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人参機神ウサギロボ  作者: テイル
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プロローグ 古の戦い

本日より『人参機神ウサギロボ』を連載させて頂きます。

皆様に楽しんでいただけるように頑張ります。

毎週月曜日更新になりますので、宜しくお願い致します。

プロローグ 古の戦い


 

西暦1500年


 この世界にはキャロニウムエネルギーと言う特別なエネルギーがあった。

 キャロニウムエネルギーとは、人参から産まれるエネルギーの事である。

 普通の人参にも多少は含まれているが、特別な人参であるゴールド人参に最も含まれていた。

 そのゴールド人参から放たれるキャロニウムエネルギーは空気中に広がり、世界中にキャロニウムエネルギーが行き渡っていた。

 世界中の人々は、キャロニウムエネルギーを生産する為にゴールド人参を栽培していた。

 ゴールド人参の栽培は特殊な物だったが、人々は量産に成功した。

 そんなある日、キャロニウムエネルギーを独占しようとする集団が現れた。

 その集団の名前をアニマル帝国と言う。

 アニマル帝国はボスであるライオンロボの命令で、世界のゴールド人参を次々に独占していった。

 そして世界各地を支配し、歯向かう者には破滅を与えていったのだ。

 だが、そのアニマル帝国に立ち向かう1体のロボットが現れたのだ。

 真っ白なボディで、キャロニウムエネルギーを余す事なく活かし、高く跳ぶ事が出来るウサギ型ロボ、その名もウサギロボ!!

 そして、パイロットに選ばれた人と共に、ウサギロボはアニマル帝国のロボを次々破壊していった。

 激戦の果にアニマル帝国のボスとの戦いまで辿り着いたのだった。




「ライオンロボ、今日こそお前達の最後だ!!」


 ウサギロボとアニマル帝国のボスであるライオンロボは対峙していた。


「小癪な、草食ロボの分際で何が出来るか!!」


「その草食ロボに倒された部下達はなんなんだ?」


「言うではないか。その間抜けな顔をもう見ぬように、ボロボロにしてくれるわ!!」


 ライオンロボは自慢の牙で噛みついてきた。

 ライオンロボの牙はどんな金属でも噛み砕いてしまう恐ろしい牙なのだ。


「回避だウサギロボ!!」


 緊急回避をし、距離を離した。


「ここは一気に決めるぞ!! キャロニウムエネルギー充填開始!!」


 空気中のキャロニウムエネルギーがウサギロボの胸に集中される。


「そうはさせるかぁ〜!! ここは私の帝国だぁぁ!! ガオン砲セット!! 発射〜!!」


 ライオンロボの腹部からビームが放たれた。

 

「キャロニウムキャノン!! 発射!!」


 ウサギロボの腹部からもビームが放たれた、ビームとビームがぶつかり合う。

 

「「うぉぉぉぉぉぉ!!」」


 お互いのビームは相殺された。

 

『警告・ウサギロボ、エネルギー率30%を切りました』


 エネルギー低下の音声が流れる。

 

「まだだ!!」


 最後の希望はキャロニウムエネルギーを蓄えてきた、この人参ブレードだ。


「分かっているぞ、人参ブレードを開放するつもりだろう? それを受けきった時、ウサギロボ!! 貴様の最後だ!!」


「最後の賭けだ!! 人参ブレード!!」

 

 ウサギロボは足に備え付けていた人参ブレードの柄を持った。

 キャロニウムエネルギーが柄から溢れ出てきた。


「これで最後だ!! 必殺・兎人参剣!!」


 ウサギロボは人参型の剣で、ライオンロボを斬り裂いた。


「くっくっく、なるほど大した威力だ……。だがこれで終わったと思うなよ。我々はまたいずれ……」


 ズドォーン!!


 ライオンロボは消え去った。

 しかし、ウサギロボもダメージが大きかった。

 いずれアニマル帝国は復活すると宣言したライオンロボ。

 残された人々はウサギロボを封印し、いつかくるアニマル帝国との戦いに備える事にした。

 そして、我々はこの事実を一族に伝えて行く事にするのだった。



 それから1000年

 物語は再び動き始める……

本作をお読みいただきありがとうございます。




よろしければブックマークと評価をお願い致します。




感想も宜しくお願い致します。




それでは引き続きお楽しみくださいませ。

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