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察知の花~第3話「すれ不」~

花魁草(おいらんそう) 萩瀬(はぎせ)「朝の授業に続き、は時間めも国語の授業です。今回みなさんに学んでもらうのは黒い図です。黒い図は人間界では服と呼ばれています。服やさんともいうようです。それではい時間目同様、みなさんで例文を作ってもらいます、黒い図を使った例文はたとえば黒い図を洗うです」(すず) こみね「黒い図を買う」鏡桜(かがみざくら) 容姉(ゆるあね)「私、学校終わったら黒い図買いに行こう」黒川(くろかわ) 慰女(いめ)「わたしも黒い図買いに行きたいなー、一緒に行こうよ容姉ちゃん」鏡桜 容姉「うん、一緒に買いに行こう♪」黒川 慰女「よし、今度は私が黒い図の文作る番うーーんと、お気に入りの黒い図を汚す」鈴 こみね、鏡桜 容姉「うわー、それテンション下がる」鏡桜 容姉「次は私、私黒い図を畳む」黒川 慰女「偉い」鏡桜 容姉「あくまで例えだよ」黒川 慰女「それはそうか(笑)」花魁草 萩瀬「チャイムが鳴ったのでこれで授業を終わります、みなさんお迎えがくるまで、学校で待ってて下さい」

黒川 慰女「私ね奇跡の妖精なんだゆるあねちゃんは何の妖精?」鏡桜 容姉「さぁそれがわかんないんだよねー」黒川 慰女「お父さんとお母さんは何の妖精?」鏡桜 容姉「それもわかんない」天 厳瀬優「後藤走るな、あぶないだろ」後藤(ごとう) 金麦(きんむぎ)「知るかよ、捕まえれるもんなら、捕まえてみろー」

ドカッ(ぶつかる音)黒川 慰女の心の声(いたっ、謝れよ)黒川 慰女「後藤君、今あたったからごめんなさいして」後藤 金麦「へっへっへーいやーだね、あっかんべー」足墓(あしはか) 想定(そうてい)「まったく、そこまでだ。い年のやんちゃくん」後藤 金麦「げっ、は年の人」足墓 想定「さ、ごめんなさいしておいで」後藤 金麦「は、はい」黒川 慰女のもとへ行く。後藤 金麦「ごめんなさい」黒川 慰女「あっかんべーのこともごめんなさいしたら許してあげる」足墓 想定「ちゃんとごめんなさいするんだよ、後藤くん」後藤 金麦「あっかんべーして、ごめんなさい」黒川 慰女「いいよ」鏡桜(かがみざくら) 英瀬(えいせ)「おまたせー、容姉一緒に帰ろうか」鏡桜 容姉「うん、ねぇおかぁさん黒川さんも一緒にダメ?友達なんだ」鏡桜 英瀬「あら、もう友達出来たの?」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 英瀬「えぇいいわよ」黒川「おまたせー慰女迎えに来たわよ」黒川 慰女「ねぇおかあさん今日友達と一緒に帰ることになった」黒川「友達って?」黒川 慰女「容姉ちゃん」黒川「わかったわ、まずそのこのお母さんとあいさつしないとね」鏡桜 英瀬「どうも初めまして容姉の母です」黒川「あなたが容姉さんのおかあさんですか、初めまして子供たちと一緒に帰りましょうか、家はどちらに?」鏡桜 英瀬「そうですね家は(こお)(うお)のほうに」鏡桜 英瀬「奇遇ですね同じじゃないですか」黒川「そうなんですか、じゃ方向同じですね」

こうして、容姉一行はともに家に帰るのであった。

鏡桜 容姉「ねぇねぇおかあさん今日慰女ちゃんと黒い図見に行くって約束したんだ、いってもいいでしょ」鏡桜 英瀬「えぇ、いいわよ、その変わり私もついていくわよ」鏡桜 容姉「えぇー」鏡桜 容姉「えぇーじゃないの」黒川(くろかわ) 海虹霧(うみこうも)「そうですよね」黒川 慰女「え!うそ・・・」黒川 海虹霧「子供だけじゃ危ないからよ」黒川 慰女「うーそれならわかった」鏡桜 英瀬「黒川さんよくわかってらっしゃるこの前子供たちだけで出かけてると、同じ乱舞類の生徒に子供に持たせた財布が盗まれたんですって」黒川 海虹霧「そうなんですね、やっぱりちょっと子供たちだけでいかせるのは不安ですね」

そうこうしているうちに凍る魚の町に着いた。黒川 海虹霧「それでは私たちはこっちですので」鏡桜 英瀬「それでは、またお買い物のときに会いましょう」

鏡桜 容姉「待ち合わせ場所どこにする?」黒川 慰女「そうだなーそれじゃここでいいんじゃないかな」鏡桜 容姉「そうしよう」鏡桜 英瀬「そういえば待ち合わせしないとですね」黒川「子供たちが待ち合わせここにしたいみたいなので、待ち合わせの察知は、にとはわで大丈夫でしょうか」鏡桜 英瀬「いいですね、ではその察知にしましょうか」

めと

鏡桜 容姉「わぁー、すごいここが黒い図かーいろんな黒い図が売ってるー一緒に見よう」黒川 慰女「うん、わぁー本当だー、すごいたくさんの黒い図が売ってるー」鏡桜 英瀬「さすがめとですねたくさんの黒い図が売ってますね」黒川 海虹霧「そうですね、私たちもガーナしたくなっちゃいますね」鏡桜 英瀬「えぇ、あそこに何やらお困りの様子のご老人が・・・」黒川 海虹霧「助けれることがあるなら助けにいきまよう」鏡桜 英瀬「もちろん」鏡桜 容姉、黒川 慰女「私たちも」黒川 海虹霧「そうだねじゃ、みんなで行こうか」鏡桜 英瀬「なにかお困りですか?」老人「おぉ、これはこれはお子様連れの奥様方じゃないですか、実は孫が近々誕生日なんじゃが孫のために服をプレゼントしようと思っての、プレゼントを買ったのはいいんじゃがそのプレゼントと松葉杖がどこかにいってしまっての困って負ったとこにお前さんらが来てくれたというわけじゃ」

鏡桜 英瀬と黒川 海虹霧は小声で話した。

鏡桜英瀬「それって黒川さん、噂にきく子供たちの仕業じゃないかしら」黒川 海虹霧「さぁそれはわからないですよ、こりうどなんてよくあることじゃないですか」鏡桜 英瀬「そうでしたね、絶対にばれるようなものでも盗まれますもんね。そういえば私この前傘を盗まれたんですよ、絶対にどこかに()る気ですよ」黒川 海虹霧「ほんと、いつもいつもそうですよね、この前こんな話聞きましたよ盗まれた、靴が競られてたって」鏡桜 英瀬「うわぁそのひと災難でしたね」

鏡桜 容姉「おかぁさんたちなに話してるの?、おじいさんのこといいの?」

鏡桜 英瀬「あぁ、よくないわね、ごめんねそれはそうとどう探そうかしらね」黒川「こりうどされてるなら、人混みに紛れてるのかもしれないですね」黒川 慰女「ねぇ、みておかあさんあの人変じゃない?」黒川 海虹霧「何が・・・本当ね」鏡桜 容姉「本当だあの人杖なんかいらないはずなのに杖もってる」老人「?どこじゃ」鏡桜 英瀬「ほらあそこ」

容姉の指をさした先に杖が必要になさそうにない若者がいた。

老人「あれじゃあれじゃ、わしの杖には愛英(あいえい)の国旗が入っとるんじゃよ」黒川 慰女「ねぇお兄さんその杖このおじいちゃんのなの返してあげて」若者「あ、これは俺のなんだよ、この杖があのじじいのものなんて証拠どこにあるんだ」鏡桜 容姉「その愛英の国旗」若者「だれがなんといおうとこれは俺のなんだよ」鏡桜 容姉「逃げた」???「はいはい、そこまでその杖はそこの老人に返してあげてください」若者「なんだ、このガキは」足墓(あしはか) 死逆(しぎゃく)「これいじょうはいかしん」若者「くそっ」足墓「どうぞ、ご老人」老人「あ、ありがとうございます」足墓「よくやたな想定」足墓(あしはか) 想定(そうてい)「俺は予測の妖精だから」鏡桜 容姉、黒川 慰女「あなたは足墓先輩!!」黒川 慰女「なんでここにいるんですか?」足墓 想定「お父さんの付き添い、お父さんがお母さんに黒い図あげたいんだって」鏡桜 容姉「助けてくれてありがとう」足墓 想定「どういたしまして」足墓 死逆「もうこれ以上悪さしないと約束するなら警察呼ぶのは控えてやる」若者「あ、あんたはラーボルのチャンピオン、わかりましたもう悪いことはしません」足墓 想定「ねぇお父さんこの人まだ隠してるよ」鏡桜 容姉「え、じゃもしかしておじいちゃんのプレゼントもこの人が?」若者「う、す、すいませんでしたー」

若者は老人の失くした物を返し逃げるようにその場を去った。

そんなことがあった翌日無を知る乱舞類での授業が再開した。

数多(あまた) 算数(さんすう)「よぉーみんな初めましてだな、俺は数多 算数だ、おれは算数を担当する。なぜか俺の親は俺の名前を算数とつけた、今日は物事の数え方についてだ。数字の並びはいろはにほへとちりぬ、だここでくぎってつぎに、ぬるをわかよたれそと数える次はぬわからの数え方を教えるぞ。君たち牡丹クラスの次の授業は音楽だ。そんじゃ音楽室へ行け」

いが1、ろが2、はが3という感じで続いていくぬが9、次にぬわこれは鏡桜容姉たちも次回の授業から習う。

黒川 慰女「やったー次は音楽の授業だって私音楽の授業楽しみにしてたんだよね」鏡桜 容姉「音楽の授業ってどんなことするの?」黒川 慰女「いってみたらわかるよ」鏡桜 容姉「いってみたらわかるって」黒川 慰女「いいからいいから」

音好(おとよし) 多師(おおし)「みんな、ろ時間目は音楽です。音楽を担当します音好 多師といいますよろしくね。音楽は蜜の花の水滴を垂らして演奏します。こんな風に」

音好 多師は蜜の花から入れ物に向かって水滴をリズムよく垂らし演奏して見せた。

音好 多師「このように水滴を落とす高さで音程が変わるんだよ、音階はドレミファソラシドなんだよ」

牡丹クラスは、ドレミの演奏を出来るように、ドレミのそれぞれの水滴を落とす高さを音好 多師から習った。

音好 多師今日の授業はここまで次はお昼休みだからしっかり休んで次の授業にそなえてね」

丸山(まるやま) 閉錠(あかね)「音好先生♪一緒にご飯食べよー」反太(そるた) 武勇(ぶゆう)「音好 先生は俺と一緒に食べるの」私藻(わいも 朽根(くちね「音好先生は私と食べるのー」音好 多師「みんなで仲良く食べようねー」丸山 閉錠、私藻 朽根、反太 武勇「はーい」

鏡桜 容姉「音好先生人気だね」黒川 慰女「先生たちにも人気みたいだよ」鏡桜 容姉「そうなんだきっといいひとなんだろうね」黒川 慰女「絶対いい人だよ」

無を知る乱舞類 食堂

黒川 慰女「今日は指輪の蜜だー♪やったー」鏡桜 容姉「うわ、それ最高」黒川 慰女「そういえば昨日の黒い図でおかあさんにもらった黒い図にこんな本があったの、なんかね最初に注意書きみたいのが書いてあってこの本を無を知る乱舞類から出すのは粉思うって書いてあったの」鏡桜 容姉「粉思うって何だろう」黒川 慰女「さぁわかんない」

二人はその本を開いて読んだ、その本にはこう書かれていた。

[愛雷(あいらい)]

俺はある日とある花の秘密を見つけた。この花の謎が解ければ妖精たちの手助けとなるかもしれない。そうだ俺の名を紹介していなかったな、俺はもも) 健太郎けんたろう)。略してももけんだ。ここに記すのは俺の探検記だ。とある花っていうのはシーネの花だ。それを探すためにここ凍る魚から旅立った。

喜一(きいち) 権三郎(ごんざぶろう)「おい、ももけんシーネの花がクルトワにあるという情報を得たぞ」桃 健太郎「ほんとか!?喜一それじゃ今すぐそのクルトワにいこう」喜一 権三郎「なぁももけんシーネの花ってどういうことだ?シーネの花を使って何するきなんだよ、察知を止めようなんて考えてないよな」桃 健太郎「喜一俺をしんじてくれ」喜一 権三郎「信じるからな!!」

なぜ彼が焦っているかというとシーネ、雲海、ダイヤの粉をそろえれば察知を止めることが出来るからだ、察知を止めると、この世界を支配することが出来るからだ。シーネ、雲海、ダイヤの粉をそろえたときにとある宝石が現れる。シーネ、雲海、ダイヤの粉いずれも俺は手に入れてない。だからそれらを探すんだ。雲海は一番最後としてまずはシーネを手に入れる。

俺は友達の権三郎とともにクルトワへとたどり着いた。

原住民族「お前らなにものだ?よそものはこれ以上通さない」喜一 権三郎「ふっ、悪いな、まったくまさか原住民族と鉢合わせるとは、勘弁してくれよももけん」桃 健太郎「悪い悪い、こんどはしくじらないよ」喜一 権三郎「しかし、ここは暑いなー」桃 健太郎「砂漠だからな」喜一 権三郎「それもそうか、ももけん悪い知らせだ」桃 健太郎「まさか」喜一 権三郎「あぁそのとおりシーネはなかった偽の情報だったみたいだ」桃 健太郎「それってまずいやつじゃねぇか逃げるぞー」原住民族 族長「もう、手遅れじゃよ、まんまと引っかかりおって、ここにはシーネなどないわい、大人しく捕まるんじゃな」

こうして俺たちは原住民族の作った牢獄にぶち込まれた。

謎の男「ここから出してやるよ」喜一 権三郎「ありがとう、あんた名前は?」謎の男「俺はクルトワ」桃 健太郎「クルトワか」喜一 権三郎「は?クルトワここの地名だろ?」桃 健太郎「いや、クルトワはこの人の名前だよ、いや人ではなくて神様か」喜一 権三郎「か、神様だと!!なんでお前ため口だ」クルトワ「こいつも神」喜一 権三郎「嘘だろじゃぁ俺も神なのか?」クルトワ「あんたは、人」喜一 権三郎「人なんかいノΣおいももけん、なんで黙ってた」桃 健太郎「悪い悪いすっかり忘れてた、あ、これからもニックネームでよろしく」喜一 健三郎「もちろんだ」クルトワ「ごうみならシーネがありそうだ」喜一 権三郎「ごうみは神様でも危険と聞くそれでも行くのか」桃 健太郎「もちろん」

ごうみとはトンネルのことで、そこに入った者は神ですら帰ってこれないと言われている。

鏡桜 容姉「あ、もうすうぐで次の授業始まる妖蜜庭園(ようびつていえん)いかなきゃ」黒川 慰女「本当だやばい」

二人が見たのは愛雷という小説だった、しかし途中で次の家庭科の授業が始まるので、ここで読むのをやめた。

妖蜜庭園

(そら) 厳瀬優(げんせゆ)「よく時間内に集まったね。今日は蜜の花の病気について学んでもらう、今から紹介する蜜の花の病気が蜜の花から見つかったら次の授業で教える対応をするように。ここ妖蜜庭園にはそれぞれの蜜の病気の花が保存の妖精によって保存されている」

ここで説明しよう妖精の世界には我々の概念で言う超能力を生まれつき持っている。どういう超能力かは生まれる妖精の花によって決まる。保存の花から産まれた妖精はさまざまなものを保存したい状態で保存できる能力を持っている。それぞれの妖精がどのような能力を持っているかはいずれ説明しよう。

天 厳瀬優「まずはもっとも大事な透け会うという蜜の病気から説明しよう透け会うとは憶測が蜜を食べてしまい蜜が枯れる病気のこと。こんな風にね」

そういって天 厳瀬優は憶測に食べられた蜜の花を見せた。

天 厳瀬優「お次は・・みんなちゃんと来てるか?この花は楽記(らっき)です。楽記っていうのは花の蜜の収穫時期のことです。この状態になったらこのすれ()で花びらを取ります。すれ不というのは花の蜜と花びらを分けるために使う道具のことです」

天 厳瀬優はすれ不で花びらだけを引っかけて取って見せた

天 厳瀬優「では、みなさんに一つずつすれ不をお配りしたのでじっさいに蜜の花の蜜を収穫してみましょう、絶対に妖精の花の蜜は収穫しないように」

鈴 こみね「うわ、すごい」鏡桜 容姉「これ、ママが使ってるの見たことある」黒川 慰女「へぇ、こんなのがあるんだ取っ手があって持ちやすいね」鈴 こみね「うん、持ちやすい。それにね見て見てちゃんと花びらだけ取れた」黒川 慰女「本当だ、簡単!!」鏡桜 容姉の心の声(これって、こんなに便利だったんだ)

鏡桜 容姉たち生徒は、すれ不を使い花びらをとった。

天 厳瀬優「そうです、みなさんうまいですね。すれ不で取った花びらはどうするかというと・・・」

つづく

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