第43出撃 圧倒的
久しぶりの更新です。
突然ですが、次回最終回です。
お読みくださいました皆様ありがとうございます。
最終回は11月11日更新になります。
「お前が今のウサギロなのねぇ〜」
「こいつは俺様の獲物だ」
「いや、俺の獲物だ!! 虎の兄貴の仇を討つ」
勝手なことを言う。
獲物になんてなってやれるか。
こっちには俺の最愛の彼女、晃子がのってるんだ。
[敵勢力ロボの高密度エネルギーを感知、殲滅モードに移行しますか?]
ナビニィーが何か言っている。
その答えは……。
「もちろん、YESだ!!」
「YESしかないでしょ」
「当然じゃな」
三人の意見も一致。
「よし、ウサギロボZバスターモード!!」
手に持っていたキャロリウムソードにキャロリウムバスターのエネルギーが注ぎ込まれている。
「こっこれは……」
しかも、一本だった剣は二本に分かれ、二刀流になった。
「どういう原理なんだろう? 不思議」
晃子が言うからじゃないけど、確かに不思議だ。
不思議といえばもう一つ、律儀に待ってくれている敵ロボだ。
キャロリウムバスターのエネルギーはウサギロボZにも流れてきた。
全体にブースターがあらわれ、スピードも上がっている感じだ。
[完了、ご武運を]
「良し、待たせたな!!」
俺は二刀剣を構えた。
「死の準備は出来たのねぇ〜、ではいくわよ〜」
鷲型ロボを先頭に三機が三方向からいっぺんに突進してきた。
「受けてみなさい、鷲虎鮫の連続攻撃を!!」
「イーグルクロー!!」
「シャークトルネード!!」
「ホワイトタイガークラッシャー!!」
三機の必殺技みたいなのが同時に襲いかかってきた。
でも何故か慌てる感情が起きない。
「なんだろう、不思議な気持ちだ……」
「亮太、必殺剣いこ!!」
必殺剣か……。
「ああ、ウサギロボZ、兎ピョンピョンペケペケけ〜ん」
十字切りを繰り出し、まずはホワイトタイガーロボを斬り裂いた。
凄い音をたてて爆発した。
脱出ポットが見えたので、中のパイロットは脱出しているようだ。
「次じゃ!!」
「分かってる」
そのまま新ブースターで方向を切り替え、鮫ロボに標準を合わせた。
「兎ロボ流奥義、脱兎バツ斬り!!」
剣をバツの字に重ねた衝撃で前方にキャロリウムバスタークラスの衝撃エネルギーを与える技のようだ。
それを食らった鮫ロボも大破した。
「後一機!!」
更に方向転換して鷲型ロボを迎え撃つ。
「やってくれたわねぇ〜!! 私は最高幹部イーグル様よ、覚悟〜!!」
しかし、今のウサギロボZには鷲型ロボの攻撃を止まって見える。
全てのセンサーも進化していて、もはや敵ではない。
「カウンター兎ピョンピョンけ〜ん!!」
二本の剣を重ねたまま、必殺の兎ピョンピョン剣で鷲型ロボを真っ二つにした。
凄い爆発が起こったが、ウサギロボZは無傷だ。
「すごい……」
「確かに……」
敵主力ロボ三機だったのだろうけど、圧倒的な力で勝ってしまった。
本作をお読みいただきありがとうございます。
よろしければブックマークと評価をお願い致します。
感想も宜しくお願い致します。
それでは引き続きお楽しみくださいませ。




