察知の花~第49話「意外な人物」~
前回のあらすじ
鑑桜 容姉は鏡桜 英瀬からほのいの作り方をまなんだのだった。
鑑桜 英瀬「よかった」鏡桜 英瀬「次はねど梨むを作るよ」鏡桜 容姉「ど梨む?」鏡桜 英瀬「そう、まずはね砂糖を袋に入れるの、それをこねて形をを平行四辺形にする。最後にドレスの形にするとど梨むの出来上がり!容姉やってごらん」鏡桜 容姉「うん!!」鏡桜 容姉は、砂糖を袋に入れて、それをこね、平行四辺形の形にした後ドレスの形にした。
鑑桜 英瀬「そうそう、上手!!」鏡桜 容姉「えへへ、お姉さんみたい?」鏡桜 英瀬「うん、容姉お姉さんみたいだったよ。それじゃ、朝ごはんも出来たことだし、朝ごはん食べようか」鏡桜 容姉「うん!!」
鑑桜 容姉達は静かに朝ごはんを食べた。
鑑桜 英瀬「容姉それじゃ、お買い物行くわよ」鏡桜 容姉「えー」鏡桜 英瀬「ごはん食べれなくなるよ」鏡桜 容姉「わかった」こうして鑑桜 容姉達はグッ銅鑼にやって来た。
鑑桜 容姉「ママー、これほしい」鏡桜 容姉が見せたのは愛英城が水の中から浮かび上がるというおもちゃだった。
鑑桜 英瀬「藁草藁、愛英城が浮かび上がる?ダメよ、これは元に戻しなさい」鏡桜 容姉「嫌だ―」鏡桜 英瀬「そうねー、それじゃこうしましょお姉ちゃんみたいになりたいなら、我慢することも必要よ、我慢できたらこれ買ってあげる」鏡桜 容姉「それでも嫌だ―」山曳 雛音「そうだよ、お姉さんもいろんなもの我慢するんだよ」鏡桜 容姉「あ、前に見かけたお姉ちゃん!!」鏡桜 英瀬「ごめんなさいね、この子が急に」山曳 雛音「いえいえ、私も零古土のときにこの子みたな感じだったので、あの頃にいろいろ我慢出来てたらもう少し早く私の憧れたお姉さんみたいになれたのになって思って」鏡桜 容姉「お姉ちゃんにも、憧れたお姉ちゃんがいたの?」山曳 雛音「そうよ、そのお姉ちゃんはね、私が考えてることなんでもお見通しだったの」鏡桜 容姉「へぇーそうなんだー、すごーい」山曳 雛音「でもね、ある日そのお姉ちゃん突然いなくなっちゃったんだ」鏡桜 容姉「なんでー?」山曳 雛音「なんでだろうね、もしかした察知を"かけた"のかもしれないわね」鏡桜 容姉「察知をかける?」山曳 雛音「ううん、なんでもない、今のは忘れてそれより、このおもちゃ今は我慢しよう」鏡桜 容姉「うん、私我慢する」鏡桜 英瀬「本当にありがとうございます」山曳 雛音「どういたしまして」鏡桜 容姉「お姉ちゃんなんでここにいるの?」山曳 雛音「なんでって言われても私の住んでるところここの近くだからよ」鏡桜 容姉「本当?、お姉ちゃんここの近くに住んでるの?遊びに行っていい?」鏡桜 英瀬「こら、容姉」山曳 雛音「大丈夫ですよ、君の名前容姉ちゃんっていうの?」鏡桜 容姉「うん、鏡桜 容姉です」山曳 雛音「そっかよ容姉ちゃん、私が住んでるところはね凍る魚っていう町なのよ、遊びに行ってもいいっていう質問は難しいかな、容姉ちゃんのママと私の予定が合わないと思うから容姉ちゃんはまだ小さいから、ママとパパと一緒じゃないと一緒に行けないの、もしも私が悪い人だったらお金を稼ぐために容姉ちゃんに刃物を突き付けて脅すかもしれないでしょ」鏡桜 容姉「お姉ちゃんそんなことするの?」山曳 雛音「しないよ、たまたま昨日みたドラマがそういうのだっただけ」鏡桜 容姉「やっぱりお姉ちゃんいい人だ、だったらそんなことしないじゃん」山曳 雛音「うーんそう言われちゃうとな」鏡桜 英瀬「そうよ、ママかパパと一緒じゃないとこのお姉ちゃんのお家にいけないの」鏡桜 容姉「ママお願いこのおもちゃ我慢するから」鏡桜 英瀬「うーん」山曳 雛音「それじゃ容姉ちゃんママの言うことちゃんと聞ける?我慢しないことたくさん増えるけどそれでも良い?」鏡桜 容姉「うん、どうしてもお姉ちゃんのお家に遊びに行きたい!!!」鏡桜 英瀬「わかったわ、そういうわけなので」山曳 雛音「えぇわかってます、今日は鯛無があるので、株が合うのは来週の山松なのでそのときにそちらの株が合えば大丈夫です」鏡桜 英瀬「うーん乱舞類のある日は厳しいですねー、来週の五十崎か瀬戸内であれば株が合うのですが・・・」山曳 雛音「瀬戸内なら株が合いますねその日にしましょうか」鏡桜 英瀬「そうですね」鏡桜 容姉「お姉ちゃん」山曳 雛音「なーに?」鏡桜 容姉「今日は会えないの?」山曳 雛音「そうね、今日は厳しいかな、我慢してたら意外と早く会えるんじゃないかん」鏡桜 容姉「容姉我慢してみる」山曳 雛音「えらいぞー容姉ちゃん、お姉ちゃんよりお姉ちゃんだ」鏡桜 容姉「本当?」山曳 雛音「本当」鏡桜 容姉「私、お姉ちゃんよりお姉ちゃんになる!!だからいっぱい我慢する」山曳 雛音「お姉ちゃんもそれを応援してるね」鏡桜 容姉「うん」
そう言って鏡桜 容姉はおもちゃを元に戻した。鏡桜 英瀬はACMお昼ご飯に必要な食材をACMでスキャンしてレジに持って行き、スキャン漏れがないことを係の人に確認してもらった。
鑑桜 容姉の家
鑑桜 容姉「お姉ちゃんがグッ銅鑼にいると思わなかったなー、めちゃくちゃ嬉しい」鏡桜 英瀬「容姉ごはん食べ終わったらお外いこっか」鏡桜 容姉「うん、行くー」
鑑桜 英瀬はテーブルにサンドイッチと紅茶を置いた。
鑑桜 容姉「やったー、お昼ごはんだー」
つづく




