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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
26/46

第24出撃 パワー全開

毎週月曜日更新中です。

宜しくお願いします。

「合体しやがったぜ!!」


「かまうことはねぇ〜、やっちまえ〜」


「おお〜」


 3機の小判鮫型ロボは1列に隊列を組み向かってきた。

 

 先頭のロボはかなりの猛スピードで突進してきている。

 先頭のロボのせいで後ろがよく見えないが、このフルパワー状態のウサギロボなら怖いものはない。

 切り札のキャロニウムキャノンもある事だし。


「くらえ、噛みつきタックル!!」


 先頭の小判鮫型ロボの腹部が大きく開いた。

 まるで本当にサメの様な口をしている。

 

「あんなので噛みつかれたらウサギロボがヤバい!!」


「任せて!! キャロニウムソード 人参突き〜」


 人参の様に真っ直ぐ剣を突き刺した。


 キャロニウムソードは先頭の小判鮫ロボの口に突き刺さった。


「ぐぁぁぁ」


「まだだ!!」


 突き刺した瞬間に、2機目の小判鮫が腹部の口を開いて先頭ロボの横から現れた。


「ここじゃ!! キャロニウムエネルギーフルパワーじゃ!!」


 合体しているキャロットロボのエネルギーが過剰に流れ込んでくる。


 ボボン


 噛み付かれる瞬間にウサギロボの周りが爆発した。

 

「なんだ〜」


「過剰に送り込んだキャロニウムエネルギーを暴走させ、ウサギロボの周りを爆発させたんじゃ、名付けてウサギボムじゃ!!」


(ウサギボムって……)


「ならば、これならどうだぁ〜」


 最後の3機目が最初の1機をジャンプして踏み台にし噛み付いてきた。


「キャロニウムバルカン!!」


 エネルギーは十分なので打ち放題だ。


 とにかく撃ちまくって、3機目を撃ち落とした。


「よし!!」


 3機は1箇所に集まった。


「必殺・兎!!ピョン!!ピョン!! け〜ん!!」


 キャロニウムソードは3機まとめて切り裂いた。


「ヤバい!? 脱出だぁ〜」

「まってくれ〜」

「俺も〜」


 ドカーン!!


 小判鮫型ロボの中から何か発射された。

 カプセルの様な物が爆発する瞬間に飛び出し、何処かに飛んでいってしまった。


「やったぁ〜」


「よし、フルパワーのウサギロボは無敵だな」


「油断は禁物じゃ!! 今はまた黄金人参のエネルギーが豊富にあるが、いつかはなくなるのじゃぞ!!」


「そん時はそん時だよ。 それに次の長崎の基地でも黄金人参があると思うし」


 今回も黄金人参があったのだ。

 次もある可能性は高い。

 まぁ、なくても十分なエネルギーはある。


「よし、長崎に向かおう!!」


 俺達は青森での戦闘を終え、大量の黄金人参とキャロットロボを手に入れた。



本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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