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察知の花〜第60話「妖精しかできないスポーツ」~

前回のあらすじ

鏡桜 容姉は午前中の授業を終え、お昼休みに彼女の友達とテラス席でご飯を食べ、きがつけば午後の授業になっていた。黒川 慰女は教室へ、鏡桜 容姉は更衣室に向かうのだった。

鏡桜(かがみざくら) 容姉(ゆるあね)「慰女ちゃん慰女ちゃんの次の教室わかってるー?」黒川(くろかわ) 慰女(いめ)「わかってるー、国語だよねー」紅茶(こうちゃ) 心美(ここみ)丸山(まるやま) 閉錠(あかね)、鏡桜 容姉「体育だよー」黒川 慰女「そうだったありがとうー」

そう言って黒川 慰女は颯爽(さっそう)と立ち去って行った。

鏡桜 容姉「私達の次の授業なんだろう」黒川 慰女「えーっとね音楽だって」鏡桜 容姉「心美ちゃんも一緒に行こう」紅茶 心美「うん!!」

音好(おとよし) 多師(おおし)「は 時間目は音楽の授業です。今日は鍵盤楽器のセヤーノについての授業です。セヤーノはこういう音がなります」音好多師がセヤーノの鍵盤をひくともよん(泡のような音)という音がなった。

鏡桜 容姉の心の声(不思議な音)音好 多師「セヤーノは雲の上に鍵盤が乗っているような楽器のことです。ここミレイ試験のときに出るので覚えておくようにそれではセヤーノを演奏してください」鏡桜 容姉「うわー、おもしろい」セヤーノは鍵盤を押すたびもよんという音程が変わりまるでピアノでドレミを引いているかのようだった。

鏡桜 容姉「なにこれ楽しいー」紅茶 心美は目に映る記憶の映画を少しだけ演奏した。

鏡桜 容姉、丸山 閉錠「心美ちゃんすごーい」紅茶 心美「全然すごくないよー、そんなに弾けないもん」丸山 閉錠「そんなことないよ、少しだけ弾けるだけけでもすごいよ」鏡桜 容姉「そうだよ、私心美ちゃんのこと尊敬」鏡桜 容姉は紅茶 心美を尊敬の目で見た。紅茶 心美「そうなのかな」丸山 閉錠「そうだよ」丸山 閉錠も紅茶 心美のことを尊敬の目で見た。紅茶 心美「なんか、嬉しい」丸山 閉錠「当然だよ、褒められて気分悪くならないもん、中にはなんにも思わない人もいるみたいだけど」

音好 多師「は 時間目はここまで!蓬クラスの次の授業は体育になるので着替えを()っている人たちは更衣室で着替えてください」

鏡桜 容姉「やったー体育だー更衣室にみかん置いてるの知ってる?」紅茶 心美「うん、みかんの匂いがたくさんするから分かるよ」丸山 閉錠「閉錠それ食べた」鏡桜 容姉、紅茶 心美「あのみかんって食べれるの!?」丸山 閉錠「うん食べれるよ、先生も更衣室のみかん食べれるって言ってたよ」鏡桜 容姉「これ?」丸山 閉錠「そうだよ」鏡桜 容姉「なんか変な形してる」丸山 閉錠「()り物にならないんだって、競るが意味わからないけど」丸山 閉錠「あ、やばい次の授業まで察知がない!」鏡桜 容姉、紅茶 心美「本当だやばい!!」

鏡桜 容姉達は急いで更衣室から体育館へと向かっていった。

飛育(ひいく) 体走(たいそう)「今日の最後の授業は体育です。今日学んでもらうのはさんぽです。さんぽは妖精の能力を間接的(かんせつてき)にふんだんに使ったスポーツです。ルールは

つづく

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