第38話 古代と現代
先週は更新していなくてすみませんでした。
今週は更新させていただきます。
それと、申し訳ごさまいせんが来週も更新はお休みします。仕事関係で忙しくなる為です。
次回更新は29日予定になります。
それと、ウサギロボは更新していきますが、新作小説を準備中。
間もなく準備が終わりますので、来月くらいには連載を開始致します。
そちらは毎日更新予定で準備していますので、ウサギロボ共々読んで頂けたら幸いです。
「これから一度家に戻るぞ」
婆ちゃんが出した答えはこれだった。
「家? なんで今さら……、ウサギロボだってもうボロボロで動けそうもないのに」
そう、ウサギロボもう戦う事は出来そうもない。
これは子供が見たって分かる状態だ。
「すまん、正確には最初にウサギロボを見つけた基地に行くのじゃ」
あの基地に?
「なんでですか?」
晃子が婆ちゃんに質問している。
しかし、俺には晃子が怯えてるように見える。
(もう、晃子を戦わせるわけにはいかないな……、戻ったら両親を探して避難させないと……)
「あの基地がウサギロボを作り出した場所だからじゃ!! つまり、儂らで直すのじゃ!!」
直す?
俺達でウサギロボを?
「無理だよ!! 誰もあんなロボットを直せるはずがない」
「儂らだけではない、キャロもナビニィーもおる、だから大丈夫じゃ」
「だけど……」
キャロもナビニィーも実態があるわけじゃない。
「まぁ、良いから、ほれ行くぞ」
俺達は婆ちゃんの車に乗り、家に向かった。
途中、アニマルロボにも見つからず、無事にたどり着けた。
おそらく、俺達はもう倒された事になっているのだろう。
もう、ラジオ放送等もやっていない所を見ると、町はほとんど占拠されたのだろう。
「よし、ウサギロボを出すのじゃ」
俺達は基地に戻ってきた。
そこでウサギロボを呼び出した。
これでどうなるってわけでもないだろうに。
正直、俺は直せるとは思っていない。
俺が思っているのは晃子の事だけだ。
「なあ、晃子……、俺と両親を探しにいかないか? そして、避難しよう。ウサギロボがあんな状態だし、なにより、晃子はもう戦えないだろ?」
俺は思い切って言ってみた。
「……ありがと、心配かけちゃったみたいだね。でも、私は戦うよ。確かに怖いけど、最初の時よりも怖いけど、あいつらをこのままに出来ない。直せるなら直して、戦わないと……」
そう言う晃子の身体は震えていた。
「いや、今だって震えてるじゃんか」
「だったら、私を守って……、亮太は私の彼氏でしょ」
そんな事言われたら引くことは出来ないか……。
「分かった……、俺が守るよ!! 必ず!!」
そのまま俺は晃子を抱きしめ………………。
「よし、始めるぞ!! お前達、そんな所でいちゃつくな!!」
『基地に大量の雷エネルギーを確認!!』
『キャロニウムエネルギーと融合を実行』
俺達の知らない間に何かが始まっていた。
『人参雷エネルギーとして統合完了』
『無限エネルギーとなり、パワーも以前の数十倍〜数百倍になるもよう……』
『更に、基地内の全部品を集結!! 三機の改造を回避』
『基地周りの素材も回収』
みるみるウサギロボ達が修理されている。
しかも、回収している素材は昔にはなかった物もあるようだ。
言うなれば、過去と現代の技術も融合させた新機体になると言う事だ。
これなら勝てるかもしれない。
希望の光は見えてきた。
「よし、やってやるか!!」
俺は気合いを入れてみた。
本作をお読みいただきありがとうございます。
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それでは引き続きお楽しみくださいませ。




