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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
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第4出撃 助けた後は?

第4話公開です。

「亮太、私……巨大な蛇に呑み込まれて……、それにここって……」


 晃子は混乱しているようだ。


「落ち着け!! もう大丈夫だから、ゆっくり深呼吸してみろ」


 晃子は、ゆっくりと深呼吸をした。


「どうだ?」


「……うん、大丈夫落ち着いた」


 とりあえず良かった。


「2人共揃っておるな、降りてきなさい」

 

 婆ちゃんが下で待っていた。


「ねぇ、ここは?」


 晃子がこの場所の事を聞いてきた。


「ここは、ウサギロボって言うロボットのコクピットだ」


「ウサギロボ?」


 そうだよな、信じろって方がおかしいよな。


「とりあえず降りるぞ、ナビニィー降ろしてくれ」


『かしこまりました』


 俺達の身体が宙に浮き、ゆっくりと地面に降り立った。


『ウサギロボクロックモード作動』


 音声と同時にウサギロボが光だし、どんどん姿を変え、婆ちゃんに貰った時計と1つになってしまった。


「どういう事なんだ、これは!!」


 あんな巨大な物がこの時計と1つになるなんてありえない。


「ねぇ、なにがどうなってるの?」


 晃子が説明を聞きたがっている。


「2人共、まずは儂らの家行くぞ、そこでワシの知っている事を話してやる」


 そう言って、婆ちゃんはゆっくりと歩き出した。

 俺達は婆ちゃんに着いていくしかなかった。


 婆ちゃんは俺と一緒に暮らしているから自分の家に帰ってきた。


「ただいま〜」


「ちょっと、大丈夫なの、さっき町内放送で巨大な化物が出たって言ってたけど……」


 母さんは慌てていた。


「落ち着かんか!! もう大丈夫なんじゃ、とにかくワシの部屋に来るのじゃぞ」


「なにが大丈夫なのかしら? まぁ、とにかく無事で良かったわ、あっ、晃子ちゃんもいらっしゃい」


「お邪魔します」


 俺達は婆ちゃんの部屋に入り畳の上に座った。


「よし、では話すぞ!! 亮太には少し話したが、晃子ちゃんを呑み込んだのはアニマル帝国と言う組織のロボットじゃ」


「アニマル帝国?」


 動物の帝国なんてふざけた名前だ。


「そう、名前は可愛いが恐ろしい連中じゃ、この古文書によれば太古の昔、キャロニウムエネルギーとやらが世界の中心エネルギーだったらしいのじゃ、そのエネルギーを独占し世界を手に入れようとしたのが、アニマル帝国じゃ、それを儂らのご先祖様が機神で戦いを挑み倒したとされておる」


「キャロニウムエネルギーって?」


 人参のエネルギーって意味のはずだ。


「うむ、キャロニウムエネルギーとは文字通り人参から出るエネルギーじゃ、太古の時代はこのキャロニウムエネルギーが今の電気みたいな物じゃったのじゃろう?」


「なら、なんでキャロニウムエネルギーはなくなったんだ?」


 もっともな疑問だ。


「それは儂にも分からぬ、しかし人参栽培が現在は減少しておるからの、恐らくはそれが原因じゃろうて……」


 つまり、人参をあまり作らなくなったからキャロニウムエネルギーがなくなったって事か?

 訳がわからない。


「それで、ウサギロボはなんでここにあったの?」


「それは、儂らが機神様の子孫じゃからだ」


「そんなの初耳だったんだけど」


 そんな先祖代々の言い伝えがあるならもっと早くに話しても良かったと思うのに。


「それは……」


「それは?」


「忘れて折ったのじゃ」


 俺達は唖然とした。


「しょうがなかろう、子供の頃に儂の母さんから聞いただけじゃったのじゃから」


「それで、なんで私がサブマスターってやつなの?」


「そうだぜ、なんで晃子なんだよ、それに俺はもう乗らないぜ」


 もう晃子を危ない目にあわせたくないし、ああいうのは本来警察のやくめだ。


「たわけ!! お主らがやらねば誰がアニマル帝国と戦うのじゃ!! 警察ではとても歯が立つまい」


 警察でも勝てないやつらなんて余計に戦いたくない。


「アニマル帝国に対抗出来るのはウサギロボしかおらゆ!!」


 ピッ!!


 婆ちゃんが興奮して立ち上がり、床にあったテレビのリモコンを踏んでしまった。


〚臨時ニュースです、世界各地で動物型のロボットが暴れております。世界の軍隊が攻撃を仕掛けておりますが効果はないようです。皆さんは外出を控え、自宅から出ないようお願い致します。現在巨大ロボが現れてる日本の地域は……〛


「なっ、なんだよこれは……」


 あんなのが世界中で暴れてるなんて。


「思ったより行動が早いの……、亮太!! このままじゃ世界はアニマル帝国の物になってしまう、そうなったら晃子とラブラブする事も出来なくなってしまうのじゃぞ」


「ラブラブって!!」


 俺は顔から火が出そうだ。

 横の晃子を見ると恥ずかしそうに手で顔を隠していた。

 

「……あのウサギロボなら勝てるんだな?」


「ご先祖様は勝ったのじゃ、ならば儂らも勝てよう」


 確かに1回勝ってるなら勝てるのだろう。


「ならやってやる、でも晃子は避難してろ」


 これ以上晃子を巻き込みたくない。


「なんで!! ちょっと怖いけど私も亮太と戦うよ」


 晃子は戦うと言ってくれたが、やっぱり危険な事にはかわりない。


「晃子になにかあったらどうすんだよ、そんな事になったら俺は……」


 今回みたいな事がないとは言えない。

 やはり晃子には避難し貰った方が良い。


「……ありがと、でも、そんなのは私も同じだよ、亮太になにかあったら私も嫌だよ!! だから一緒に戦うの!! それに守ってくれるんでしょ」


 晃子は俺の手を握った。


「……ああ!! 絶対に守ってやる」


 俺は晃子を守ると固く誓った。


「ラブラブな所悪いがニュースを見るのじゃ」


 婆ちゃんに言われて、俺達は慌てて離れた。

 

〚横浜駅周辺に巨大ロボ出現、現地付近の方は大至急避難を〛


「さっそく出陣じゃ」


 横浜は俺達がよく遊びに行く場所だからかなり近い。


「行こう!!」


 晃子は手を差し伸べてきた。

 俺はその手をしっかり繋いだ。


「よし、行こう!!」


 俺は時計を口元に近づけた。

 そして……。


「人参機神ウサギロボ〜!!」


 俺は叫んだ。

 

本作をお読みいただきありがとうございます。




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感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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