第24出撃 パワー全開
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「合体しやがったぜ!!」
「かまうことはねぇ〜、やっちまえ〜」
「おお〜」
3機の小判鮫型ロボは1列に隊列を組み向かってきた。
先頭のロボはかなりの猛スピードで突進してきている。
先頭のロボのせいで後ろがよく見えないが、このフルパワー状態のウサギロボなら怖いものはない。
切り札のキャロニウムキャノンもある事だし。
「くらえ、噛みつきタックル!!」
先頭の小判鮫型ロボの腹部が大きく開いた。
まるで本当にサメの様な口をしている。
「あんなので噛みつかれたらウサギロボがヤバい!!」
「任せて!! キャロニウムソード 人参突き〜」
人参の様に真っ直ぐ剣を突き刺した。
キャロニウムソードは先頭の小判鮫ロボの口に突き刺さった。
「ぐぁぁぁ」
「まだだ!!」
突き刺した瞬間に、2機目の小判鮫が腹部の口を開いて先頭ロボの横から現れた。
「ここじゃ!! キャロニウムエネルギーフルパワーじゃ!!」
合体しているキャロットロボのエネルギーが過剰に流れ込んでくる。
ボボン
噛み付かれる瞬間にウサギロボの周りが爆発した。
「なんだ〜」
「過剰に送り込んだキャロニウムエネルギーを暴走させ、ウサギロボの周りを爆発させたんじゃ、名付けてウサギボムじゃ!!」
(ウサギボムって……)
「ならば、これならどうだぁ〜」
最後の3機目が最初の1機をジャンプして踏み台にし噛み付いてきた。
「キャロニウムバルカン!!」
エネルギーは十分なので打ち放題だ。
とにかく撃ちまくって、3機目を撃ち落とした。
「よし!!」
3機は1箇所に集まった。
「必殺・兎!!ピョン!!ピョン!! け〜ん!!」
キャロニウムソードは3機まとめて切り裂いた。
「ヤバい!? 脱出だぁ〜」
「まってくれ〜」
「俺も〜」
ドカーン!!
小判鮫型ロボの中から何か発射された。
カプセルの様な物が爆発する瞬間に飛び出し、何処かに飛んでいってしまった。
「やったぁ〜」
「よし、フルパワーのウサギロボは無敵だな」
「油断は禁物じゃ!! 今はまた黄金人参のエネルギーが豊富にあるが、いつかはなくなるのじゃぞ!!」
「そん時はそん時だよ。 それに次の長崎の基地でも黄金人参があると思うし」
今回も黄金人参があったのだ。
次もある可能性は高い。
まぁ、なくても十分なエネルギーはある。
「よし、長崎に向かおう!!」
俺達は青森での戦闘を終え、大量の黄金人参とキャロットロボを手に入れた。
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