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察知の花~第10話「風呂渡(ふろと)」

前回のあらすじ

美術の授業を受けた後昼休みを迎えた鏡桜 容姉達そこで小説をすべて読み終える。

昼休みが終わり音楽の授業を受け終え次は社会の教室に向かうのだった。

琴月(ことづき) 社会(しゃかい)「それでは今日は前回言っていた、業間内紛についてお話します。ε歴みろは りわ ほ年業間は世が死に政権が業間王一(ごうま おうかず)業間ごうま) 王二おうじ)に政権が渡ろうとしたとき業間 王一と業間 王二の間で喧嘩になりました。これが広がり業間王一の目指す業間家のための政治を望む王一派と、業間 王二の目指す国民のための政治を望む王二派に分かれ、王一派と王二派の間で約ほ年に及ぶ戦いになりました。これを業間内紛といいます。

業間内紛に勝利したのは、王二派でした。その結果業間王二が業間に世として、政権をふる)いました。ε歴みろへ年業間 王二が死にその跡を業間ほ世こと業間 神平しんぺい)が産まれ、約みろろ年平和な国にし続けました。ε歴みろち年業間 神平が死に、業間へ世こと業間 悪変(あくへん)が約みろ年平和な統治をしました。

ここまでの時代を業間意志と言います。

ε歴みろり年業間家から跡継ぎが産まれなくなり、業間治世がとだえたことで、業間家を守ろうとする派と新王権を望む派の間で意見が各地で分かれ、愛英各地で戦いが起きました。その結果愛英は戦乱の時代へと入ります。この時代をさんざん年対立といいます、今日はここまで、次回はさんざん年対立について細かくお話します。保護者の方が迎えに来るまで乱舞類の外にはでないでください」

帰り道の 途中

鏡桜かがみざくら) 英瀬えいせ)「容姉今日お家でママと一緒に遊ぼうか」鏡桜(かがみざくら) 容姉(ゆるあね)「うん、何して遊ぶの?」鏡桜 英瀬「それは家についてからのお楽しみ、今日乱舞類どうだった?」鏡桜 容姉「今日ね友達とお昼休みに小説読んだんだけどね、全然意味わかんなかったの」鏡桜 英瀬「そう、言葉は国語で習うから、だいぶ先に習う言葉がたくさん出てきたのね、そのうちわかるようになるわよ」

鏡桜 容姉の家 庭

鏡桜 英瀬「見てて」

鏡桜 英瀬は庭の芝を(あやつ)り芝を長くしたり、短くしたりしながら芝と芝をらせん状に(から)ませたりほどいたりしてみせた。その(あと)クリスマスツリーを芝で作った。芝で作ったクリスマスツリーの足元は庭の芝と繋がっていた。

鏡桜 容姉「わぁーすごーい、どうやってやるの?」鏡桜 英瀬「これはね、芝の妖精にしかできないことなんだよ」鏡桜 容姉「それじゃぁさ、芝で紅浮遊(こうふゆ)作って」鏡桜 英瀬「さすがに、それは作れないかなー」鏡桜 容姉「どうして?」鏡桜 英瀬「芝は浮かせないの、なんでもそうだけど浮かすには浮遊の妖精の力が必要なの。紅浮遊の景色も浮遊の妖精がいるから紅茶が浮いてて幻想的なのよ」鏡桜 容姉「なんだー、つまんない」鏡桜 英瀬「そうね、それじゃ、こんなのはどう?」

鏡桜 英瀬は芝を操り、ランタンを作った。

鏡桜 容姉「わぁー、すごいすごーい」鏡桜 英瀬「気に入った?」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 英瀬「そろそろご飯にしよっか」鏡桜 容姉「食べるー」鏡桜 容姉「少し一人で遊んで待ってて」鏡桜 容姉「うん、わかった何しようかなー」鏡桜 容姉は絵から絵の中のものを水として取り出し、粘土のようにして水として取り出した絵の中の物を作り変え、それを絵の中に戻せる思案(しあん)じぶるき()という道具を使い、()の絵を水として取り出し思案じぶるき度の上でいびつな形の黒い図を作り絵の中に戻した。

鏡桜 英瀬「容姉お待たせ、ご飯出来たわよ」鏡桜 容姉「やったー」

食卓(しょくたく)にはほのいと鯛を揚げたものの上に蜜を掛けその横にお餅を()えた、あま())じ、そして蜜の花の蜜を沸かしたものの中に、餡子(あんこ)を入れた呂水(りょすい)が並べられていた。

鏡桜 英瀬「じゃじゃーん、今日はね、あま美も味じよ」鏡桜 容姉「おいしそうー、いただきまーす」

鏡桜(かがみざくら) 容姿(ようし)「ただいまー」鏡桜 容姉「パパおかえりー」鏡桜 英瀬「おかえりー、今日はどうだった?」鏡桜 容姿「今日はそんなに仕事しなかったなー」鏡桜 英瀬「あなたのお仕事でもそんなことあるのね」鏡桜 容姿「お、容姉それは思案じぶるき度じゃないか、何を作ったんだ?」鏡桜 容姿は鏡桜 容姉の作ったいびつな黒い図を見て、こう言った。

鏡桜 容姿「それは、雲か?」鏡桜 容姉「違うよパパ」鏡桜 英瀬「そうよ、これは黒い図よね」鏡桜 容姉「そうだよ、これは黒い図だよパパ、雲じゃない」鏡桜 容姿「雲と間違ってごめんね」鏡桜 容姉「謝ってくれたから許してあげる」鏡桜 英瀬「ご飯出来てるから食べて」鏡桜 容姿「ママありがとう」

こうして鏡桜 容姉たちは家族でご飯を食べた。その後鏡桜 容姉は一人でジルーノーダーキングをして、彼女が寝る時間、鏡桜 容姉はまたも寝れないでいた。

鏡桜 容姉「ねぇねぇ、ママ全然寝れないからまた絵本読んで」鏡桜 英瀬「いいわよ昨日の続き読もうか」鏡桜 容姉「うん」鏡桜 英瀬「どこまで読んだっけ?」鏡桜 容姉「ここまでだからここから読んで」

そういって鏡桜 容姉は幼馴染のもとごえくんを呼んできました。というところを指さした。そして鏡桜 英瀬はそこから空の上の木の実という絵本を読み始める。

鏡桜 英瀬「ももの木の実さんもとごえくんはね、魔法使いの見習いなんだって、ほらもとごえくんももの木の実さんに自己紹介して。とももちゃんは言いましたあ、う、うんぼくはもとごえといいます、木の実さんは人とお話しできる魔法を魔法使いさんにかけてもらったと聞きましたが、ほ、本当ですか?とももとごえくんは自己紹介しました。もとごえくんはとても人見知りでお話しすることが得意じゃありませんでした。ももの木の実さんは言いました。そうなんだよ、よく分かったね。

そ、その、僕たくさん勉強してるので、、、

もとごえくんはお話するのが苦手なのかい?

もとごえくんはだまってしまいました。するとももちゃんがももの木の実さんとお話し始まめます。

しょうがないな、あのねももの木の実さんもとごえくんが言うには、その魔法使いさん(わる)い魔法使いさんなんだって

どういうことだい?

その魔法使いは、自分が食べたいと思う木の実に魔法で喋れるようにして、みんなから食べられないようにしてるんだって。木の実さんたちにはぬわいぬわいに時間人と喋れるようにしてあげるよっていって木の実さんたちがぬわいに時間後にしゃべれなくなったところをぺろりとたいらげるんだって。

なんだよそれ、じゃ僕だまされてたのか、どうか助けてくれないか?

あ、あの、その、ぼく、木の実さんを助けるために来たんです。

本当かい?

ほ、本当です。だ、だってももちゃんが、き、木の実さんにした話をも、ももちゃんにしたら、も、ももの、木の実さん、を助けえてあげてほしい、って言われたので。それで、、、

ここでもとごえくんはまた、だまってしまいました。ももちゃんはもとごえくんにこういいました

もとごえくん、桃の木の実さんが悪い魔法使いに食べられないようにしてよ。

ももの木の実さんももとごえくんに話しかけました。

実はぼく、不老不死の実とも呼ばれてるんだ。悪い魔法使いに食べらるわけにはいかないんだよ。

もとごえくんは頑張って、ももの木の実さんとお話します。

そ、それが、どうしたらいいのか、わからなくて、ももの木の実さんにずっと喋れる魔法をかけたほうがいいのか、悪い魔法使いに見つからない魔法をかけたら、いいのか

確かに難しかったよね、僕はね悪い魔法使いが、他の人に僕を食べさせないようにしてるなら、ずっとお話できる魔法をかけてくれたら、悪い魔法使いも僕を食べないんじゃないかなと思うんだ。

な、なるほど、じゃ、じゃぁ、ももの木の実さんに、ずっと人とお話できる魔法をかけるね。

ありがとう。

い、一応、僕の魔法の先生にももの木の実さんのこと伝えとくね。

助かるよ

こうしてもとごえくんとももちゃんがももの木の実さんと話したを時間後不老不死の木の実を求める悪い魔法使いがももの木の実さんを食べにやってきました。

くくく、ももの木の実よ、お前は何も喋れないだろう、食事の時間だ

そんなことない!!

!!なんだ!お前!なぜ喋れる?

こういい悪い魔法使いは驚きを隠せませんでした。

お、お前はいつもいつも、私の前に現れるね、お前のしわざか?

悪い魔法使いの前に、もとごえくんに魔法を教えている魔法使いが現れました。

まさか、もとごえのいってた悪い魔法使いが、君とは久しぶりだね、むうし

それはこっちのセリフだ、えいつか、いまだに不老不死を求めてたとは。

くくく、この俺が喋る木の実を食べないとでも思ったか?

その可能性を考えて、ここで見張っていたのさ。

えいつかはむうしを魔法で追い返し、もとごえくんに、そのことを話した。ももの木の実さんはこうして悪い魔法使いに食べられることはなく、不老不死の実という名前から空の上の木の実として妖精に名前が知られるようになったという」

鏡桜 英瀬が絵本を読み終わった後、鏡桜 容姉はいつの間にか眠っていた。

次の日

花魁草 萩瀬「今日は進級テストをします。進級テストが終わったら、乱舞類の玄関で、親の迎えを待ってください、明日の朝は大教室に集まってください」

牡丹クラス「えー」鏡桜 容姉「いきなり、進級テスト!?聞いてないよー」鈴 こみね「せめて、先にいってよー」

無を知る梅乱舞類では、いきなり進級テストが行われ、クラス分けのために使われる。生徒たちにはこのことを知らせないが、気づく生徒もいる。

基本的に進級テストが行われるのは、国語の教室である。

進級テストはそれぞれの教科の問題が一つになっていた。

数学

物をかぞえるとき、い以上になると何をつける?

美術

紅茶が浮かんでいる風景のことを何という?

黄金に輝く蜜柑の滝の風景のことをなんという?

社会

業間い世の名前を何という

今今は世の生を何という?

ε歴みろはぬわはろ年何が結ばれた?

音楽

ハープにとても似ている楽器を何という?

蜜の花の雫を使って演奏する楽器を何という?

という問題が紙に書かれていた。

問題を()き終わった鏡桜 容姉は鏡桜 英瀬と一緒に家へと帰るのであった。

鏡桜 容姉「ねぇねぇ、ママ聞いてよ」鏡桜 英瀬「どうしたの?落ち着いて」鏡桜 容姉「今日ねいきなり進級テストあったの」鏡桜 英瀬「あら、そうなの?なら明日はクラス替えね」鏡桜 容姉「?どういうこと?」鏡桜 英瀬「懐かしいわね、ママも梅乱舞類時代に、進級テストいきなり受けたわ、翌日の朝に、クラス替えしますって言われて、昨日の進級テストはクラスを分けるためにやったテストですよって言われて、ママ驚いちゃった」鏡桜 容姉「それも聞いてないー」鏡桜 英瀬「まぁまぁ、いいじゃない今日は授業進級テストしかなかったでしょ?」鏡桜 容姉「そっか、ママ天才」鏡桜 英瀬「進級テストの次の日はきっといいことが待ってるわよ」

鏡桜 容姉の家

鏡桜 英瀬「今度お祝いで、目途(めど)とん)にある西城(さいじょう)にいくわよ」鏡桜 容姉「やったー、旅行だー」鏡桜 英瀬「容姉、何して遊ぼうか?」鏡桜 容姉「風呂渡(ふろと)がいいー」

つづく

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