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サイケデリック・ブルーバードNo.5

本日も2回目の更新です。

よろしくお願いいたします!

 高部鼻ソカシコはウンコ座りをしてからブルーバードAYAから渡されたコンパクトの鏡を覗いた。

 

 「ぐわーん、やっぱりだわ。やっぱりだ。間違いない、絶対にやっぱりだ。何度見てもやっぱりだ。ウンコって、ウンコって、僕のおでこにウンコって書いてあるう~! イヤだぁ~!! どうせなら龍とか悟りとかにして欲しかったよ~。ウンコって、ウンコって書いてあるう! ウンコって、ウンコってね、ぐすんぐすん。ウンコって、ウンコって書いてあるんだよ。クッソー」高部鼻ソカシコは地面を殴り続けていた。

 

 「マツタケボウヤに連絡しろ!」とキャプテン・ミルクは全く無視して話した。

 

 「マツタケボウヤに連絡します! マツタケボウヤに、マツタケボウヤに、必ずマツタケボウヤに連絡しますからウンコのタトゥーを消してくれよ!」と高部鼻ソカシコは言ってニヤリと笑うとキャプテン・ミルクの顔に砂を掛けた。

 

 「目が痛い」とキャプテン・ミルクは両手で顔を覆った。

 

 「死ね! キャプテン・ミルク! 大物を引っくり返して有名になってジャム将軍に認めさせてやる!」高部鼻ソカシコは懐からサバイバル本を取り出して丸めるとキャプテン・ミルクの頭を叩こうとした。

 

 「ナメんな! 偉そうなだけで下っ端の分際が!!」とブルーバードAYAは言うと手を上に上げて叫んだ。

 

 「サイケデリック・ブルーバードNo.5!!」

 

 突如、高部鼻ソカシコの右手に持ったサバイバル本は向きを変えて身動きできないでいる川谷ゲリズチョンの顔を叩きまくった。

 

パスンパスンパスンパスンパスンパスンパスンパスン

と本の乾き切った音が世にも素っ裸公園に響き渡る。

 

 「痛いって! 高部鼻ソカシコ、止めろ! 痛いって、顔が痛いってばさ!」川谷ゲリズチョンは身動きできないからまともに顔に食らいまくっていた。

 

 「僕じゃない! 叩いているのは僕じゃない!」と高部鼻ソカシコはパニックになりながら川谷ゲリズチョンの顔を叩いていた。

 

 「ハゲ! お前だよ! お前が叩いているんだよ!」川谷ゲリズチョンは涙まみれになっていた。

 

 「僕じゃないよ、僕じゃないのに僕が叩いているのは分かっている! ハゲじゃないのにハゲって言うな!」高部鼻ソカシコはパニックになりながら川谷ゲリズチョンの顔を強めに叩きまくった。

 

 「痛いって! やめてやめて!」川谷ゲリズチョンは顔を背けようと必死だが動かない。

 

 「止めたいのに止めたくない!」高部鼻ソカシコはパニックになりながらも喜悦しつつあった。

 

 「えーと、確かブルーバードAYAさんと言ったかな? 今さ、何か叫んだよねぇ? 叫んでから一変したんだよね。これさぁ、()めてくれるかな?」と高部鼻ソカシコは強烈な強さで川谷ゲリズチョンの顔を叩きまくりながら言った。

 

 「……」ブルーバードAYAは高部鼻ソカシコを無視した。

 

 「俺としたことが油断した。目が痛む」と片目を開けたキャプテン・ミルクはブルーバードAYAに頷くと、一旦、テレポートで素っ裸公園から消えた。

 

 「痛い痛い。痛いって! やめてよ! ああーん、あはーん、痛い! 痛いけどさ、少し変化あり。気持ち良くなっているのはナゼなの?」と川谷ゲリズチョンは衰弱しているのか衰弱したフリをしているのか分からないが、体を弱々しくダランとしようとしたが全く身動きできないので銅像のような、寂れた人形のような、鋼鉄のような、鋼の状態のままで叩かれまくっていた。

 

 「すまん川谷ゲリズチョン。痛いだろう?」高部鼻ソカシコは強烈な強さで川谷ゲリズチョンの顔をしばきまくっていた。

 

 「痛いよ、でも、ちょっと気持ちいいかなっ?」

 

 「川谷ゲリズチョン、一体、お前は何を言っているんだよ!!」高部鼻ソカシコはパニックになりながら川谷ゲリズチョンを激しく叩きまくり、川谷ゲリズチョンの意味不明な言葉に身悶えした。

 

 「痛い痛い。やっぱりウソ。痛いわ! 本当に止めて!!」川谷ゲリズチョンはシッチャカメッチャカになっていた。

 

 「ちょっとあんたたちー! 1人増えたみたいだけど、まだ素っ裸公園にいたの~?」白衣の天使の姿で現れた工藤・サンセット・まなみは低空飛行の空飛ぶ敷き布団に乗ってやってきた。

 

 「あっ、ひょっとして、貴女は工藤・サンセット・まなみさんですか?」ブルーバードAYAは言った。

 

 工藤・サンセット・まなみは顔色を変えて空飛ぶ敷き布団をブルーバードAYAの傍まで移動させた。

 

 「そうよ。なんで知っているの?」工藤・サンセット・まなみは戸惑いながら地上に降りた。

 

 「痛たたたたた!」川谷ゲリズチョンは工藤・サンセット・まなみに痛さを必死にアピールしたが、工藤・サンセット・まなみはブルーバードAYAの傍にいて手を握っていた。

 

 「ちょっとあんたらうるさい! 静かにしなさい! 夜間の公園で騒ぐんじゃないよ!」と工藤・サンセット・まなみは高部鼻ソカシコと川谷ゲリズチョンに厳重注意をした。

 




   ☆続いちゃう☆

また読みに来てください。ブクマ、感想、コメントを楽しみに御待ちしています!どうもありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[一言] 私が居る!!嬉しい(T^T) ありがとう!!!!
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