察知の花~第12話「鍵の妖精」~
前回のあらすじ
鏡桜 容姉は、風呂渡で鏡桜 英瀬と遊び、鏡桜 英瀬に寝かしつけられた。その夜鏡桜 英瀬と鏡桜容姿は少しのあいだいちゃいちゃする。次の日学校に行った容姉はクラス分けをされ蓬クラスに移る。同じ蓬クラスになった丸山 閉錠とともにお昼に食堂で、鏡桜 容姉の親友、黒川 慰女と出会うのだが・・・
黒川 慰女「初めまして、私は黒川 慰女と言います。容姉の友達です」丸山 閉錠「私もろ鯛と友達になりたいです」黒川 慰女「どうする?、私は容姉がいいなら大歓迎なんだけどさ」鏡桜 容姉「慰女がいいなら、閉錠ちゃんこれからよろしくね」丸山 閉錠「はい、よろしくお願いします」黒川 慰女「それじゃ、これから私たちは鯛は友達!!よろしくねって閉錠ちゃんの名前いうの容姉に先越されちゃった。閉錠ちゃん、容姉と一緒にいること多いと思うから、容姉のことよろしくね」鏡桜 容姉「あー、そっかー、慰女と一緒に入れないこと多いんだ」黒川 慰女「ママたちが友達になってくれたら、遊べそうだね」丸山 閉錠「このは鯛で一緒にお泊りできたらいいね」鏡桜 容姉「絶対このは鯛でお泊りしよう」黒川 慰女「私もそう思う、ところでさ蓬クラスになってみてどうだった?」鏡桜 容姉「最初の授業はつまらなかったけど、国語好きだし、国語の授業多いから楽しいかな、閉錠ちゃんっていう新しい友達も出来たから、うれしい」丸山 閉錠「容姉ちゃんの誕生日っていつ?」黒川 慰女「わたしも聞きたーい」鏡桜 容姉「私はね、さんざん みろり ぬわにぬ ち年蒼玉ぬわ日だよ」
ぬわにぬは90のことである。
丸山 閉錠「生まれた年はみんなおなじだからいらないよ、私の誕生日はね瞳雪り日だよ、慰女ちゃんは?」黒川 慰女「私は、桜霞ほ日だよ」
鏡桜 容姉達は、食堂の席に腰かけ、鏡桜 容姉、黒川 慰女、丸山 閉錠のは鯛で食事をした。
丸山 閉錠「まって、なんか、静かすぎない?私いろいろ話せると思ったのに、ごはんの時ってなにも話さずに食べるものなの?」鏡桜 容姉、黒川 慰女「うん」丸山 閉錠「なんか、ごめんね、私だけうるさいかも、お話しなくてもいいから、私のお話聞いてくれるだけでいいからさ」鏡桜 容姉「ごちそうさまー」丸山 閉錠「マイペースだし、食べるの早いし」鏡桜 容姉「もう少しでお昼休み終わっちゃうから、食べたほうがいいよ」丸山 閉錠「やばっ全然察知がない」
こうして、丸山 閉錠は全力で食事を終えた。
丸山 閉錠「この後授業あるから、帰るときにあおう」黒川 慰女「もちろんよ、私も授業あるからまたね」鏡桜 容姉「またね」
鏡桜 容姉達は、急いで音楽室にやって来た。
音好 多師「今日はシューシアの演奏をしてもらいます。シューシアの演奏の仕方は、真ん中にある、この線、これを弦という、この弦を指ではじくことできれいな音が鳴る。ここがド、ここがレ、ここがミ、ここがファ、ここがソ、ここがラ、ここがシだ、そしてここが高いド、ここが高いレだ、この感じで高い音になっていく」
シューシアは我々の世界で言うウクレレと同じくらいのサイズである。
鏡桜 容姉たちはしばらくシューシアを使って、演奏した。
音好 多師「今日はここまで、蓬クラスの、次の授業は国語です。国語の教室にいってください」
丸山 閉錠「音楽の授業楽しかったね」鏡桜 容姉「うん、シューシアの音めちゃくちゃきれいで、ついつい、たくさん演奏しちゃった」丸山 閉錠「音楽の授業察知過ぎるの早かったね」鏡桜 容姉「本当にあっという間、あ、国語の教室に着いたよ」鏡桜 容姉「この授業終わったら、慰女ちゃんに会える♪」黒川 慰女「本当だ!がんばろう」
国語の授業の時間
花魁草 萩瀬「今日はさらなる運という言葉について学んでもらいます。さらなる運とは、悪い状態になった物事が、もとの良い状態に戻ることです」
我々人間の世界ではさらなる運はラッキーのことである。
花魁草 萩瀬「使う場面としては何か物をもらえると思っていなくて、自分の大好物をもらえたときなどにさらなる運という感じで使います。さらなる運の言葉の例文を作るのは難しいので、今日の授業はここで終わります。パパやママが来るまで乱舞類で待っていてください」
鏡桜 容姉「やったー、今日はたくさん は鯛でお話しできるね閉錠ちゃん」丸山 閉錠「うん、まずは、慰女ちゃんとこにいこ」鏡桜 容姉「そうしよう」
鏡桜 容姉は黒川 慰女のいる牡丹クラスに向かった。
鏡桜 容姉「まだ授業中みたいだね」丸山 閉錠「本当だ、ちょっと近くで待ってようか?」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 容姉「閉錠ちゃんは い年のとき、友達いなかったの?」丸山 閉錠「うん、私い年のときは楓クラスだったんだけどね、めちゃくちゃ人見知りで、誰とも話せなかったの、だからクラス替えがあったら、自分から話しかけてみようと思って・・」黒川 慰女「何々?何の話?私もまぜてよ」鏡桜 容姉「慰女ちゃん!あのね、今閉錠の い年のときのお話してたんだ、人見知りだったんだって」黒川 慰女「うっそーそうは見えないよ、ねぇ教室でさジルーノーダーキングしない?このは鯛で」鏡桜 容姉「いいね、やろうー」丸山 閉錠「絶対楽しいじゃん」
鏡桜 容姉達は牡丹クラスの教室にやって来た。
黒川 慰女「ようこそー、牡丹クラスの教室へ」黒川 海虹霧「慰女ーむかえにきたわよー、あら?その子は新しいお友達?」黒川 慰女「うん、閉錠ちゃんっていうの」黒川 海虹霧「初めまして、私は慰女のママです☆」丸山 閉錠「初めまして、閉錠、です」黒川 慰女「ママなんか今日変だよ」黒川 海虹霧「あら?そうかしら、そんなことより帰るから、ろ鯛にバイバイして」黒川 慰女「いやだー、まだ遊びたいー」黒川 海虹霧「だーめ、乱舞類にいるときはよろしくね閉錠ちゃん、容姉ちゃん」鏡桜 容姉「あの、せめて私たちのママが迎えに来るまで待ってもらえませんか?」黒川 海虹霧「ごめんねー、それが今日は慰女のなんとうか、的なの」鏡桜 容姉「的?」黒川 海虹霧「あ、そっかえっと、病院で何か悪いとこがないか見てもらうのよ」黒川 慰女「よけいに嫌だ―」黒川 海虹霧「文句言わないの」
黒川 慰女は、無理やり黒川海虹霧に連れていかれた。
鏡桜 容姉「お話してもだめだった・・・」丸山 閉錠「やっと慰女ちゃんと は鯛で遊べると思ったのにね、この後どうする?」鏡桜 容姉「うーーん、蓬クラスに戻ろう」丸山 閉錠「あ、」鏡桜 容姉「どうしたの?」丸山 閉錠「私のママむかえにきたみたい」丸山 雫「閉錠ーむっかえにきったよー♪?あらあら♪閉錠お友達出来たの?」丸山 閉錠「うん、紹介するね、友達の容姉ちゃん」丸山 雫「どっうもー♪閉錠のママです♪」鏡桜 容姉「初めまして、容姉です」
鏡桜 容姉は、黒川 慰女に手招きし、小声でろ鯛だけで話した。
鏡桜 容姉の小声 (ねぇ閉錠のママ面白い人だね)丸山 閉錠の小声 (ずっと一緒にいると嫌になってくるよ)
丸山 雫「ろ鯛だけで会話なんて、私も会話に入らせて♪」丸山 閉錠「だめだめ、入ってこないで、ママがテンション高いと何するか分かんないから」鏡桜 容姉「(笑)(笑)あーあかねちゃんのママ面白いよー」鏡桜 英瀬「容姉むかえにきたわよ、!隣の子は容姉のお友達かしら?」鏡桜 容姉「あ、ママそうお友達」鏡桜 英瀬「あ、これはどうも容姉の母の鏡桜 英瀬です」丸山 雫「どっうもー♪閉錠の母の雫ちゃんです☆」丸山 閉錠の心の声 (信じらんない・・・・終わった・・・変な人の子供だよ、私)鏡桜 英瀬「ど、どうも」鏡桜 英瀬の小声 (いくわよ、容姉)鏡桜 容姉「なんで!?」丸山 閉錠「す、すいません私のママが失礼を・・」丸山 雫「あら?私失礼なんかしてないわよ☆」丸山 閉錠「ママは黙ってて!」鏡桜 容姉「あれ?ママ閉錠ちゃんママのこと面白いって思わないの?」鏡桜 英瀬「今はいえない、かなー」鏡桜 容姉「えーなんでー」鏡桜 英瀬「とにかく今は言えないのよ」丸山 閉錠「あ、えーとじゃぁママもむかえにき・・・」丸山 雫「せっかくだし♪一緒に帰りましょう♪」丸山 雫「なんか、ごめんなさい、ママこういう人なんです」鏡桜 英瀬「そういうことね、一緒に帰りましょうか」丸山 雫「やった♪やっと誰かと友達になれそう」丸山 雫の小声 (ごめんなさい、ママいっつっも最初っから距離が近すぎるんです。友達いない理由わかったんじゃないでしょうか?)鏡桜 英瀬の小声 (えぇ、ごめんね閉錠ちゃん)丸山 閉錠 (全然大丈夫ですこれ以上小声で・・)丸山 雫「何よ、また私仲間はずれ?ママも入れてよひそひそ話」鏡桜 英瀬の心の声 (なるほど、閉錠ちゃんも大変ね)鏡桜 容姉「えっ?閉錠ちゃんと閉錠のママと一緒に帰れるの?」鏡桜 英瀬「そうよ」鏡桜 容姉「やったー」
鏡桜 容姉達の帰り道の道中
丸山 雫「英瀬ちゃんは、友達いるの?」鏡桜 英瀬「友達ですか?いますよ」丸山 雫「なんていう人か聞いてもいい?」鏡桜 英瀬の心の声 (あ、この人さっき無理してたんだな)鏡桜 英瀬「黒川 海虹霧っていう人です」丸山 閉錠「!黒川ってもしかして慰女ちゃんのママ?」鏡桜 容姉「そうだよーいってなかったけ?」丸山 閉錠「今初めて聞いたよ」丸山 閉錠の心の声 (私のママのこと慰女ちゃんに知られたくなくなってきた)鏡桜 英瀬「あら?慰女ちゃんのママのこといってなかったの容姉?」鏡桜 容姉「言ったと思ってたけどいってなかったみたい」丸山 雫「なんかさっきはごめんなさいね、ちょっと酔ってたみたい」丸山 閉錠「ママ嘘言わない、友達欲しすぎて無理してたんでしょ」鏡桜 英瀬「私もごめんね、閉錠ちゃん」丸山 閉錠「許します、悪いの私のママなので」鏡桜 容姉「そうういえばすっかり聞くの忘れてたけど閉錠の家って・・・」鏡桜 英瀬「嘘!?まさか丸山さんの家って・・・寝屋!?」丸山 閉錠「あらー寝屋だったなんてねー、よかったわねー閉錠これでいつでも容姉ちゃんと遊べるわね」丸山 閉錠「私は慰女ちゃんと容姉ちゃんのは鯛で遊びたいの」丸山 雫「あらあらー、物の数え方いつの間にか習ったのね、そうだ英瀬さん、あ蓋灯篭海虹霧さん、英瀬さん、私、子供たちで遊びません?」鏡桜 英瀬「いいですね、私も少し息抜きしたかったので」丸山 雫「それじゃ決まりですね♪英瀬さんまたねーほら閉錠。家に帰るから容姉ちゃんと英瀬さんにバイバイして」丸山 雫「英瀬さん、容姉ちゃんまたねー」鏡桜 英瀬、鏡桜 容姉「またねー」
こうしてろ鯛はそれぞれの家に帰った。
夕食前 鏡桜 容姉の家
鏡桜 容姿「ただいまー」鏡桜 容姉「パパおかえりー、パパ聞いて聞いて、今日ね、新しい友達できたんだー」鏡桜 容姿「そうかーそれは嬉しいことがあったなー」鏡桜 容姉「そうなの、でね、その新しい友達が、すぐ横に住んでたのー」鏡桜 容姿「それは驚きだなー」鏡桜 容姉「でねでね、その子丸山 閉錠ちゃんっていうんだ」鏡桜 容姿「丸山?」鏡桜 容姿の顔が少し強張った」鏡桜 英瀬「!容姉ちょっとあっちいってなさい」鏡桜 容姉「なんで?」鏡桜 容姉「いいから!!!」
鏡桜 英瀬は怒鳴った。
鏡桜 容姉「うえーん」鏡桜 容姉は泣きながら鏡桜 英瀬の言葉に従った。
鏡桜 英瀬「お父さんいったい丸山さんと何があったの?」鏡桜 容姿「丸山ってまさか、丸山 雫っていう名前じゃないよな」鏡桜 英瀬「そうよ」鏡桜 容姿「ならあいつに友達がいないのは距離が近すぎるからじゃない」鏡桜 英瀬「どういうこと?」鏡桜 容姿「丸山 雫はみろは年前に死んでる」鏡桜 英瀬「じゃぁ寝屋の人はいったい誰なの?」鏡桜 容姿「妖精の寿命はみろろ年なんで今も生きてるのか知らないが、丸山 雫は殺し屋だ、当然その正体を知った者は殺される。自分の正体がばれていないかと疑って冷やにも入ってくる」鏡桜 英瀬「そういえば、子供たちの冷やにも入ってたわ、意味を知ると斬るね」鏡桜 容姿「この話を知ったからと言って態度は変えるなよ、子供にもこの話は秘密だ、態度を変えたら・・・丸山 雫に殺される」鏡桜 英瀬「わかったわ、あなたの顔が強張ることなんてそうそうないもの容姉に悪いことしたわね」鏡桜 容姿「俺も容姉にあやまんないとな」
鏡桜 英瀬と鏡桜 容姿が鏡桜 容姉の部屋に入ると鏡桜 容姉はぐっすり寝ていた。
鏡桜 英瀬「泣きつかれたのかしらね」鏡桜 容姿「そっとしとこう」鏡桜 英瀬「そうね」
次の日
鏡桜 英瀬「容姉おはよう、昨日はごめんね」鏡桜 容姉「いいよ、許してあげる」鏡桜 容姿「パパもごめんな」鏡桜 容姉「いいよ、許してあげる、今日寝たら、閉錠と慰女ちゃんとは鯛で遊べるもん」鏡桜 容姿「そう、だな楽しく遊ぶんだよ」鏡桜 容姉「今日パパ変だよ?」鏡桜 容姿「いや、気にしないでくれ、パパどこも具合悪くないから」鏡桜 容姉「なら、いいや」
無を知る梅乱舞類
雛菊 理香「はい、それじゃい時間目は理科の授業です。今日は、皆さんの能力を練習する察知です。思う存分に自分自身の能力を発揮してください、自分が何の妖精かわからない人は、他の人の能力を使う練習に付き合てあげてください」
こうして蓬クラスはそれぞれの能力を練習することになった。
鏡桜 容姉「閉錠は自分が何の妖精か分かる?私はわからないんだ」丸山 閉錠「私はね、鍵の妖精なんだ、どんな能力かっていうと・・・・」
つづく
後書き
まずはじめに活動報告にてご報告させていただきましたが、察知の花の初期設定を公開しております。重ね重ねのご報告にはなりますが次週は休載させていただきます。
そちらのお詫びも兼ねまして、公開できる範囲で察知の花の初期設定を公開しております。もともと察知の花のタイトルは仮で新たなる妖精としておりました。最終回の構想が出来上がったのでタイトルを察知の花にしました。
ここからは私の雑談ですが、今日意味の分からない関西弁というネットの生地をみまして1位がいらうという言葉だったみたで、あー、昔はよく使ってたなと子供時代を思い出しました(笑)3位になんしかって書いてありまして、あー確かにわかんないよねとなりまして、関西弁のなんしかは、漫画や小説、アニメに出てくるかくかくしかじかと同じ意味なんだよなと思ってみておりました。こんな経験あると思います関西出身の人が何かを説明した後に「なんしかやればええねん」それはつまり、この言葉の前に話したことをやれというわけです。小説風に言葉を直すとこうなります。「かくかくしかじかやればええねん」とね、便利で分かりやすい言葉でしょ?
さて察知の花について話しますと伏線を張るつもりはなかったんですが、成り行き上伏線になりました。私自身これに気づいたときは自分自身が書いてて怖かったです。
またまた報告し忘れてました、メインタイトルを察知の花とシンプルにしました。まさかメインにサブタイトルが入ってるとは思いませんでした。テヘペロ
最後に、察知の花を第1話から読んで下っている方本当にありがとうございますm(ー_ー)m
察知の花を書き続ける大きなモチベになってます!!見てくださる方がいなければここまで書けない
あ、もう一個雑談させてください。モノリ〇〇フトさんの作るシナリオと勝負することにしましたので、気が抜けません!!察知の花の今後の展開をお楽しみに
創種 夕沙




