察知の花~第7話「空の上の木の実」~
前回のあらすじ
鏡桜 容姉は算数の授業、美術の授業を受け終わり家に帰った。
家でジルーノーダーキングという遊びを始めようとする。
ジルーノーダ―キングとは蜜柑の花を紙の上に置き、誰が一番きれいに蜜柑の花を紙の上できれいに花の形を作れるかという遊びのことである。
鏡桜 容姉「ママー手洗ったよ」鏡桜 英瀬「ちゃんと洗ったの?」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 英瀬「よし、偉い子ね、それじゃやろっか」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 英瀬「じゃぁ今日はなんのお花にしようかなー」鏡桜 容姉「今日はねー吉良薔薇にするー」鏡桜 英瀬「ママ負けないよ」鏡桜 容姉「私だって」
数分後
鏡桜 容姉「わーママの薔薇すごーい」鏡桜 英瀬「容姉もすごいじゃない」
鏡桜 英瀬の蜜柑の花で作った薔薇は、花びらい落ちずにきれいな薔薇が作り上げられていた。たいして鏡桜容姉の蜜柑の花で作った薔薇は、上から紙の白い色が見え、蜜柑の花びらがいくつか散っていた。
鏡桜 容姉「これはママの勝ちだー」鏡桜 英瀬「よしママの勝ちー」鏡桜 容姿「ただいまー」鏡桜 英瀬「おかえり」鏡桜 容姉「パパおかえりー」鏡桜 英瀬「私はあなたのこと容姉と一緒に待ってたよ」鏡桜 容姿「俺も二人に会いたかったよ」鏡桜 容姉「パパもジルーノーダーキングやろう」鏡桜 容姿「ジルーノーダーキングか、懐かしいな、3人でやろうか」鏡桜 容姉「うん♪」鏡桜 容姿「じゃぁ何の花にする?」鏡桜 容姉「うーん、ママ決めて」鏡桜 英瀬「そうね、それじゃ、椿はどうかしら」鏡桜 容姉「それにするー」鏡桜 容姿「よーし、やるぞー」
数分後
鏡桜 容姿が蜜柑の花で作った椿は椿という形すらもわからず、生ごみのような光景が紙の上に出来上がっていた。
鏡桜 容姿「パパ・・・それ椿?」鏡桜 容姿「そうだよ椿だ、どうだ?よくできてるだろ」鏡桜 英瀬「椿じゃないわよ・・・どうやったらそこまで大変なことになるのよ」鏡桜 容姿「?いやいやうまくできたって」鏡桜 容姉「私の見て見てー」鏡桜 容姿「おぉーこれは椿だな、しかし容姉もまだまだだな」
鏡桜 容姉が蜜柑の花で作った椿は椿の形をしていて立体手的な椿が出来上がっていた。
鏡桜 英瀬「あなたより毛頭上手いわよ」鏡桜 容姿「そんなにか?」鏡桜 英瀬「そんなに」鏡桜 容姉「ママの見よ」鏡桜 容姿「そうだな」
鏡桜 英瀬が蜜柑の花で作った椿は椿ではなく吉良薔薇が平面で出来上がっていた。
鏡桜 容姉「ママ・・・それ椿じゃなくて吉良薔薇だよ」鏡桜 容姿「椿でもないじゃん、これは容姉の勝ちだな」鏡桜 容姉「やったー」鏡桜 容姿「おっともうこんな察知か、容姉明日の準備して寝なさい」鏡桜 容姉「うん、でもねなんか寝れない」鏡桜 英瀬「それじゃ、私が絵本読んであげる」鏡桜 容姉「わかったベッド入る」鏡桜 英瀬「その前に明日の準備しなさい」鏡桜 容姉「もう終わったよ」
鏡桜 英瀬「そうなのね、偉いわね」鏡桜 容姉「えへへ、偉いでしょ」鏡桜 英瀬「一緒に寝よっか」鏡桜 容姉「えー絵本は?」鏡桜 英瀬「ちゃんと読むわよ」
ベッドの中
鏡桜 英瀬「空の上の木の実。空の上に、もとごえくんと、ももちゃんが住んでいました。もとごえくんとももちゃんは幼馴染で、いつも一緒にいました。・・・」
つづく