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察知の花~第61話「紅茶 心美のちょっとした勇気」~

前回のあらすじ

音楽の授業でセヤーノという楽器について学んだあと更衣室で着替えて妖精にしかできないスポーツさんぽをこれから学び始める鏡桜 容姉達だった

飛育(ひいく) 体走(たいそう)「今日の最後の授業は体育です。今日学んでもらうのはさんぽです。さんぽは妖精の能力を間接的(かんせつてき)にふんだんに使ったスポーツです。ルールはこの綿(わた)を相手のコートに落とせば得点が入ります。先に よ 点取った人が勝ちです。コートとはこの大きい長方形の線の中のことです。それではどなたか協力してくれる人いると?」蓬クラスの い の子が手を挙げた。

飛育 体走「それじゃ、(よもぎ)くんに手伝ってもらいます。この綿は手を近づけるとこのように勝手に離れていきます」蓬クラス「すごーい」飛育 体走「最初はこのコートの真ん中にある線を挟んで向かい側にそれぞれ立ちます。そして、手を綿にこのように近づけて相手のコートめがけて落とします。それでは~くん綿が近づいてきたらそこに手を近づけてください」蓬 説男(せつお)「はい」蓬 説男が手を近づけると綿は手から離れていった。飛育 体走「これを繰り返して、さきに相手のコートによ(たい)落とした人の勝ちです。当然家庭科での飛ぶ練習がある程度終われば、飛びながらさんぽが出来るようになります」つまりは、バドミントンの球が綿替わりで、ラケットの変わりが手ということである。

飛育 体走「それでは、ペアを作ってください、まずは綿を相手のコートに投げ入れてください」蓬クラスの妖精たちは、それぞれペアを作った。

鏡桜(かがみざくら) 容姉(ゆるあね)「閉錠ちゃーん」丸山(まるやま) 閉錠(あかね)「うん、一緒にペア組もうー」鏡桜 容姉「心美ちゃんペア出来たかな」丸山 閉錠「出来たみたいだよ、こういうときいつも頑張ってるみたいだね」鏡桜 容姉「え!?」丸山 閉錠「ほら」鏡桜 容姉の目線の先には頑張って話している紅茶 心美の姿が目に映った。

紅茶 心美「あ、あの私とペア組んでもらえませんか?」蓬 説男「おう、いいぜ、俺もペアになってくれる妖精探してたんだ」

丸山 閉錠「ね?」鏡桜 容姉「うん・・・・」鏡桜 容姉の心の声(心美ちゃんすごいな・・・)丸山 閉錠「それじゃ、一緒にやろっか」鏡桜 容姉「うん!!」

数分後

飛育 体走「それじゃ、次は残りの時間で試合をしてみましょう」

蓬クラスは体育の授業の終わりまでさんぽを楽しんだ。

飛育 体走「時間になったので、ここで終わりです。最後に制服に着替えてお母さんかお父さんのお迎えを待ってください」蓬クラス「えー!!」飛育 体走「着替える時間が無くなるので終わってください、そして灯篭(とうろう)は祝日で乱舞類ないので乱舞類に来ないように気を付けてください」

更衣室

鏡桜 容姉「心美ちゃんってすごいんだね」紅茶 心美「へ!?何が」鏡桜 容姉さっきの授業で、自分からペアの人探せるのすごいなって思ったの」紅茶 心美「あー、うん本当は緊張するんだけどね、頑張ってみようって思ったの、気づいたらあの男の子に話しかけてた」丸山 閉錠「それすごいことだよ、勇気出すのってなかなか出来ないよ」紅茶 心美「勇気・・・なのかな」丸山 閉錠「勇気だよ!!」

つづく

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