人の上に立つ者の器とは?
ロシアがウクライナに攻め込んで早一週間。
半ば泥沼化してる戦いで、双方、既に多くの犠牲がてんこ盛りの状態になって、更にはウクライナの市民の犠牲も増えつつあります。
自分の読みでは、今後はウクライナがロシアによるミサイルなんかの遠距離から猛攻で、更にウクライナの市民への犠牲が増える予想します。
何ともヒドイ話ですが、兵力差、武器差を考えると当然の成り行き。
現実は非情なものです。
最初っから、裏ボスのエス〇ークに、雑魚敵のスラ〇ムが戦いを挑むような一ミリの勝ち目のない戦いなのですから、裏ボスに灼熱炎を吐かれて、弱い仲間が一瞬でカンオケ行になるような感じで、弱い方の犠牲が増えるのは致し方ない所なのですが……。
でも、この無意味なジェノサイド的な戦いって、避けようとすれば幾らでも避けれたような気がしてなりません。
歴史に「もしも」は有りませんが、ロシアが軍をウクライナ周辺に集めて居る時点で、ウクライナの大統領が敵に土下座をして謝るなりして、犬のように尻尾を振れば、相手も攻めて来なかった可能性も高いです。
何せ、相手の狙いは、自分の国の周りに、いざという時に緩衝となる国が欲しいだけですからね。
モットも、ウクライナの大統領がそれをやったら、メンツ丸潰れで国民から「売国奴」とかと言われ、早々に退陣に追い込まれかねないのでしょうけどね。
でも、其れがナンボの物ですか?
弱小国のメンツ? そんな物は割れたガラスのような危険ゴミと一緒でしょう。
――扱いを間違えれば、自分がケガをしてしまうような。
敵に土下座して面子がつぶれても、それで戦争が避けられ、大統領の首一つで多くの自国民が救えるならコレほど安い物は無いでしょう。
イザって時に、国民の代表として頭を下げて、民を守るのがリーダーの役目ですからね。
それを愚かにも、国民総動員して徹底抗戦し、愚かにも民の犠牲を増やす時点で、国の上に立つものとしては、資質を疑わざるを得ません。
かの人は、民の犠牲が見えている大統領として居るのでは無く、映画のように、カメラの前で大統領と言う役を演じているだけのように見えてならないのですが。
侵略者に対して勇敢に抵抗したら、そりゃ見た目や耳障りは良いでしょう。
けど、戦えば失われる命は確実に出ますし、特に敗色濃厚な時には膨大な数でしょう。
でも、その中で散って行ったその大半は犬死です。
その戦いで散って行った命は英雄ともてはやされますが、二度と戻りません。
死せる英雄より、生きる臆病者。
カンオケの上に勲章が置かれても、な~んの役にも立ちませんから。
それが判り、したくない相手にでもメンツを捨てて、こびへつらって土下座し、どんな事をしても民を戦いからを避け、命を守ることが出来る事。
それが出来る度量こそ、人の上に立つ者としての最低限必要な器なのでしょうね。
――民の犠牲を無理強いするトップなぞ、下の下です。




