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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
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第1出撃 現代

人参機神ウサギロボ、第1話です。

物語は動き出す。

 西暦2500年


 人類はキャロニウムエネルギーの事を忘れ、火力、水力、風力、原子力と言ったエネルギーを使っていた。

 そのせいで地球の自然環境は悪くなっている。


「行ってきま〜す」

 

 俺は相葉亮太、今年から高校生だ。

 そして……。


「おはよう、亮くん」


 彼女は落合晃子、お隣さんで俺の幼馴染てあり、俺の彼女だ。

 実は昨日告白してOKを貰っているのだ。


「おっ、おはよう晃子」


 付き合う前は名字で呼んでいたが、今日からは名前で呼ぶ事にしてる。

 しかし、なんだか照れくさい。


「さっ、行こ」

  

 晃子は俺の手を掴んで走り出した。

 今日から高校生活開始だ。

 俺達の未来は明るい!!


 ドシャーン


「なんの音?」


 近くで物凄い音が聞こえた。


 ズルズル


 何が這い寄るような音が聞こえる。

 

「何、何なの? 怖い」


 晃子は震えている。


「大丈夫だ、俺がついてる!!」


 俺は精一杯の笑顔で晃子を励ました。


「うん」


 晃子も笑顔で答えてくれたが、その瞬間……。

 

 ズルズルズルズル、バァーン


 いきなり現れた、巨大なシルエット。

 見た感じ蛇か……?


「きゃぁぁぁぁぁぁ」


 晃子はその巨大な物を見て悲鳴を上げた。

 俺はとっさに晃子の前に立った。


 しかしその巨大な蛇みたいなものは、俺を無視して晃子を飲み込んだ……。


「晃子〜!!」


 目の前で彼女が化け物に飲み込まれた。

 俺は放心状態になった。


「……晃子を守れ……なかった……」


 ズドォーン


 銃声が聞こえた。

 警察が来たのだろうか?

 でも、そんな事はどうでもいい、だって、晃子がいなくなってしまったんだから。


「しっかりするんじゃ亮太!!」


 前を見ると婆ちゃんが立っていた。


「……婆ちゃん、俺……」


「話は後じゃ、今は乗れ」


 婆ちゃんの車に乗せられ、車は走り出した。


「戻ってくれ婆ちゃん、晃子の敵を取るんだ!!」


 晃子にしてあげられる事は敵を討つことしかない。


「そんな事、あの娘は臨んでおらん。それに、あの娘はおそらく生きておる」


(……生きてる? 晃子が?)


「マジか、婆ちゃん!! 晃子は生きてるのか!!」


「おそらくな、とにかく今は付いてこい」


 婆ちゃんが向かったのは、家とは逆方向にある、この付近で1番高い山だった。


「ここじゃ」


「ここって、ただの山じゃん、こんな所でのんびりしてないで早く晃子を助けないと!!」


 俺は焦っていた。


「まぁまて、ここをこうして……」


 婆ちゃんが何かしてる。

 すると、山の中に入れる入口が姿を表した。


「ついてこい……」


 俺は婆ちゃんに着いていった。

 どのくらい歩いただろうか、ようやく辿り着いた。


「ここだ」

 

 婆ちゃんが止まり、壁にあったスイッチを入れた。


「まぶし!!」


 いきなり明かりをつけられて目が瞑ってしまった。

 俺はゆっくりと目を開けるとそこには……。


 巨大なウサギ型のロボットが座っていた。


 




本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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