察知の花〜第94話「黒川 慰女」〜
前回のあらすじ
鑑桜 容姉達は家庭科の授業が終わった後お昼休みに食堂に行き強面の皿と川水面を食べた。その後音楽の授業で川笛の使い方を教わるのだった・・・。
紅茶 心美「すごいです、簡単に鳴らせました」鏡桜 容姉「低い音はさっきとおんなじだね」鏡桜 容姉と丸山 閉錠は息を強く吹きかけて低い音を鳴らした。
鏡桜 容姉「やったやったー」丸山 閉錠「簡単に音だせたー」音好 多師「みなさん上手に吹けましたね。川笛はちょっとしたコツで音の段階を変えることができます。それは次の授業で教えます。川笛の他にもこの妖精の世界にしか存在しない楽器が様々存在します。今日の音楽の授業はここまで次の蓬クラスの授業は家庭なので家庭科室にいってください」
鏡桜 容姉「やっぱり音好先生って優しいよねー」丸山 閉錠「うん、なんか愛を感じるよね」紅茶 心美「閉錠ちゃん大人びてますね」丸山 閉錠は頭に?マークが浮かんだ。
天 厳瀬癒「に時間目は家庭科です。今日蓬クラスのみなさんに学んでもらうのは飛び方です。前回は花火花と花美花の見分け方について学んでもらいました。今日は後ろ向きに移動する方法を学んでもらいます。前回飛び方を学んでもらったときは、飛んで前に進む方法をお教えしました今度は逆で後ろ向きに飛んで移動する方法です。その方法は前回と逆で左羽を動かしてから、右羽を動かします。すると、このように後ろ向きで飛ぶことができます」蓬クラス「おぉー」天 厳瀬癒「今日は前回飛ぶ授業をしたときのぬわぬcmの高さから後ろ向きに移動してもらいます。後ろ向きに移動するときは少し危ないので先生が見ているところで い鯛ずつ練習してもらいます。まずは青山 傭兵さん」青山 傭兵「は、はいー(きんちょう)」
青山 傭兵はぎこちなく後ろに飛んだ。天 厳瀬癒「違います、こうです(圧)」天 厳瀬癒は華麗に後ろに飛んでみせた。丸山 閉錠「先生 い 良いですか」天 厳瀬癒「なんでしょう丸山さん」丸山 閉錠「その飛び方は難しすぎます」天 厳瀬癒「そ、そうでした(恥)青山さんこうやって、左羽を動かしてから、右羽を動かすんですよ、するとらほらこうやって後ろに移動することが出来ます」青山 傭兵はぬわいぬcm飛んだあと後ろに移動してみせた。
蓬クラス「すごーい」天 厳瀬癒「次は鏡桜さん」鏡桜 容姉「は、はい(緊張)」天 厳瀬癒「それでは後ろ向きに飛んで見てください」鏡桜 容姉は後ろ向きに一発で飛んだ。蓬クラス「おぉー」丸山 閉錠「容姉ちゃんすごーい」鏡桜 容姉「閉錠ちゃん恥ずかしいからやめて」丸山 閉錠「えー、いいじゃん」天 厳瀬癒「授業が進まないので私語は慎んでくださいね、次は紅茶さん」紅茶 心美「は、はい…」紅茶 心美はすんなりと後ろに飛んでみせた。天 厳瀬癒「次は丸山さん」丸山 閉錠「はーい」丸山 閉錠も紅茶 心美と同じくすんなり飛んでいた。天 厳瀬癒「次は……」
こうして蓬クラス全員の妖精が後ろに飛ぶ練習をした。
天 厳瀬癒「坐禅さんが後ろ向きに飛べたところで家庭科の授業とともに、乱舞類も終わりです。皆さんのお母さんかお父さんがお迎えに来るまで乱舞類で待機してください」黒川 尉女「容姉ちゃん、閉錠ちゃん、心美ちゃーん」丸山 閉錠、鏡桜 容姉、紅茶 心美「容姉ちゃ~ん」鏡桜 容姉「尉女ちゃん今日寝たら一緒にあそびにいけるよね」黒川 尉女「うん」紅茶 心美「容姉ちゃんは次の日会えるから今日は尉女ちゃん譲ってください」丸山 閉錠「そうだよ」鏡桜 容姉「そんなこと言われても(汗)」紅茶 心美「ねぇねぇ尉女ちゃん何して遊ぶ?」鏡桜 容姉「え!?私仲間はずれ!?」紅茶 心美「容姉さんは次の日尉女さんを独り占めできるんです。だから今日は私たちだけの尉女さんです」鏡桜 容姉「そんなー」鏡桜 英瀬「容姉ー迎えに来たわよー」紅茶 心美「ちょうど容姉ちゃんのママ迎えに来ましたね」鏡桜 英瀬「どうしたの?」鏡桜 容姉「ママーみんなが私のこと仲間はずれにするー」鏡桜 英瀬は紅茶 心美、丸山 閉錠、黒川 尉女の様子を見た。
紅茶 心美「な、なんでしょうか…」鏡桜 英瀬「なるほどね、今日は早く帰りましょうか」鏡桜 英瀬「今日早く寝て次の日早く起きないと尉女ちゃんと一緒に西城に行けなくなっちゃうよ」鏡桜 容姐「わかったー、早く帰る」黒川 海虹霧「尉女ー迎えに来たわよ早く帰らないと容姉ちゃんと遊びに行けなくなっちゃうよ」鏡桜 英瀬「あら、いいところに海虹霧さん」黒川 海虹霧「あらー鏡桜さん、灯籠よろしくお願いしますね」鏡桜 英瀬「あ、こちらこそ」紅茶 心美「尉女ちゃん今のうちです。こっちにいって遊びましょう」鏡桜 容姉「あ、ずるい、私もー」紅茶 心美「容姉ちゃんはあっちです…もう尉女ちゃんと遊べる察知が少ないんです」鏡桜 容姉「どういうこと」鏡桜 容姉が疑問に思ってる間に黒川 尉女は紅茶 心美達に連れて行かれた。
鏡桜 容姉「あれ?」鏡桜 英背「あれ?尉女ちゃんは?」鏡桜 容姉「心美ちゃん達が尉女ちゃん連れて別の所にいった」黒川 海虹霧「私は尉目待っとくので先にどうぞ」鏡桜 英瀬「では、お先に失礼します」
鏡桜家への帰り道の途中
鏡桜 容姉「尉女ちゃん、次の日起きれるかなー」鏡桜 英瀬「そうねー」鏡桜 英瀬の心の声(雰囲気でわかったけど、尉女ちゃんと少しでも長く遊びたいっていう心美ちゃん達の気持ちを尊重したとはいえ痛いとこついてきたわね)鏡桜 英瀬「あの後早く帰ったと思うからきっと大丈夫よ」鏡桜 容姉「よかったー」
鏡桜家
鏡桜 容姉「ただいまー」鏡桜 英瀬「おかえり」鏡桜 容姉「なんで、ママが言うの?」鏡桜 英瀬「誰もいないからよ、じゃ、今日は早めに寝ましょうか」鏡桜 容姉「うん!!」
次の日
黒川 海虹霧「ごめんくださーい」鏡桜 英瀬「あら、黒川さん早いですね」黒川 海虹霧「うちの子が楽しみにしてまして、どうやって行きます?」鏡桜 英瀬「それぞれの車で行きましょう」黒川 海虹霧「それだと尉女が悲しむんです。どうです?どっちかの車に乗って、どっちかが運転するというのは」鏡桜 英瀬「いいですねー、そうしましょう」黒川 尉女「容姉ちゃん家の車に乗りたいー」黒川 海虹霧「っていってるんですけど(汗)」鏡桜 英瀬「せっかくですし、尉女ちゃんの言う通りにしましょうか」黒川 尉女「やったー」黒川 海虹霧「すいません(汗)ありがとうございます」
こうして鏡桜 容姉達は鏡桜家の車で西城に移動することになった。
西城に向かう途中の鏡桜家の車の中
黒川 慰女「ねぇねぇ容姉ちゃん」鏡桜 容姉「なーに?」黒川 慰女「最初西城のどこに行く?」鏡桜 容姉「慰女ちゃん西城に何があるか知ってるの?」黒川 慰女「ううん、容姉ちゃん行ったことあるって言ってたから、おすすめの場所教えてもらおうと思って」鏡桜 容姉「私のおすすめの場所は光る水ライオン、夜になるとすごいんだー」黒川 慰女「へー、夜楽しみにするね」鏡桜 容姉「他にもね、お店があったり」黒川 慰女「待った待ったそれ以上は聞きたくない、西城についてからの楽しみにするね」鑑桜 容姉「うん」
西城
黒川 海虹霧「今日はどこから周ります?」鏡桜 英瀬「黒川さんの好きなところで良いですよ」黒川 海虹霧「初めて来たのでわかんなくておすすめの場所とかありますか?」鏡桜 英瀬「花夢博物館っていうところです。最初に行ってみますか?」黒川 海虹霧「いきたいです」
つづく




