた
LINEするよ。』
『・・・ううん、』
なんか気まずいなって、想いながらも【キミに嘘はつきたくなかったんだ!】
だから正直に言ったんだけど、、、。
明日になるのがなんだか怖いな。
”キミはどんな顔で僕を見るのだろう?
今までの関係は崩れてしまうのかな?“
いろいろ考えると、明日会社に出勤するのが僕は怖いんだよな。
最後まで読んでいただいてありがとうございます。




