第29出撃 VSシャーク2
先週は風邪の為、突然のお休み申し訳ございませんでした。
まだ本調子ではないですが、ウサギロボ再開です。
「そんな……私達の必殺剣が……」
コレまで強敵を倒してきた、兎ピョンピョン剣が破られてしまった。
「なにをぼーっとしとるか!!」
婆ちゃんがバルカンで牽制してくれて、シャークロボは間合いを取ってくれた。
「このキャロットロボにはキャロニウムキャノンの他にはこれくらいしか武装がないんじゃ!! お主達が戦わなければ勝てぬぞ」
婆ちゃんの言う通りだ。
俺達は負けるわけにはいかない。
「一回破ったくらいでいい気になるなよ、このサメ野郎!!」
「シャハハ、舐めた口聞きやがる。しかし、そんな口の聞き方をしたやつは、皆この歯の餌食になったのよ、いくぜぇ!! シャーク歯〜」
シャークロボのお腹のサメ口から、歯の形をした物が飛び出してきた。
「なんだこれ? キャロニウムソードで切り裂いてやる」
ガキン
キャロニウムソードが歯に当たった瞬間に、剣に噛みつかれた。
「なっ、なんだ?」
「ここからが、シャーク歯の真髄よ!!」
歯が急速に赤くなっていく。
「まっ、まさか!! キャロニウムシールド展開!!」
ドゴォーン
歯は爆発した。
『損害発生!! 今の爆発でウサギロボのシステム50%ダウン!! 危険です』
50%もダウンしたのか!!
とんでもない威力って事か。
「こうなったら婆ちゃん、キャロニウムキャノンだ!!」
「うむ、それしかないな」
「やりましょう」
三人の意見がまとまった。
「シャハハ、そうだ、それしかないだろう。だが、このシャークロボは負けわせぬ、シャークキャノンモード」
お腹のサメ口から、デッカイビーム砲みたいな物が顔を出した。
「こっちだって負けるか!! キャロニウムキャノン出力50%」
「ダメじゃ、ここは後の事を考えず100%じゃ」
「いや、流石にこの後戦えなくなっちゃいますから……、それに今はエネルギーは100%以上ありますから50%でも前より数十倍に強いはずです」
晃子の言う通りだ。
今回は黄金人参をチャージしまくっている。
前とは比べ物にならない威力のはず。
「このまま、50%で発射だ!!」
『キャロニウムキャノン発射!!』
「シャークキャノン発射だ!!」
2機のキャノン砲が同時に発射された。
キャノン砲はぶつかりあい、辺り一面を巻き込むように巨大なエネルギーになって爆発した……。
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