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ものを書けば嫌われるかもしれないが、好かれる事もある。

作者: 佐々木 龍

 こんにちは、佐々木 龍です。娘の学校の進路説明会を、かったるいと思い途中で抜け出してきました。……という一文を読んで、読者は私という書き手に対して、どんな印象を抱くのか。いくつか考えてみたのです。

・娘さんがかわいそう。親として、進路説明会くらいしっかり聞いてきてほしい

・佐々木さん体調が悪かったのかしら。もしそうならば、お大事に。もしそうで無いならば、あなた大丈夫?

・だよね~、学校なんかダルいよね~、わかる~

・え、進路説明会? そんなのあるの?

・外出すること自体が奇跡

 別のパターンもあると思うんですが、あんまり書くとだるくなってくるので、ここら辺でやめるのです。


 私は基本的に、事実に基づいて何かを書く傾向があります。そして冒頭のエピソードは、実際の出来事なのです。進路説明会に参加し、資料を見ながらの説明が終わったタイミングで、いの一番に会場を出たのです。

 なぜかというと、混雑を避けるためでした。「この後、質疑応答があります」というアナウンスが聞こえてきましたが、長くなりそうだし、お腹が空いたし、まあいいかと思ったのです。


 さて、みなさんはここ小説家になろう(修羅の国)のユーザーになって、どのくらい経った猛者なのでしょうか。投稿した小説の感想欄に「つまんねえ」といった感想(ぼうげん)が書き込まれるなどの、洗礼(かわいがり)を受けた方は、どのくらいおられますか。

「そんなの一度も無いよ、みなさん良い方ばかりで私にとってここは天国そのもの、修羅の国とかあなた何言ってるんですか、幻覚でも見たんじゃないですか」と思った方は、ここから先を読んでもそんなに、楽しくないかもしれないのです。


 私が今から語りかけるのは

・私こんな事書いて嫌われやしないだろうか、と悩んでいる

・誰かを傷つけたりする文章を書くのは嫌だけど、私が書くものはなぜだかどうしても、毒を含む

・書いては消し、書いては消ししてしまう。なぜなら、私が書いたものは存在していいのかどうか分からないから

・色んな人からブロックされている。どうやら私は色んな人に嫌われているようだ

・とにかくモヤモヤしている

 このような方たちなのです。でも、上記にあげた状態に該当しない方でも、大丈夫なのです。←何が


 小説投稿サイトでの活動において、悩んでいる皆さん。気にしないで書くのです。なぜなら、物書きとはそういうものだからです。舌禍、喧嘩と無縁ではいられないのが、文士の集まりというものなのですから。


 と言うのはなぜなのかというと、ある本を読んで、なるほどなあ~、と思ったからなのです。

 題名は「文豪たちの悪口本(彩図社文芸部 編)」。表紙にある言葉だけでも、ドン引きです。ちなみにここに挙げられている悪口は、作家同士の喧嘩にて発せられたものです。

・刺す

・所詮あの人は、成金に過ぎない


 本を開いて見てみると

・やいヘゲモニー(権力者)

・だから、おれはね、お前が嫌いなんだ。聖人ぶってさ

 このあたりまではまだ、男性同士のやや乱暴な交流と言えるのかもしれない。

 しかし、本を読み進めるうちに、文壇の権威(とされる作家)と、それに対抗する勢力(いわゆる無頼派)の激しい舌戦というか筆戦が紹介されていたりと、なんとも凄まじい内容になっているのです。

 ちなみに、誰が誰に何を言ったり書いたりしたのかは、ここには紹介いたしません。万が一、子孫の方たちがこのエッセイを目にしないとも限らないので。


 現代においては、例えばネット上に名指しで「バカ」「クズ」「殺す」「死ね」などと書けばそれは、誹謗中傷、脅迫と言われてしまうのです。

 匿名の場合はどうかと問われれば、最近だと、堀ちえみさんのブログへの誹謗中傷・脅迫行為により、東京都迷惑防止条例違反の疑いで、書類送検された女性がいましたね。


 このように、何を書いてもいいとは言うものの、やはり法律の範囲内で、という事を心がける必要があると、考えられるのです。

*悪法の話に関してはここではいたしません

*物語とコメントが混同していると思われるかもしれないんですが、素人のネット小説だと、そういう事例があるので、敢えて注意書きをしました

 


 さて、個人に対する誹謗中傷や脅迫、その他年齢制限のある場での不適切な表現などに注意しつつ、思うところを、なるべく言葉を選んで、さあ投稿なのですよ。そして……


 ……感想が書かれました。

「共感しました」

「勉強になります」

「面白かったです」

「おつかれさまです」

 ……感想には書かれませんでした。

(言葉がキツイ)

(何か下品な作者だなあ)

(きっと私の事を書いているんだわ、腹立つ!)←全く接点の無い方からの呪い

(バカ丸出しのあほくさい文章)

(今日のランキング三位は……こいつかあ。目が腐るからミュートしよう)


 たぶん、何かを書けばこんな感じになると思うんですよね、私。うん。かなーりネガティブだと自分でも思うんですが。あくまで、私の感覚ですよ。


 というわけで、結論。書きたい事を書こう。そして「普通に」好かれたり、嫌われたりしましょう!

 感想というのは人の数だけあると考えていいと思うのです。なんか、今日はそんな話をしたかったのです。それでは、ここまで読んで下さった方、良い一日を! ありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] >……感想には書かれませんでした。  の内容が、首もげるほどうなずいてしまいました。ネガティブだとわかっていてもそういうこと考える~……。  好きなことしか書けませんからわたしは趣味の物書…
[一言] すごくタイムリーな話題でした。 今、書いている作品でこんなことを書いたら読んでる人に嫌われるんじゃないか、不快な思いをさせるんじゃないかって悩んでいました。 誰にも嫌われずにいたいなら、そも…
[一言] いろんな意見があっていいのよって言えることが、大人の入り口だと思うのです。 そのうえで、好きとか嫌いとか、感じることは、自由であって、大切なことだと思います。 学校や会社の説明会は、相手の…
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