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察知の花~第27話「ようこそ」~

前回のあらすじ

鑑桜 容姉達は山曳(だんじり) 雛音(ひなね)が迷子の男の子を助ける様子を見た後お店が立ち並ぶ場所のいのケーキ屋さんに入り、その後鏡桜 容姉が一番楽しみにしていた大きい階段を登るのであった・・・

いよいよ鏡桜(かがみざくら) 容姉(ゆるあね)が楽しみにしていた大きな階段を上がると目の前に大きな絵が飾られていた。道は右と左に分かれている。

鏡桜 容姉「うわー、すごーい、大きい絵」その大きな絵には花畑が描かれており、背景はまるで実在するかのようであった。

鏡桜(かがみざくら) 英瀬(えいせ)「容姉はどっちに進みたい?」鏡桜 容姉「うーんと、左に行きたい」鏡桜 英瀬「パパもそれでいいかしら」鏡桜(かがみざくら) 容姿(ようし)「そうだね、それじゃ左に行こうか」鏡桜 容姉「やったー」

鏡桜 容姉達が左に曲がりしばらく奥に進むと

鏡桜 容姉「うわー、すごーいライオンさんの形したお水だー」鏡桜 容姿「これは水の彫刻(ちょうこく)だな、それにしてもよくこんな立体的に作ったもんだな」鏡桜 英瀬「科学の力なんじゃないかしら、それにしても本当に()とで知恵(ちえ)をふると(さむ)いわー」鏡桜 容姿「本当知恵をふると寒い」鏡桜 容姉うわー、透明みたいに綺麗―」鏡桜 容姿「えーと何々光の水ライオンこの立体的な形をしたライオンは暗くなると光ります。そのため、このエリアの新井運動(あらいうんどう)にはライトを置いていませんだって」鏡桜 英瀬「それじゃ、また夜に来ましょうか」鏡桜 容姿「そうだな」鏡桜 容姉「あらいうんどう?(棒)」鏡桜 容姿「まぁ、乱舞類で習うさ」鏡桜 容姉「なんで教えてくれないの?」鏡桜 英瀬「容姉が、まだ学ぶときじゃないからよ」鏡桜 容姉「パパ、ママのいじわる」鏡桜 英瀬「ごめんね、でも容姉の好きそうなプールも西城(さいじょう)にあるわよ」鏡桜 容姉「私プール好きじゃないー」

鏡桜 容姉が周りを見渡すと、ろ階に分たってレストランが立ち並んでいた。

鏡桜 容姉「うわー、すごーい、レストランみたいなのがいっぱいある」鏡桜 英瀬「あれ、全部レストランなんだって」鏡桜 容姉「本当!?すごーい、ねぇねぇ、ママ私こっちに行ってみたい」鏡桜 容姉は奥に進んでからそういった。

鏡桜 英瀬「あら、なんだかこっち側綺麗ね、パパも来て」鏡桜 容姿「おぉ、これはパパ知ってるぞまた夜に絶対来るぞ容姉達絶対驚くぞー」鏡桜 容姉「どういうこと?」奥に進む細長い道の手前に赤い線が引かれていた。

鏡桜 英瀬「あら?こんなところにテープみたいのが、これ必要あるのかしら?」鏡桜 英瀬「ママそれは夜になったらわかるよ」鏡桜 英瀬「変なパパだねー、容姉」鏡桜 容姉「うん、今日のパパなんか変」鏡桜 容姿「今日のパパ全然変じゃないぞー」鏡桜 英瀬「はいはい、わかったからいくわよー」鏡桜 容姿の心の声(こっちにくるときにも赤い線があったあれはもしかしたら・・・うふふこれに僕がかかわったって知ったらろ鯛驚くだろうなー)こうして鏡桜 容姉達は赤線が手前に引いてある細い道を通り奥へと進んだ。

鏡桜 容姉「うわー、階段がくるくるしてるー」鏡桜 英瀬「それは(すい)らる()()()っていうのよ。水らる捨て空け巣の板のところにのると自動で上の階に連れてってくれるわよ。人間界で似たものを螺旋階段っていうらしいわ」鏡桜 容姉「すいらるふけあいす?」鏡桜 英瀬「水らる捨て空け巣」鏡桜 容姉「すいらるほえあいむ?」鏡桜 英瀬「す い ら る す て あ け す」鏡桜 容姉「あいらちこめあち」鏡桜 英瀬「水らる捨て空け巣よ」鏡桜 容姉「わかんないからいいや、あ、あのお店入ってみたい」鏡桜 容姿「あぁ、あれは飛び出す絵本屋さんだよ」鏡桜 容姉「飛び出す絵本屋さん?」鏡桜 容姿「中に入ったほうが分かりやすいとおもうなー、入る?」鏡桜 容姉「うん」

鏡桜 容姉達は飛び出す絵本屋さんの中に入った。

鏡桜 容姉「うわー、すごーい絵が立った」鏡桜 容姉が飛び出す絵本を開くと切り絵のようにくり抜かれた紙が本を支えとして絵が飛び出した。

鏡桜 容姿「飛び出す絵本は全部のページがこうなってるんだよ」鏡桜 容姉「そうなんだー、なんか楽しい」鏡桜 容姿「飛び出す絵本は全部文字が空間に浮かぶようになってるんだ」鏡桜 容姉「パパ、物知り」鏡桜 容姿「パパは文字を空間に浮かばせるようにするのと、空間に浮かばなくなった文字をもう一度浮かばせるようにするのが仕事だからね」鏡桜 容姉「パパの仕事っていろんなところに関わってるんだね」鏡桜 容姿「そうだぞー」鏡桜 英瀬「パパ、それ容姉があとい年上がってからする話よ」鏡桜 容姿「いいじゃないかー、早めに将来のこと考えるほうが」鏡桜 英瀬「早すぎよ、まだ言葉そんなに覚えてない年よ」鏡桜 容姿「あ、そっか」鏡桜 英瀬「容姉今の話わかった?」鏡桜 容姉「少しだけ」鏡桜 容姿「確かに早かったか、あはは」鏡桜 英瀬「笑い事じゃないよ、パパしっかりそこ考えていってほしい」鏡桜 容姿「ごめんなさい、気を付けます。僕はママのそういう風に思ったことをちゃんと言ってくれるとこと僕のことをみて、僕が言って星名久井ことは言わないでいてくれるところを好きになったんだ」鏡桜 英瀬「Honey・・・」鏡桜 容姉「Honey?」鏡桜 英瀬「あ、い、今のは何でもない」鏡桜 容姿「そうそう、何でもない」鏡桜 容姉「こんど、みんなにHoneyが何か聞くからいいもん」鏡桜 英瀬「教えるから、それだけはやめて」鏡桜 容姉「うん、わかったHoneyの意味教えてくれたら言わない」鏡桜 英瀬「Honeyっていうのは好きな人に言う言葉よ」鏡桜 容姉「じゃぁ、私にとってママとパパがHoneyだ」鏡桜 英瀬「あら、うれしいわ」鏡桜 容姿「そういう使い方があったか」鏡桜 英瀬「パパ・・・」鏡桜 容姿「お、おっほん、まぁ上の階にいってみようよ」鏡桜 英瀬「パパ、あど弁地(べんち)が隠せてないわよ。他にもこの階にたくさんお店あるじゃない」鏡桜 容姿「あ、そうだった」鏡桜 容姉「どんなお店があるの?」鏡桜 英瀬「わからない、だから一緒にいろんなお店入りましょ」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 容姉達は窓越しに頭が縦長の楕円形(だえんけい)で、体はまん丸、足の部分が2つの縦長の楕円形にデフォルメされた白鳥(はくちょう)のぬいぐるみが見えるお店に入った。

鏡桜 容姉「うわー、可愛いママ、これなんていうの?」鏡桜 英瀬「それは、白鳥のぬいぐるみよ」鏡桜 容姉「ぬいぐるみ」ぬいぐるみ屋さんの店員「あら、いらっしゃい、ぬいぐるみっていうのはね、そうね、ここのお店に置いてあるようなふわふわしたお人形さんみたいなのだよ」鏡桜 容姉「これ全部ぬいぐるみ!?」ぬいぐるみ屋さんの店員「えぇ、そうよ」鏡桜 容姉「可愛い」鏡桜 容姉の目にはリスのぬいぐるみや、ウサギのぬいぐるみが映っていた。

鏡桜 容姉「これは何のぬいぐるみ?」ぬいぐるみ屋さんの店員「それはヤマネンっていうの、ヤマネっていうネズミのぬいぐるみよ」鏡桜 容姉「そうなんだ、可愛いー」鏡桜 英瀬「本当だー、他にも可愛いぬいぐるみがたくさん置いてある」鏡桜 容姿「これは、スワンジじゃないか、僕スワンジ大好きなんだよー」鏡桜 英瀬「わかるわー、愛英の妖精はみんな好きよね」鏡桜 容姉「スワンジ―ってそんなにすごいの?」鏡桜 英瀬「えぇ、だってスワンジ―は、国のマスコットなのよ」鏡桜 容姉「ますこっと?」鏡桜 英瀬「なんていえばいいのかしら、パパ説明できる?」鏡桜 容姿「なんか、その国を代表するものって感じかな」ぬいぐるみ屋さんの店員「そうですね、それに、妖精や人に幸運をもたらすと考えられている動物や、お人形さんのことですよ、人間界のイギリスというところでは、くまさんのぬいぐるみが、マスコットとして知られているのよ、そのくまさんのぬいぐるみは、兵隊さんの格好をしたのもあるんだって」鏡桜 容姉「へぇー、そのイギリスってとこいってみたいなー」ぬいぐるみ屋さん「それは大人の事情でいけないのよ」鏡桜 容姉「大人の事情って何?」ぬいぐるみ屋さん「大人の事情は大人の事情よ、ここでたくさん癒されて行ってねー、(ばい)と自分のお家でも癒されるわよー」鏡桜 容姉「ママ―このスワンジほしいー」ぬいぐるみ屋さん「お、いいのに目を付けましたね、今ならそのスワンジ本当は15スイーツのところ、10スイーツよ」鏡桜 英瀬「そうねー、パパどうしようかしら」鏡桜 容姿「スワンジ今まで家になくて悲しいかったし、容姉も少し成長したから、倍」鏡桜 英瀬「わかったわ」ぬいぐるみ屋さんの店員「はい、ありがとうねー」ぬいぐるみ屋さんの店員の心の声(やったー、売れた本当はいつも10スイーツだけどね)

鏡桜 容姉「やったー、スワンジ可愛い、ママありがとう」鏡桜 英瀬「うふふ、パパが良いよっていってくれたからお礼はパパにね」鏡桜 容姉「パパ、ありがとう」鏡桜 容姿「どういたしまして、あそこ、パブがあるんだよママ、行きたいな―僕」鏡桜 英瀬「子供歓迎って書いてるわね、行きましょうか」立ち看板には、パブ ようこそ、子供連れ歓迎と書かれていた。

ようこその店員「いらっしゃい、いろいろメニュー置いてあるよ、踊らあはカウンターに来てその場で(はい)」鏡桜 英瀬「わかりました」鏡桜 容姉は鏡桜 英瀬に連れられて、パブのキッズルームにやって来た。

鑑桜 英瀬「容姉はここで遊んでて、メニューどれがいい?」鏡桜 容姉がメニューに目を通すと実際には触れない食べ物がずらりと並び、その下にメニューの文字が書かれていた。

鑑桜 容姉「うわぁ、美味しそうなのいっぱいあるー、どれにしようかなー何言(いずこと)にするー。私これ大好きー」鏡桜 英瀬「わかったわー、頼んでくるわね」鏡桜 容姉「うわー、しゃぼん(だま)だー」鏡桜 容姉は、しゃぼん玉を追いかけて、しゃぼん玉を手のひらの上に乗せた。数秒するとしゃぼん玉は消えてしまった。

鑑桜 容姉「しゃぼん玉消えちゃった、?あれなんだろう?」鏡桜 容姉の目の先には水の先が落ちず扇状(おうぎじょう)に天井に向かっている不思議な光景をみた。その水は鏡桜 容姉の触れるところまで()びていた。鏡桜 容姉「うわー、すごーい、このお水触れるー」鏡桜 英瀬「容姉お待たせ―、何言だよー」鏡桜 容姉「やったー」鏡桜 容姉は何言を食べ終えた。

つづく

あとがき

私の活動報告を見てくださってる方はもうご存知だとは思いますが、これからちょくちょく裏情報や、設定をあとがきにて小出しにしていきます。というわけで記念すべき第1回めは、手元の設定ノートから1つ馬民家(ばみんか)という食べ物はバーミンガムから連想を得て生まれた名前なのです。私の小説を1話から読んでくれてる方なら、あれそうなのか、となるはずです。意外と最近出てきてるんですけね馬民家、というわけでこれがちょっとした裏情報でした。

容姉たちはやく水らる捨て空け巣を登ってくれ。

創種 夕沙

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