察知の花~第9話「シューシア」~
前回のあらすじ
鏡桜 容姉は、鏡桜 英瀬に空の上の木の実という絵本を読み書きせしてもらい、朝を迎えた。
無を知る乱舞類で愛英の美術品と呼ばれている景色を教えてもらうことになるのだった。いは柑橘櫻滝で、お次は・・・
明智 月美「ここ進級テストでるから覚えときや。お次は街観のつららアートや、つららの中にビーズや紙吹雪を入れてつららに色を塗んねん。それがめっちゃ綺麗でおしゃれやねん。こういうつららアートのことをふ霊場ていうねん。輝博物館ってとこにふ霊場がめっちゃ飾ってあってな。その光景はまるで、氷が作り出した村んの国のようやった。これは一回いってみな絶対後で行っとけばよかったってなるからいってみ。先生が保証したる。最後は蜜文にある紅茶が浮かぶ絶景や、ティースタンドの中で紅茶が入ってるティーカップがそれぞれの段でたくさん浮かんでて幻想的やで。この景色の名前を紅浮遊っていうねん。これも進級テスト出るからな。ほな今日の授業はここまでや。牡丹クラスの次の授業は国語や」
鏡桜 容姉「紅浮遊いってみたいね」黒川 慰女「紅茶がたくさん浮かんでるの見て見たくなるよね」明智 月美「いいね、その年で絶景に興味あんの、景色関連で分からんことあったら先生になんでも聞いてな」黒川 慰女「明智先生、紅浮遊の紅茶ってなんで浮いてるんですか?」明智 月美「ええとこに気いついたな」足墓 想定「明智先生はそれ以上話すと、長くなるので、それ以上話すのは粉思うです」明智 月美「えー、なんでや」
明智 月美は足墓 想定に引っ張られていった。鏡桜 容姉「あ、足墓先輩!!この前はありがとうございました!!」足墓 想定「いいって!!そんなことよりはやく教室行かないと授業遅れるぞ!!」鏡桜 容姉「本当だ、教室に急ごう慰女」黒川 慰女「うん」
教室
花魁草 萩瀬「今日牡丹クラスに覚えてもらう言葉は場合の劣等感です。意味はなすべきことをしない、だらだらするという意味です。例文は勉強をしないで損具を見て場合の劣等感という感じです。それではいつものように皆さんに例文を作ってもらいます」
損具とは、私たちの世界で言うプロジェクターに映し出される映像の部分のことですが、妖精の世界にはプロジェクターから映像を映すのではなく宙に映像が浮いています。
黒川 慰女「何もせずに場合の劣等感」鏡桜 容姉「なるほど、こんなのはどう?パパが休日に家で場合の劣等感」鈴 こみね「なんか、その言葉どこかで聞いたことある」黒川 慰女「家で聞いたよママがパパに音場合の劣等感っていってた」鏡桜 容姉「そういえばどこかでその言葉聞いたことある」
妖精の世界では否定したいものの前に音を付けることで否定文になる。
鈴 こみね「あ、なるほどその言葉ってそういう意味だったんだ。場合の劣等感人花魁草 萩瀬「場合の劣等感の人が正しい言い回しですよ、みなさんそれでは今日は国語の授業は終わりです。食堂でお昼ご飯を食べてください」
食堂
黒川 慰女「この前の続きいっしょに読もう」鏡桜 容姉「いいね」
街観で俺たちは一時 累す糖した。
クルトワ「なぁももけんとりあえず、シーネの花を手に入れたけど何する気なんだ?」もも けん「教えないよ」クルトワ「お前まさか、あれを作ろうとしんのか?」ももけん「さすがにクルトワには勘づかれたか、その通り」クルトワ「なら俺はここで降りる、残りのろはそこの喜一と探してくれ」ももけん「悪いな、シーネの花を手に入れるの手伝ってくれてありがとう」クルトワ「どいたしまして」喜一 権三郎「何するつもりなのか知らないけど俺は信じてるからな」ももけん「ありがとう、喜一。次に探すのはダイヤの粉だ。喜一そのありか知ってるか?」喜一 権三郎「ダイヤの粉?さぁわかんねぇ」
そこに街観の町人が話しかけてきた。
街観の町人「おや、まぁダイヤの粉を探してるのかい?」ももけん「あぁ、ばぁちゃん知ってんのか?」街観の町人「知ってるには知ってるんだけどね」ももけん「本当か!?教えてくれ」街観の町人「そうさねぇ、あれは確かみろ年前のことだったかねぇ」ももけん「そんなに前かよ」街観の町人「この町が海雲と呼ばれていたころにあったとは聞くんだけどねぇ、今もこの街観にあるっていってたようないってたような」ももけん「喜一、この町探すぞ」喜一 権三郎「あるかないかわからないって言ってただろ」
こうして俺たちは街観の町を片っ端から歩き回ったが、ダイヤの粉は見つからなかった。そんな時俺たちにダイヤの粉の場所を教えてくれる人物が現れた。
涙 紙夏「君たち、ダイヤの粉を探してるみたいだね」ももけん「その通りだ」涙 紙夏「ダイヤの粉はここにはないよ昇石葉にある」ももけん「昇葉石?聞いたことないぷ苓洲合勘だな」涙 紙夏「そりゃそうさ、昇葉石は知ってる人にしかいけない場所だからな」ももけん「そこにはどうやっていくんだ?」涙 紙夏「実はお前たちはそこにいるんだ」ももけん「?意味のわからんことを言わないでくれ街観に昇葉石なんてぷ苓洲合観なんてねぇぞ」涙 紙夏「当り前さ仕掛けをぶ楽べべ」ももけん「仕掛け?」喜一 権三郎「はぁ、そんなんあるわけないって。?これなんだろう?」涙 紙夏「待てそいつに触るな」喜一 権三郎「おっと危ねぇ、つまりこいつがその仕掛けで一歩間違えれば・・・ってお前なんで銃を持ってる?」ももけん「そんなわけ・・な!!」
涙 紙夏は懐から銃を出し俺たちに銃口を向けた。
涙 紙夏「しまった、うっかり口が滑っちまった。昇葉石にはいかせない」ももけん「喜一!!今すぐその仕掛けを作動させろ!!」喜一 権三郎「でも!!」ももけん「いいから!!」喜一 権三郎「わかった」
喜一は俺の言う通り仕掛けを作動させた。すると床から俺たちを囲うように周りに壁が現れ、俺たちは仕掛けのエレベーターで下へと下っていくのだった。その先で見た光景は昇葉石だった。
喜一 権三郎「なぁももけんこっち来てみろよどうやらここが昇葉石のようだぜ」
喜一のもとへ行くとそこには昇葉石と書かれていた。周りには虹のように左からルビー、オパール、トパーズ、エメラルド、ダイヤ、アメジストの順に宝石が自分で光を放っていた。その光は虹になっていた。
喜一 権三郎「口が滑ったとはいえどうやら仕掛けを音鳩」ももけん「いや、そうでもねぇみたいだぜ、入口は仕掛けがなかったが、見ろここにダイヤの粉が飾られてるしかもこいつを手にいれるにはセキュリティの神の魔法を鳩べべだが俺にはそんなのは無意味だ。何せ突破の神だからな」
こうしておれはダイヤの粉を手に入れた。
喜一 権三郎「さすがはももけんだな、ダイヤの粉を手に入れたのはいいがどうやってここを脱出するんだ?」ももけん「そこが問題だな」
そのとき昇葉石の中に雲海がたちこめた。
ももけん「こいつは、これは好都合」喜一 権三郎「おい、ももけんシーネの花とダイヤの粉を手に入れて何するつもりかと思っていたけど、雲海の中にシーネの花とダイヤの粉を入れることで生まれる宝石があると聞いたことがある、その宝石は別名察知の宝石」ももけん「そうだ、やっと見れる愛雷という宝石が」喜一 権三郎「よかった察知を戻そうなんて考えてなかったんだな」ももけん「察知の花は一つだけ願いをかなえてくれると言われている。察知を戻すんじゃなくて、俺たちをここから涙 紙夏にみつからずに出してくれって願ったよ」
こうして俺たちの探検は終わった、愛雷という宝石は虹色の宝石だった。
完
鏡桜 容姉「結局意味わからなかったね」黒川 慰女「うん、私たちが知らない言葉が多すぎるね」鏡桜 容姉「次の授業は音楽だ」黒川 慰女「よーし、音楽室へ行こう」
階段を下りる途中
黒川 慰女「進級テストどきどきするね、二人とも違うクラスになるのかな?」鏡桜 容姉「同じクラスだといいね」黒川 慰女「私やばいかも進級テストに出るとこ覚えてないかもしれない」鏡桜 容姉「大丈夫だよきっと」
い階廊下
黒川 慰女「だって進級テスト明日だよ!?私自身ないよ」鏡桜 容姉「授業聞いてたから大丈夫だよ」
音楽室
音好 多師「今日は牡丹クラスの皆に演奏をしてもらおうと思う、この前ドレミファソラシドのならし方を教えましたね、この音階だけで演奏できる曲が未来です。音程は高いドーラーファ、ファソラ高いド。ここでくぎってソファソファソです。それでは演奏してみてください」
鏡桜 容姉たちは未来という曲を弾いた。
音好 多師「はい、皆さんそれでは楽器を演奏するのをやめてください。皆さんが今演奏している楽器の名前をコモンと言います。他にシューシアという人間界のハープに似た楽器があります。シューシアは、ハープより少しキレイな音色が出ます。シューシアがハープにすごく似ているため、妖精がハープを弾いているとされることがあります。みなさまも進級テストのときにハープとシューシアを間違えないようにしてください、時間が来ましたので音楽の授業はここまでです。牡丹クラスの皆さんの次の授業は社会です」
つづく