表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
7/30

(二)-6

 一ヶ月近く、この友人宅から学校に通っていた。しかし、友人に彼氏ができて部屋にその彼氏がやってくるようになった。そのため、なんとなく居場所をなくしてしまった。だから友人宅を出た。

 その後、上野のマクドナルドでネット掲示板に書き込みをした。見知らぬ人に泊めてもらうためだ。


 最初に泊まったのは、多賀宏という四五歳の警備員の家だった。

 多賀とは北千住の駅で待ち合わせをした。多賀は眼鏡をかけたデブだった。

 多賀は、最初の夜は優しかった。恵美里が「家出した」と言うと、特に理由も聞かずに「いつまでもいていいよ」と言ってくれた。


(続く)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ