1 入学式 前編
ラグナスと呼ばれる特殊な力
神の力のコピーと言われ
様々な力が存在する
そんな中に『ナンバーズ』と呼ばれる者がある
それはラグナスの力が神に近づいたものたちに与えられる称号で12まで存在し0に近づくほど神に近いとされその実力も強くなる
またナンバーズの者は自分の数字を他人に話す事は禁じられている
有名な桜神学園に入って文学を勉強する
今まで他のナンバーズ達と戦場にいたから全く勉強ができなかったが
戦場が落ち着いてきたから他のナンバーズ達から学校に行って良いと許可がおりたのだ
だからこの学園に入って文学を勉強してしばらくの間
むさ苦しい戦いの日々からおさらばしようというのだ
しかし
そんな俺の夢はかるく砕け散った
「はあ?総合戦闘科だと」
「はいそうです」
「ふざけんじゃねぇ」
入学式の日俺は学園の玄関で怒鳴り声を上げた
「文学クラスじゃねぇのかよ?何で総合戦闘科なんだ?」
「我が学園の適性検査で一番あなたに適していたのがそこなんです」
「そんな…」
俺はあきらめて仕方なく総合戦闘科(以降 総戦科)の集合場所である体育館にむかうことにした
戦いから逃げてきたのにこれでは意味がない最悪だ
体育館にはすでに多くの生徒が集まっていた
大半の生徒は力に自信のあるものばかりだ
ナンバーズである俺にとってはどれもザコばかりだがそのむさ苦しい風景を見るとこれからの学園生活が地獄に見えた
「はぁ…最悪だ」




